この夏は雨が本当に多い。
雲が厚く蒸し蒸しとしていて、カンカン照りという言葉を忘れてしまいそうだ。
キノコにはなかなかの環境・・・と言いたいところだが、ここまでに夏キノコはじゅうぶんキノコを生やしてしまった後なので、期待するほどは出ない。
この気候はヤマビルにとってベストコンディション。山へ行けばたとえキノコが無くともヒルに噛みつかれるのは確実なのだが、それでもちょっと出かけてしまう。
暑さに強いソライロタケに期待していたが空振り。そのかわりに、ちょっと珍しいキノコに出会えた。
トビイロホウキタケ。名前からはわかりづらいけど、ホウキの先端が青みを帯びるのが特徴だ。写真ではわかりづらいけど、肉眼で見ると空色に見える。幼菌だともっとはっきり青みを帯びるので、写真でもよくわかるほどだ。
1か所に6株もかたまって生えていた。三重ではホウキタケの仲間はなかなか出会えないのでちょっと嬉しい。期待できなくとも出かけてみるものだ。