奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

三度目の正直?

2015年04月27日 | 神社検定お勉強日記
ふと、思い立って調べてみた。
今年の、神社検定の日程(ボソっ)

平成27年6月21日(日)
だそうな。
へー。

テキストも絶賛発売中らしい。
知らない間に、あたらしいテキストも発売されているしー。


神社検定 公式テキスト7
神社のいろは要語集 祭祀編
(壱級用)
2916円

神社検定 公式テキスト8
万葉集と神様
(壱級/参級用)
2160円

このテキストがねー実に、モノイリなんですよ。
テキスト代だけでも、検定料金に匹敵するくらいだし。
ツルピカの紙で重いから持ち運びに不便だし、
見開きも悪いから読みづらいし。

なんでも、公式テキストは毎年出題範囲が変わるんだとかで…。
今年の2級の範囲はメインテキストが「神社のいろは続」なのは変わらずだけど、
サブテキストは「日本の祭り」ですって?
キー!!
まあ、そのテキストは去年購入済みなので、
新たな出費はございませんが。
(※受験のためには受験料が必要ですけどね)

いい加減に無冠の帝王(?)を返上すべく、
というか、滑り止めに3級も受験しようかと思ったら、
3級の出題範囲には、公式テキスト8の万葉集と神様とある。
これはニューテキストを買えということですかね買えと。
くぅわぁ~ッ!!
守○奴!!

とりあえず、
過去問だけ買ってみるか?って感じ。
(受験しなくても、アレだけで、十分楽しめそうだ)

申し込みは5月14日(木)まで。
ひゃー、迷っているヒマ、ないじゃないかあ。

コメント (3)
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奈良から新年度開始2

2015年04月22日 | 色々・モシクハお勉強
午前中は春日大社をあれこれ堪能。
午後は法華寺へ行くことにして。
とりあえず、昼ごはんでも食べましょう。
ってことで、本日のランチは「旬彩ひより」で。

実は先日、「ぽくぽく」さんに訪問する前に、立ち寄ったんだけど、
二時過ぎにオーダーストップの時間を過ぎていたのでダメだったのだな。
よってそのリベンジ。

本日は野菜尽くしの「野菜ひより」をチョイス。


白菜の豆乳スープ


野菜づくしのお膳


御飯とお味噌汁

あとは、デザートにわらび餅がつきました。

さ、次は法華寺だ♪
近鉄でひとつだけ乗って、駅から北上。
佐保川の桜がよい感じでした。
(写真が美しくないのはご容赦ください)


大宮橋付近

ホントはこれより上流にも行きたかったけど、先を急ぐので今回はパス。
”桜のトンネル”とか見たかったなあ。


それでもここらへんもきれい


ここから南へ向かって流れます

近鉄電車と桜を取ろうとしたら、
次に来た電車はタイガースの選手が描かれた阪神電車でした☆(黄色がぼけてる)

法華寺といえば二週間ほど前にも行きましたっけ(笑)
あの時は「ひな人形」を見るための訪問でしたが、
今回は「ひな会式」の会期。
しかも、本日(4月1日)はその初日。

お茶が献じられる日は混んでいる&法要は堂内が狭いので入りきれないかもしれない
などなどの前情報があったので、どうかなあって思いましたが。
HPではあまりよく判らなかったので、とりあえず行ってみることに。


法華寺山門からも桜が見えていました

受付で拝観券を購入して、
「現在法要中だと思いますが、中は入れますか?」
と聞いたら、「入れますよ」とのこと。
本堂前についたら法要の声がもれ聞こえています。
そーと静かに戸をあけて中へ。

法要を見守っているヒトは椅子席に六名ほどいらっしゃいましたが、
初日なのに思ったよりも参詣者は少ないのだな。
私もすみっこに加えてもらって、法要を見守りました。

「ひな会式」の「ひな」は「ひなまつり」の”ひな”ではなく、
須弥壇の前に並ぶ愛らしい童子の像のことをさすようです。

この像は善財童子。
善財童子は文殊菩薩の教えのとおり、五十五人の善知識を訪ね、
その教えを請うて、最後に普賢菩薩に会い、悟りをひらいたといいます。
ここに善財童子が並ぶのは、光明皇后が善財童子を信仰していたことによるんだとか。

