「伸びる」ではない、「野蒜」(蒜はネギ類を意味する古語)。
野生のネギの仲間で、田んぼのあぜ道や草地の道端などにごく普通に生えている。地中に玉ねぎのようにふくらむ「鱗茎」があり、春先に食べられることで有名。ネギの仲間らしい匂いと辛みがある。
むやみやたらに背が伸びて、みんなデタラメな方向を向くので、写真が撮りにくい。名前が「伸ビル」だとしてもいっこうにかまわん気もする。
野生のネギの仲間で、田んぼのあぜ道や草地の道端などにごく普通に生えている。地中に玉ねぎのようにふくらむ「鱗茎」があり、春先に食べられることで有名。ネギの仲間らしい匂いと辛みがある。
むやみやたらに背が伸びて、みんなデタラメな方向を向くので、写真が撮りにくい。名前が「伸ビル」だとしてもいっこうにかまわん気もする。
最近目につき始めた外来雑草、ユウゲショウ。
丈の低い雑草としては珍しい、濃いピンクの大きな花が目立つ。他の多くの外来雑草と同様、乾燥した裸地を好むようだ。
最近、同じく外来雑草のナガミヒナゲシが「危険な外来種」としてクローズアップされて話題になったみたい。
実態は「やたら目立つ」ってだけで、危険でも何でもないと思う。
「コイツはダメ!」って悪者をつくるのは簡単だけど、自然界ってそんなに単純じゃない。
丈の低い雑草としては珍しい、濃いピンクの大きな花が目立つ。他の多くの外来雑草と同様、乾燥した裸地を好むようだ。
最近、同じく外来雑草のナガミヒナゲシが「危険な外来種」としてクローズアップされて話題になったみたい。
実態は「やたら目立つ」ってだけで、危険でも何でもないと思う。
「コイツはダメ!」って悪者をつくるのは簡単だけど、自然界ってそんなに単純じゃない。
この10年で全国的(主に西日本)に勢力を広げ、赤丸急上昇中の外来植物。
ぺんぺん草も生えないような乾いた裸地にも生えてきて、初夏にもなると一面を制圧するほど茂る。ひとつひとつの花は小さいながら、じゅうたんのように広がる花畑ともなると、なかなかの見ごたえ。よく見るとキンギョソウの花に似ている。
花が目立つ新参者の外来植物としてはオオキンケイギク・ナガミヒナゲシと並んで「三羽ガラス」と呼んでもいいかも。
実際はその何倍もの「地味な外来植物」がいるんだけどね。
ぺんぺん草も生えないような乾いた裸地にも生えてきて、初夏にもなると一面を制圧するほど茂る。ひとつひとつの花は小さいながら、じゅうたんのように広がる花畑ともなると、なかなかの見ごたえ。よく見るとキンギョソウの花に似ている。
花が目立つ新参者の外来植物としてはオオキンケイギク・ナガミヒナゲシと並んで「三羽ガラス」と呼んでもいいかも。
実際はその何倍もの「地味な外来植物」がいるんだけどね。
地面をべたっと這う感じで、なんとも日陰者なヘビイチゴにそっくりだが、こちらは豪華絢爛に密集して輝いている。これなんオヘビイチゴ。
花がたくさんついて、しかもわりと背丈も伸びるので、水田のあぜ道などで大いに目立つ。オヘビイチゴの「オ」は「雄」のオ。雄々しいヘビイチゴと呼ばれるのもそのへんから来てるらしい。
ついこないだ撮ったカラスノエンドウの花を撮りなおそうと見に行ったら、もうすでにみんな豆になっていた。初夏の雑草の移り変わりは目まぐるしい。
花がたくさんついて、しかもわりと背丈も伸びるので、水田のあぜ道などで大いに目立つ。オヘビイチゴの「オ」は「雄」のオ。雄々しいヘビイチゴと呼ばれるのもそのへんから来てるらしい。
ついこないだ撮ったカラスノエンドウの花を撮りなおそうと見に行ったら、もうすでにみんな豆になっていた。初夏の雑草の移り変わりは目まぐるしい。
今年は全般的に季節が遅れている模様。アミガサタケやハルシメジなどの春キノコの発生や、タケノコやワラビなど山菜も例年より遅れてて、桜をはじめとした植物の開花も遅れてる感じ。
シャガは例年ならもう終わるころだと思うけど、まだまだ花盛り。
しぶとさは雑草なみ。ほどよい日陰で無限増殖する。
シャガは例年ならもう終わるころだと思うけど、まだまだ花盛り。
