月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

きのこスライドショー ~~きのこパレード~~

2014-12-27 23:16:38 | 撮影
きのこパレード


とゆーことで、今年もあとわずか。

シーズン納めということで、今年下半期のきのこスライドショーをお贈りいたします。お手すきの時なぞにご覧になってください。

今年は念願の青いキノコに出会い、女王様にも出会い、ぬめぬめしたキノコにも出会い、そしていろいろな方にも出会うことができ、まことに充実したキノコまみれの一年でありました。来年も良い年にしたいな……!

読者の皆さま、この一年、ありがとうございました。良いお年を!

ほうきたけの仲間

2014-12-24 20:10:29 | キノコ
メリークリスマス!ということで!クリスマスっぽいキノコを!(どこが笑)

ホラ、みんなが酒飲んで赤くなって手をあげてはしゃいでるクリスマスパーティの会場にそっくり!

これ6月かそこらに竹林で見つけたヤツだったか。ところどころ黒く変色してるから、コアラホウキタケの系統だろうな。コアラ……たぶん「小粗」だと思うんだけど、でも気になる。カンガルーホウキタケとかカモノハシホウキタケとかもあるに違いない、きっと!

しもこし

2014-12-18 23:24:55 | キノコ
シモコシ。これはオンシーズン、12月14日撮影。

晩秋、海沿いのクロマツ林に生える。霜が降りるような季節に生えることから「霜越し」。この季節の海辺は風が強く寒いので、近づきたくないものだけど……良いこともある。

この寒波で三重でも山間部は雪にうずもれた。

はつたけ

2014-12-17 21:28:41 | キノコ
さっすがにこの時期は忙しい。寒波が来ると、ナベ需要増×生産量減(気温が下がると生長が遅れる)で、さらに需給がひっ迫するのだ!ちなみに、生産量減ってのは他の野菜にも波及するので、スーパーの野菜担当の人が「白菜の特売したいのにまとまった量が入荷できん!しょうがねぇ、キノコで穴埋めしとこう・・・」なんてパターンがありがちだったりする。

ハツタケ……は10月の写真だな。「初茸」というほど早い時期に生えるって感じでもない。昔は違ったのかな?地面にへばりつくように生えるので撮りづらいったらありゃしない。

つちすぎたけ

2014-12-14 21:53:57 | キノコ
ツチスギタケ、実は西日本と東日本で見た目が全然違う。どっちが本物なのか、あるいは両方本物なのか、はたまた両方本物じゃなかったりして。

西日本のは傘のササクレがほとんどなくて、あんまりスギタケっぽくない。

ちちあわたけ

2014-12-12 21:14:58 | キノコ
松の下によく出てくるヌメリイグチの仲間。傘の裏を傷つけると白い乳液が出てくることからこの名前がある。食えるっちゃ食えるんだけど、あまり消化がよろしくなく、人によっては当たるので基本的には微毒or食べないキノコ扱い。松さえあれば、けっこーどこにでも生える。

撮影が厳しいとこに生えてたので、どアップでごまかしてみた(^_^;)

鳥羽水族館

2014-12-10 21:42:47 | 撮影
鳥羽水族館へ遊びに行ってきた。ここはかつてラッコで名を馳せた水族館で、規模としても全国トップクラス。ラッコ、ジュゴン、スナメリなどスター級の海獣に、淡水熱帯深海などさまざまな魚、カエルやクラゲといった渋いところ、さらにはダイオウグソクムシやクリオネ等のゲテモノ級(失礼)まで、幅広い生物をカバー、どんな人でも楽しめる作りになっている。
まともに全部観たら丸一日使ってしまうくらいのボリュームがあるが、この日は、近年のゲテモノ礼賛の流れを受けて新設された「へんないきもの研究所」にほぼ張りつきで遊んでしまった。水槽や標本のレイアウトが工夫されていて、狭いながらも研究所っぽい怪しさが演出されてるのがいい感じ。水槽を表裏から観察できるのもグッド。

イバラカンザシ、タコノマクラ、テズルモズル、ウミケムシ……「へんないきもの」のチョイスも素敵~!!


トラフカラッパ。


ヒトデの仲間・カワテブクロ。革手袋というよりはすべり止めつきの軍手だな。


ミズダコ。でかい。


カピバラ。常にやる気がなさそう。鳴き声は意外にカワイイ。


スナメリ。


フリソデエビ


ヒメセミエビ。つぶらなおめめ。


ウミサボテン。なんだかよくわからん生き物。サンゴに近い仲間らしい。光るそうな。


りりしいヘア。

ぬめりいぐち

2014-12-09 19:42:05 | キノコ
ヌメリイグチ。マツの下に生える代表的なイグチ。

三重で「スドーシ」と呼ばれるアミタケが、かつてはキノコ採りの対象だったようだが、今はそれも昔。里山植生の遷移がすすんでマツが減り、アミタケも姿を消していった。その代わりと言ってはなんだけど、近年とてもよく見かけるのが、このヌメリイグチとチチアワタケ。両方ともよく似ていて、素人には見分けがつかない。

