今日はネット上で知り合った
『自然観察者の日常』のOhrwurmさんのお誘いを受けて、いっしょにキノコ観察にでかけることになった。
ここのとこ雨も降らず、天候もさえない曇り空であったが、私の知らないフィールドを案内してくださるとのこともあり、わくわくした気持ちで出かけた。
津市の家までお迎えにあがり、Ohrwurmさんと息子さんを乗せて、そのまま目的地へ。到着したのは、比較的手入れのなされた里山的な林であった。
三人して遊歩道を歩く。やはり林床は乾いていたが、それでもポツポツときのこは生えていた。Ohrwurmさんの専門は昆虫。キノコのことを教えてほしい、とのことだったが、果たして私程度で務まるのかどうか…
この日そこそこの数が見られたムラサキシメジ。晩秋、そういう季節だなー、というのを知らせてくれるキノコ。フウセンタケとまぎらわしいことがあるが、ボリュームがあって味が微妙、というところは共通点が。今日生えてたのは食うにはちょっと古すぎた。
フウセンタケっぽい、というより不明な幼菌。
キツネタケか?自信なし。この程度で人様にキノコのことを教えるなんざ、おそれ多いことでございます、ハイ。
竹林ではスッポンタケとおぼしきキノコの卵が無数に見られた。今回Ohrwurmさんがここを案内してくださったのも、たくさんスッポンタケが見られるから、とのことだったが、生まれてるのは一本だけだったので、ちと残念だった。いつ伸びるんかな……
あちこちの地面にドでかい穴がボコボコと口を開けているので何だこれはと思っていると、ほどなくして犯人を発見。山芋掘りのおじさんたちであった。掘ったあとは埋めてほしい、というのが個人的な希望だけど、穴の周りは湿気が多いらしく、キノコにはむしろ好ましいご様子。写真のはやっぱり不明キノコ。まち針?チュッパチャプス?ちょっとカワイイ。
変色しまくって真っ黒になっちまったアカヤマタケ。クロヤマタケ?とは言わんわな。最終的に20種類以上のキノコが見られたのは、良い方に予想外。環境はかなり良さそうなので、梅雨時にまた来ようかと思う。
おそろしくゆったりした私のペースに巻き込んでしまったせいか、のろのろとした散策(Ohrwurmさん談)を終えた後、お弁当を食べる。歩行ペースの差はもしかしたら虫屋さんとキノコ屋さんの大きな違いかもしれない。このへんの生物屋さんの生態も観察すると意外と面白いかも。
その後、Ohrwurmさんの家にお邪魔して、学生の頃の話や、仕事の話、石垣島での生活の話など、いろいろと聞かせてもらった。初対面であるにもかかわらず、リラックスしながら、ゆったりとした時間を過ごせたのは、Ohrwurmさんの人柄のせいかな。
Ohrwurmさん、ありがとうございました。