しぶとさは雑草なみ。ほどよい日陰で無限増殖する。
スズメノテッポウ。みんな似ていて、いつも十把一絡げにされてしまうイネ科雑草の中ではわりと親しみ深いほうではなかろうか。
春に、丈は低いながらもツンツンと伸びる穂に茶色い粉(葯、花粉がついている)をまとう姿を見かける。
わりと親近感を持たれているのは草笛にできるからかもしれない。ちなみに私は笛を吹くのが大の苦手で、草笛も練習したことがあるが全くうまくならなかった。悲しい(-_-)
スズメの鉄砲隊を組織したらかわいいだろうな^^
春に、丈は低いながらもツンツンと伸びる穂に茶色い粉(葯、花粉がついている)をまとう姿を見かける。
わりと親近感を持たれているのは草笛にできるからかもしれない。ちなみに私は笛を吹くのが大の苦手で、草笛も練習したことがあるが全くうまくならなかった。悲しい(-_-)
スズメの鉄砲隊を組織したらかわいいだろうな^^
なにやらもじゃもじゃとした黄緑の葉にかれんな白い花がふつふつと咲いている。
花の形からハコベの仲間だとわかるが、全体的に華奢で、葉っぱもより細くて小さい。ノミノフスマと呼ぶそうだ。小さな葉っぱを虫のノミが使う布団に見立てたらしい。ずいぶんと可愛らしい名前だ。
ハコベに比べると、水田などの湿った場所を好む。この時期は草全体がふわふわとしていて春らしい。
花の形からハコベの仲間だとわかるが、全体的に華奢で、葉っぱもより細くて小さい。ノミノフスマと呼ぶそうだ。小さな葉っぱを虫のノミが使う布団に見立てたらしい。ずいぶんと可愛らしい名前だ。
ハコベに比べると、水田などの湿った場所を好む。この時期は草全体がふわふわとしていて春らしい。
先月NHKで甲斐信枝という絵本作家のドキュメンタリーを放送していた。
甲斐さんは85歳の高齢にしてなお現役。キュートで快活なおばあさんだ。絵本作家とはいっても彼女が描き続ける絵本は変わっている。テーマは「雑草」なのだ。
何の変哲もない、道端や畑に生えている雑草。当たり前すぎて誰もが無視する存在の彼らと向き合い、つぶさに観察し、スケッチを描く。雑草と向き合っていると、そのつど新たな発見があるという。その目の輝きは純粋で、まさしく雑草を心から愛でているのだ、ということがテレビの画面越しにも伝わってきた。
私はきのこを愛する者だが、他のいろんな生き物も愛している。ことに雑草はとりわけ好きな生き物のひとつだ。他人にはなかなか理解してもらえないのだが……。甲斐さんは私なんか足元にも及ばない筋金入りの雑草愛好者。こんな先達がいることをうれしく思った。
写真はノゲシ。見ての通りタンポポに似た花を咲かせるキクの仲間だ。甲斐さんはタンポポと比べて地味でネクラなとこのあるノゲシが特別好きで、ノゲシが主役の絵本も描いたそうな。
かなりしぶというえに花期が長く、背丈も高いのでわりと目立つ。ゴツくてトゲトゲのオニノゲシもよく見る。
甲斐さんは85歳の高齢にしてなお現役。キュートで快活なおばあさんだ。絵本作家とはいっても彼女が描き続ける絵本は変わっている。テーマは「雑草」なのだ。
何の変哲もない、道端や畑に生えている雑草。当たり前すぎて誰もが無視する存在の彼らと向き合い、つぶさに観察し、スケッチを描く。雑草と向き合っていると、そのつど新たな発見があるという。その目の輝きは純粋で、まさしく雑草を心から愛でているのだ、ということがテレビの画面越しにも伝わってきた。
私はきのこを愛する者だが、他のいろんな生き物も愛している。ことに雑草はとりわけ好きな生き物のひとつだ。他人にはなかなか理解してもらえないのだが……。甲斐さんは私なんか足元にも及ばない筋金入りの雑草愛好者。こんな先達がいることをうれしく思った。
写真はノゲシ。見ての通りタンポポに似た花を咲かせるキクの仲間だ。甲斐さんはタンポポと比べて地味でネクラなとこのあるノゲシが特別好きで、ノゲシが主役の絵本も描いたそうな。
かなりしぶというえに花期が長く、背丈も高いのでわりと目立つ。ゴツくてトゲトゲのオニノゲシもよく見る。