とびしま街道、蒲刈町宮盛

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蒲刈町の北側に宮盛という集落があります。
蒲刈町役場のあった場所で、今も呉市役所の支所があるのですが、今は南側道路ができているため、
こちらのほうが裏側という印象があります。

ここの山の上には、桂の滝というのがあって、被爆した人に懸水された名水があります。

農道から見下ろしていても、周辺の畑の日当たりのよさを感じます。

おばあさんがおいしいジャガイモを作ってくれるという話を聞いたこともありました。



農業にしても同じことをこつこつと繰り返してやっていくのはすごいことです。

大きな木があるところは神社です。

海を見て、日当たりのいい畑で野菜を作って、その繰り返しの毎日、
これ、意外と幸せそうに感じてしまいます。



僕は農業はみかんの取り入れの時期しか手伝いませんが、
整体という仕事があるので、これをこつこつとやっています。
農業をこつこつやる人と似てるような気もします。



奈良の薬師寺の写経道場にいく廊下には、


「永遠なるものをもとめて　永遠なる努力をする人を菩薩という」


と書いてあるそうです。

何歳になっても農業を頑張ってる人も、そして整体も、永遠なるもののような気もします。

あとは努力ですね。



小椋佳　流されはしなかった



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おばあさんがくれた弁当

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「先生、おいしそうな弁当があったので買ってきましたよ」

バスや電車、電車を降りたらタクシーと乗り継いでくるおばあさんがいます。
整体のために長い時間とお金をいっぱいつかってくれますが、
途中の広島駅で弁当まで買ってきてくれます。

本当はこれだけではなくて、川通り餅まで買ってきてくれます。
「先生が太るといけないからね、小さいのにしと来ましたから」

どうやら、ふたつ並んだマツタケを食べさせたかったそうです。
帰り際に振り向いて
「先生、たぶんね。中国産だと思うよ」といって帰られました。

こうして、少しずつ少しずつ良くなっていかれます。



弁当をいただいたのでスーパーで味噌汁を買ってきました。
しじみの味噌汁です。

しじみといえば、山陰の宍道湖。
ここに一畑薬師というところがあって、そこでマラソン大会がありました。
昔、何度か参加したのですが、１０キロ走って、ゴールの手前は１０００段の階段のぼり。

ゴールした後は、しじみの汁がふるまわれた記憶があります。

そんなわけで、しじみという文字をみると一畑薬師を思い出します。

マツタケはまた、別に頭に浮かぶこともあるのですが、
おばあさんが買ってきてくれた弁当で頭はリラックスできました。



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