法会というと「滔滔と」響く坊さんの声ってのが慣れているけど、
ここは尼寺なので、尼僧のやわらかい声と、聞き取れる日本語での声明。

わたしは途中入場という無作法でしたが、
観光に忙しい方は途中退場という形で場を離れる方も。
(入退場は割と…自由かも)

残念ながら写真撮影は禁止なので、”ひな”の写真はないのですが、
こちらなどをご参照下さい。

ひな会式は、永観2年(984)に書かれた「三宝絵詩(さんぼうえことば)」という仏教書にも
記されているとのことで、ふる~い歴史があるらしい。
一説には「ひなまつり」の元ともなったのだとか。

法要中は竹の棒で区切られていて「ひな」や須弥壇には近づけませんが、
終了後はいつものように檀の近くまで近寄って拝めます。
(その時、「ひな」を数えたんだけど…向かって左が25体、
向かって右が26体…だったっけな>合計55体にならないような気がしたんだけど…)

そしてひなの前にはコロンとしたお餅が山積み(^^)
なんか、尼寺だなあ~。
法華寺のお供えは婦女子向きの可愛いお菓子があがっていることが多い♪
(ひなまつりの時の干菓子などもとっても可愛かったもん)

私が入堂した時にはすでに散華がまかれた後だったのか、
床に転がっておりましたが、めぼしをつけておいた散華は、
カメラマンのおじさまに奪取されてしまいました(笑)ので、
法要終了後に受付の方に申し出て、一枚分けていただきました。
散華マニアとしてはウハウハものです。



「そうそう、先日訪問した時に猫をみかけたのですが、
あれはお寺の猫さんですか?」
と尋ねたら、
「はい、そうです。お寺の猫です」
とのこと。
やはり、お寺の猫ちゃんだったのですね。

「法華寺のホームページのアイコンにもなっていますよね」
といったら
「そうなんですか?」
との反応。
ハイ、そうなんですよ(^^)
ご確認ください♪
※「法華寺周辺ガイド」のアイコンに、こっちに向かって歩いてくる猫さんの姿があります。

「前に来た時には会えたんですけど」
「今日はまだ見てないね、っていうか、早くこられても今日はあかんかったけど(笑)」
「ああ、法要の最中にこられても…(笑)」

法要終了後は堂内を再びグルグル回って拝見。
今回は十一面観音さまの「本物」がお出ましになってました。
(身代わり仏さまの方は、お厨子の中にてしばしお休み中)

堂から出れば、そこここにお花が咲いていました。
たった二週間ぶりの訪問ですが、桜も、ユキヤナギも、椿も咲いていて、
この短い間にすっかり春は訪れていたようです。


護摩堂と枝垂れ桜


瀧の流れのような枝垂れ桜


椿も美しかったです


ユキヤナギもありました

結構長い間滞在しましたが、
法華寺の猫さんは現れず(今日はお寺は多忙だと知ってのことか?)
にゃーんにゃーん呼びかけてみましたが反応なし。
またの訪問時に会えたらいいなとお別れをすることに。

あと少しだけ時間があるけど、どうしようかなと思ったら…。


ユキヤナギといえばここでしょ

ってことで、海龍王寺へ足を延ばすことに。
時間は四時をまわっていたので、ヒトも少なく、
のんびりした空間はこのお寺独自のもの。


ユキヤナギと本堂


桜と本堂

本堂では十一面観音像が開帳されていました。
お久しぶりです。
相変わらず端正なお顔立ちで、キリリとしてらっしゃいました。

イケ面…といえば、イケ住(=イケてる住職)が店番してましたよ(をい)
せっかくだからと御朱印をもらったけど、まさかの筆ペン?(笑)
お供えのお酒の中には”みうらじゅん”と書かれたお酒もあり、
海龍王寺だなあと思いました(謎)

おかえりはバスで。
「海龍王寺」前、といってもいい風な場所にあるバス停だけど、
「法華寺」というバス停から西大寺駅までまたまたショートカット。
そこから電車に乗っておかえりとなりました。

