ネタが尽きてきたので、ひさしぶりにキノコ本紹介。といっても今回はぜんぜんキノコ本じゃないけど。
沙村広明『無限の住人』。時代劇漫画なのだが、時代考証とか完全無視のめちゃくちゃなキャラクター造形と過激なアクションがウリ。第一話がいきなり教会ではじまったり、サングラスかけた奴が出てきたりと、かなりのはじけっぷりを見せ、まっとうな時代劇ファンならキレて当然なのだが、「主人公が不死身」っていう時点で、そんなことはもうどうでもよくなるのだよ。
主人公は両親の仇討ちを果たそうとする少女・凛と、彼女に用心棒として雇われた不死身のゴロツキ、万次。凛の父親が持つ道場を滅ぼした屈強な無頼剣士の集団・逸刀流に対し、たった二人で闘いを挑む。
まあストーリーはさておくとして、この万次さんというのがかなりおもしろい役回りで。
①葬式の垂れ幕のような白黒の服
②どう見ても縁起の悪い顔なのに背中には吉祥を意味する卍マーク
③百人を斬った極悪人でありながら心根は真っ直ぐで善良
④異形のゴロツキだが元は同心
⑤生死の境目の住人(殺されても死なない)
などなど、二律背反の性質をたくさん持っているのだ。それがなにかって?動物でもなければ植物でもない、生と死を媒介する、毒であり薬でもある、これら二律背反は我らがキノコの旗頭!つまり大いにキノコ的だということを暗示するのだ、ガハハハハハハ(テンションおかしい)
そもそもパンキッシュな時代劇って時点で十分キノコ的だと思うんだよね。エログロもちょっと入ってるし。
かろうじて一場面だけキノコが出てくる。逸刀流の幹部が宴会中に謀殺される場面で、動きを鈍らせるために食事に盛られていたという毒キノコ・ツキヨタケ。
調理後のツキヨタケを同定できるとは、すげーキノコ鑑定士になれるぞ!凶(まがつ)クン。
現在アフタヌーンで連載中。単行本は29巻まで刊行中。かなり読者を選ぶ漫画だが、画がうまいのは万人の認めるところ。
沙村広明『無限の住人』。時代劇漫画なのだが、時代考証とか完全無視のめちゃくちゃなキャラクター造形と過激なアクションがウリ。第一話がいきなり教会ではじまったり、サングラスかけた奴が出てきたりと、かなりのはじけっぷりを見せ、まっとうな時代劇ファンならキレて当然なのだが、「主人公が不死身」っていう時点で、そんなことはもうどうでもよくなるのだよ。
主人公は両親の仇討ちを果たそうとする少女・凛と、彼女に用心棒として雇われた不死身のゴロツキ、万次。凛の父親が持つ道場を滅ぼした屈強な無頼剣士の集団・逸刀流に対し、たった二人で闘いを挑む。
まあストーリーはさておくとして、この万次さんというのがかなりおもしろい役回りで。
①葬式の垂れ幕のような白黒の服
②どう見ても縁起の悪い顔なのに背中には吉祥を意味する卍マーク
③百人を斬った極悪人でありながら心根は真っ直ぐで善良
④異形のゴロツキだが元は同心
⑤生死の境目の住人(殺されても死なない)
などなど、二律背反の性質をたくさん持っているのだ。それがなにかって?動物でもなければ植物でもない、生と死を媒介する、毒であり薬でもある、これら二律背反は我らがキノコの旗頭!つまり大いにキノコ的だということを暗示するのだ、ガハハハハハハ(テンションおかしい)
そもそもパンキッシュな時代劇って時点で十分キノコ的だと思うんだよね。エログロもちょっと入ってるし。
かろうじて一場面だけキノコが出てくる。逸刀流の幹部が宴会中に謀殺される場面で、動きを鈍らせるために食事に盛られていたという毒キノコ・ツキヨタケ。
調理後のツキヨタケを同定できるとは、すげーキノコ鑑定士になれるぞ!凶(まがつ)クン。
現在アフタヌーンで連載中。単行本は29巻まで刊行中。かなり読者を選ぶ漫画だが、画がうまいのは万人の認めるところ。
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