柄にツバがついてるほうがヌメリイグチ。ただしこのツバ、けっこうなくなっていることが多いので、まぎらわしい時は傘の裏側を見る。ヌメリイグチはチチアワタケにくらべて、スポンジ(管孔)がずっと細かいので一目瞭然。

ぬめりや歯触りがあって味は良いほう、なにより量が確保できるのでつい採ってしまうが、食べると確実にお腹がゆるくなる。体質によってはアレルギーを起こすこともあるらしく、正直なところ他人には勧められない。


かきしめじ

2014-12-07 21:09:05 | キノコ
カキシメジ。おいしそうな色と形の毒キノコで、キノコ中毒御三家の一角。ただ、中毒件数一位・二位のツキヨ・クサウラには大きく水をあけられている。においを嗅ぐと、ちょっと微妙な感じがするんよね。「う~ん、あんまり美味しそうなニオイではない」ってな感じで。

この日、嫌がらせのように大群生してた。自分の場合「食べらんなくても被写体になってくれればいいや」とは思ってるんだけど、落ち葉に保護色ですごい撮りにくいというワナ(^_^;)

しろとまやたけ

2014-12-06 18:38:56 | キノコ
シロトマヤタケ……かもしんない。

なんせ不明種の多いアセタケ類のこと、似ているというだけで種類の確定はできない。図鑑を見るかぎり、なんか違う気がするし。

よく似るシロニセトマヤタケはこれより心持ち大きめで、傘がこんなにとんがっておらず、ひだもやや密、柄の根元がふくらむ。



ちょっと柄がなめらか過ぎるなぁ。シロトマヤタケはもすこし繊維っぽい感じ。やっぱ違うよーな。

きいろにかわたけ

2014-12-04 21:30:11 | キノコ
コガネニカワタケ キイロニカワタケ。黄色いシロキクラゲと言っちゃえばそれまでだけど、黄金キクラゲと言えば超ゴージャス!

クロハナビラハナビラニカワとセットで黄色・黒・茶色のニカワ3兄弟を結成だ!



形態はシロキクラゲに激似。しかし美しいなぁ。シロキクラゲを銀耳というのなら、こちらは金耳と言っていいかもしれない。


※コガネニカワタケと混同していたので訂正しました。






はなびらにかわたけ

2014-12-03 20:04:11 | キノコ
キノコもそろそろ終わり。今出てるのはあとヒラタケやエノキタケくらい。冬じたくをしなくちゃね。

写真だけならまだいくらか残っているので、しばらくはこれらを使っていく。

ハナビラニカワタケはゴージャスなキクラゲ系のキノコ。キクラゲやアラゲキクラゲが春から夏にかけて多いのに対して、ハナビラニカワ系は秋に出るイメージ。


ならたけ

2014-12-01 20:15:16 | キノコ
傾斜はいよいよきつくなって、斜面というレベルじゃなくなってきた。雑木が生えているので、幹や枝をつかんでいけばいいものの、一度足をすべらしたら、何かにひっかかるまで止まれそうもない。足場もガレ場になっていて危ない。まちがって浮き石を足場に選ぼうものなら、石ごと滑り落ちてしまう。

何かの拍子に大きな石が「ゴッ ゴゴッ」と音を立てながら転げ落ち、はるか下の方で「ドーン」と木にぶつかるのが聞こえた。落石も気をつけないと……

T夫妻の苦戦は続いていた。特にT夫人は、恐怖に足がすくんで思うように動けない。下りは下をのぞきこむ形になるので、高い場所が苦手な人にはキツい。見るに見かねたKが救援に向かった。
T旦那とKとが、こまかに指示を出しながら、体を支えたり、手を取ったりなどしてT夫人を導く。残る3人は落石の危険を避けるために左右に散開して、歩調を合わせながら遠巻きに見守る。やべぇ、暗くなってきたよ……

薄暮の時間になった頃、斜面の下の方に平らな何かが見えた気がした。舗装道路?……違う。舗装じゃない。
……水だ。水面だ。池?川?え?それ、ひょっとしてヤバくないか?

軽く絶望しながら、確認するために自分だけ先行して降りることにした。もう15分もすれば真っ暗になっちゃう!頼むよー。

……あった!道だ!水面に見えたのは、遊歩道にできた大きな水たまりだった。助かった……


30分後。先導を受けてT夫人が遊歩道に降り、全員がそろった。やったー!

山はもう真っ暗。Mが懐中電灯持っててよかったよ……。山はなめてかかるとやっぱり怖いね~。真っ暗な林を安堵感に包まれながら歩く6人だった。


……てな感じで、うれし、楽し、恐しのナメコデイ。みなさまも山へ行く時はお気をつけあそばせ。

K、M、T夫妻、そして相棒。おつかれさま、そしてありがとう!