月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

2011-09-27 17:16:19 | 植物
空気はすっかり秋のものになった。少しものさびしい感じがするのはこの季節ならではのものかもしれない。

うーん、キノコはないっぽいね。世間的にはキノコ=秋ってことになってるんだけど、個人的にはキノコ=夏なので、ないならないでガマン致します。ハイ。

ニラの花、うまく撮れなかったので夕焼けでごまかしちゃえ、エイってなもんで。このパターン、空さえ綺麗なら他のものでもOKなので便利だったりする。

うすきもみうらもどき

2011-09-24 23:52:00 | キノコ
ウスキモミウラモドキ。なんだかよくわからない名前である。そもそもモミウラタケというキノコがよくわからないのに、モミウラモドキなどと言われてもますますわからない。ていうかそもそも薄黄色なのか?これって。

パッと見はイタチタケに似た、ちょっと頼りない感じ。とんがり帽子とねじれた柄で判別する。竹林なんかでよく見る。

いぼてんぐたけ

2011-09-23 21:00:02 | キノコ
イボテングタケ……だと思うんだけど。

サイズ的にイボテンにしちゃおとなしい感じなのと、ツボもちょっとイボテンらしさに欠くのと。つばの位置が妙に下なのも微妙に気になる。まあいいや。



このイボのつき方、タダテン(ただのテングタケ)とはやっぱり違う。


うらぐろにがいぐち

2011-09-22 20:45:00 | キノコ
「裏」「黒」「苦」と、ネガティブイメージ三重苦を背負わされてしまったかわいそうなイグチ。

若いうちはコロンとした姿でなかなかかわいらしいのだが、いかんせん「ウラグロ」なもので、普通に撮ると傘の裏が真っ黒に写ってしまう。硬く身がしまっており、味もわりといいのだけど、ときどき胃腸を直撃することがあるらしい。私も何度か食べたが、当たるまでいかずとも、お腹がゆるくなる傾向があるようなので、ちょっとしか食べないことにしている。

標準的なのはもう少し茶色っぽいイメージがあるが、この公園のは妙に紫っぽい。

かわりはつ

2011-09-20 21:22:57 | キノコ
カワリハツ、緑系のチビッ子。

後ピンな上に落ち葉とか松葉とかじゃまなものがいっぱい。

なんだけどこれらを取り除いてちゃんと撮るとなんだか物足りないんよね。

落ちこぼれを愛してしまうのは親近感ゆえか……

はまくさぎたまごたけ

2011-09-19 22:00:02 | キノコ
白い大型テングタケ、ハマクサギタマゴタケの一個小隊が行軍中。

よくぞまあこんなに目立つのをここまでご無事で。欲求不満な大人か、さもなくば元気なチビッ子にでも見つかれば、みんなまとめて蹴散らされてしまうのは目に見えている。こうなればせいぜい目立って、気味悪がらせて人を寄せつけない方向で頑張ってもらうしかない。



一眼にて。100ミリ相当のレンズで狙うには少々標的が大きすぎる。あちこちから狙ってみたんだけどキノコの数が多すぎて逆に構図がまとまらず。いいかな、と思うと今度は木の根っこに邪魔されたりなんかして。

撮影のあいだずっと、例のクサギの香りが鼻をくすぐっていた。クサギのにおいは嫌いだけど、このキノコのにおいは不思議とそんなに嫌いではない。そのへんが「ハマ」なのか?

夏キノコ・リターンズ

2011-09-18 20:51:29 | キノコ
金曜、土曜とそこそこまとまった雨が降ったものの、そうすぐに出てくるものじゃなし、と思っていると「意外に出ている」との報。

折しも雨降りの次の晴れの日という絶好のコンディションを逃すまいと、朝早くに出撃した。場所は「困った時の」K公園。

確かにそこそこの数が出ている。タイミングはむしろ遅すぎた感じ。降雨の前から出ていたんだろうか、たくさんの朽ちたキノコを見かけた。イグチやテングタケなど、夏のキノコが主体。幼菌も成菌もあったので、お湿りが続けば、しばらく楽しめそうな感じではあった。

写真はヘビキノコモドキ。地味菌で鳴らすヘビキノ君も、下からアングルで狙えばクール。ただ、テングタケ類はこのアングルで撮っちゃえばどれもほとんど同じなので、心境としては微妙かも。

