奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

GoTo平城京!(バーチャルトリップ)

2020年07月25日 | 色々・モシクハお勉強
GoToキャンペーンも始まった四連休ですが、
わたくしはいつも通りに働いてます。
ええ、雨が降ろうが、大雨が降ろうが、です。

そんな中でも週に二日はお休みがありますので、
それを利用して「ちょっとした旅」をしてみました。
遊びに行きたし、金は無し…じゃなくて、ゆとり無しなので、
”時間”と”空間”を越えて、ちょっと平城の都まで。
本を読むことならば、それが可能です。

今回読んだ本は『火定』
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読みたかった、澤田瞳子著『火定』読了。 天平九年に大流行した疫病をテーマにした小説です。 コロナ禍の今、だから、読みたかった本。 ちなみに『火定』とは、 ★不動明王が精神的に安定した状態になって、その身から炎を発すること ★修行者が自ら焼身死することによって入定すること。 だそうで。 目を引く真っ赤な表紙は、『地獄草子』の『雲火霧地獄の図』よろしく、燃えたぎる紅蓮の炎。 どこに行くのもためらわれる今日この頃なれば、時代と空間を移動するトリップを楽しむのもよろしいかと。 #火定 #平城京 #疫病 #天然痘 #パンデミック #パニック #藤原四兄弟 #聖武天皇 #光明子 #奈良 #奈良市 #奈良県 #羅城門 #秋篠川 #澤田瞳子

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私の感想は省きますが、気になった記述がありました。

”己のために行ったことはみな、己の命とともに消え失せる。
じゃが、他人のためになしたことは、たとえ自らが死んでも
その者とともにこの世に留まり、わしの生きた証となってくれよう。”

私には絶対できない生き方ですがね。
気にはなる。

で。
これ、平城京を襲った天然痘の蔓延を描いた話ではありますが、
わずかに房前の名前が出てくるだけで、藤原四兄弟がバタバタと倒れるシーンはありません。
聖武天皇も出てこなければ、光明子も出てきません。

読み終わってから、そーなのかーって思った(ボソっ)
まあ、いいのですがね。

天皇だの皇后だののお話が好きな方にしてみたら物足りませんし、
フツーだったらそういう「目立つ人」を前面に押し出した話になると思いますがなってません。

著者自身も
資料そのものが非常に少ないので、実際に施薬院や悲田院がどんな機能をもっていたのか、
官(役所)がどのような対策をとっていたのかなどはわかりません。私にしては珍しく、
8割方、想像で描いた作品です。”

と書いていますので、これが史実だったなんて読み方する人はいないと思いますが。
私も「小説」として読みました。

でも読んでいる最中は頭の中に、「東市」だの「施薬院」だの「小子部門」が像を結び、
「奈良時代」の「奈良の都」を味わうことができたのが何よりも収穫。
さて、次は何を読もうか>何処へ行こうか。

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