絞りは解放から2段絞っただけ。ピントがきわどくなるけど、これなら背後の丸ボケも丸くやわらかく写ってくれる。

つきのよる

2011-09-12 22:04:37 | キノコ創作
よる

つきのよる

つきのひかりをうけて

つちよりいずるきのこの

かさははかなく

えはかぼそい

でもそのちいさきものは

そらをもちあげんとする

こえもたてず

だれぞのめにとまることもない

ただ

あきのすこやかなよかぜのみが

それをしる


よる

つきのよる

ちいさきものをしるのは

よかぜのみ

うんとこしょ!大台ケ原

2011-09-07 19:21:29 | キノコ
(当タイトルは国語辞典より無作為抽出されております)

げんこつみたいな形のおもしろいサルノコシカケ。

まだ生え始めなんだろうけど、無骨なとっつぁんが握ったおむすびに味噌をぬったような味のある姿だ。

大台ケ原シリーズは今回で終了。たまたま天気が良かったせいもあるけど、環境が存外によくて気に入った。できれば年内にもう一度くらい行きたいけど、これから仕事の方が繁忙期にはいるので、体力と相談しながら、ってことになる。やっぱ肉体労働系だと消耗が仕事に響くよおおお(泣)

六法全書!大台ケ原

2011-09-06 19:32:19 | キノコ
(当タイトルは国語辞典より無作為抽出されております)

クヌギタケみっけ。マクロ撮影するにはもってこいのキノコ。たくさんいたけど欲を捨てて新鮮なクヌギタケ5人家族にターゲットを絞る。高さ40センチ、私のヘボ三脚では固定できない位置から狙わざるをえない。絶対ブレるな。むー、反則気味だがISOを1000まで上げてシャッタースピードを短くするしかない。GXはISOを400まで上げた時点でヒドイ画質になってたのに……この辺りは新カメラに敬意を表さねばならない、さすがに3200までは使いたくないけれども。

ちなみにシャッター時間40分の1秒。けっこう頑張ったな、オレ。



GXでも撮ってみた。ズームを使って適当に撮影。こちらはカメラを倒木に押し付けて撮れたので楽勝。 あちこちに押しつけて撮るおかげでカメラはいつもひどい有り様に。


寿司飯!大台ケ原

2011-09-05 19:17:26 | キノコ
(当タイトルは国語辞典より無作為抽出されております)

カレバキツネタケ!是レマタ天下のド普通種ナリ。コケをバックにして一眼で撮ったらなんとかなる!と思って撮ったら、なんともならんかった(苦笑)

でも光がちょっとでも入れば何とかなったハズ!運がなかったダケ!(負け惜しみ)

特売!大台ケ原

2011-09-04 19:11:12 | キノコ
モエギタケ科!ってだけ考えて速攻でフリーズする私のノーミソ。よくよく考えるとキノコの同定に関してわりと自信があるのはイグチだけで、テングタケとベニタケがちょっと、他はさっぱりなのだった。

ナイスアシストなのはコケ。いたる所にコケがあるのはとてもありがたい。無条件にキノコが写真映えするから。いつも富士山のキノコ写真を見ながら「ずるい、反則だ」などと陰気にひとりごちている私だが、ここならばそのアドバンテージは自分のものだ。

もうちょい光があった方がおもしろかったけどな。



ショット上向き。壮絶に白トビしたけど、気にしない気にしない。

こういうのはコンパクトカメラならラクラク撮れる。一眼で撮ろうと思ったら大変だろうな。今の私の装備では手をプルプル震わせながら撮ることになるだろう。やっぱり一眼の最大のネックはその大きさと重量ってことになる。



直送!大台ケ原

2011-09-03 19:50:00 | キノコ
あとは普通ぽい写真ばかりだけど。

どんなキノコ不作の日でも生えてくれるイボカサ三兄弟の長兄、キイボカサタケ。大台ケ原まで行って撮るキノコでないことは百も承知だが、珍品だろうが普通種だろうがキノコはキノコ。

大台ケ原は昨日、今日あたりで雨が死ぬほど降ったようだ。降り始めてから1200ミリ?1400ミリ?降りすぎで底が抜けるとかしないんだろうか。あそこでしこたま降ってるおかげかどうか、この辺りは風ばかりで雨はあまり降らない。とりあえずこれ以上通行止めが増えないことを祈る。

この週末、富士山に特攻を仕掛けた勇敢な三重のきのこ人たちの無事も祈る。なむなむ。

逆襲!大台ケ原

2011-09-02 19:36:13 | キノコ
シロホウライタケ?にしちゃヌメヌメしてるな~、などと思いながら撮影。

もしかしたらヌメリツバタケかもしれない。ツバがちょっと見当たらないけど。

こんな貧相な生え方でも写真としてはまあまあ見れるので、まとまって生えてくれば一級の被写体になるに違いない。要マーク。