以上、新年度初日の奈良訪問は上出来でございました。
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奈良から新年度開始

2015年04月11日 | 奈良大学お勉強日記
朝四時に起きて(!)始発に乗り、イザ奈良へ!
日帰り旅行のはじまりです。

4月1日といえば、新年度最初の日ですから。
入社式に出るらしい新入社員や、
入学式に行く新入生やらもワラワラと見ましたわ。
そんな中で、人生のイベントに乏しいワタクシとしては、
「年の初めは奈良でしょう」(謎)で対抗(何故に張り合う)

ってことで、スーツに着られた新入社員と思しき青年の脇で
ウキウキワクワクしているあたくし。
奈良いくねんで~♪
うきゃきゃ。

それはさておき。
4月1日より春日大社本殿が特別公開ってことで、のこのこ出かけてきたんですのよ。
第六十次式年造替行事で、3月27日に仮殿遷座祭が行われたので、
神様御一行様は移殿に遷座されて、御本殿は現在「空き家」状態。
神様がおられないので、そこを狙って(をい)公開してくださるとのことなので、
こりゃいっとかなきゃいかんでしょう。

しかも、御神宝特別拝観が3月29日~4月5日まで行われていて、
その上!4月1日~5日までは、国宝御本殿も併せて拝観いただけます、だそうで。

え?御神宝特別拝観が特別拝観料1000円!
加えて、御本殿特別拝観で、拝観料プラス1000円じゃないの?!
千円ポッキリ(ってゆうな!)で、どちらも見れるの?!

…いつ行くの?
(せーのっ!)
今でしょっ!!

ちゅうことで、狙ったのでございます>4月1日。

残念ながら小雨の降る中の移動だったのですが、
それこそ勝手しったる他人の庭みたいな場所ですから、別段問題なく。
それでも雨の中歩くのがしんどかったのと、
時短のためにバスなど乗って、お手軽に春日大社本殿前BSまでサクッと移動。
初めて近鉄奈良駅前からバスなんて乗って春日大社行ったかもしれない。
(いつもはドコへでも歩きだしね)

楽にお膝元まで到着しましたので気分的にはとっても楽。


こんな門が出来てました

二週間ほどで再訪問となった春日大社。
こんなに頻繁に来るのは初めて。
前回も特別参拝しましたが、今回ももちろん特別参拝です。

前回は「遥拝所&後殿開扉」だけの見学でしたが、
今回はもりだくさんなのだ~。

今回は砂ずりの藤の奥のスペースに警備の人が立ち、
「特別参拝の受付はこちらです~」とスタンバイ。

そこで初穂料をおさめて、ガイドブックと記念品を受け取り、
イザ進むと右手にあるたてものが移殿(うつしどの)。

ここは元々、神様に奉仕をする内侍(神様に奉仕する女性)が控えていた建物。
それが式年造替の時には、神様のお引越し場所となるので、
移殿(うつしどの)と呼ばれていんだとか。

ここは特別参拝しなくても、西の回廊の清浄門(せいじょうもん)から見えます。
現在は神職の通用門となっている門ですが、
かつては僧正門と呼ばれ、興福寺の僧侶が参入していた門だとのこと。


移殿です

移殿の中からは神事の声が聞こえていていました。
ここは特別参拝が出来るというのだけど、
この建物の中に入れるんだっけ?(調査不足です)
神様がおられない時に、中に入った方が写した写真があるけど。

まあ、入れたとしても現在は神様がおられるので、
内部の写真撮影はダメだろうなあ。

左の写真は移殿の内部で2000年6月に撮影したものであるが、2002年9月には内部は撮影禁止になっていた。
なる記述も見かけたし…。

まあ、入れるとしても、今回は神事を行っているので今は入ることはできませんし。
次回の訪問時に入れたらいいな、ということにしよう。
外からパンパンだけしておきました。

そして後殿へ向かう階段を登ると…。
おおお、前回訪問した時はここの門が開いているだけでしたが、

<前回の訪問時>
扉は開いているものの、棒が渡してあって入れません


<今回>しかし、今日はは入れる!

門をくぐって中に入ると、そこは本殿の後ろの空間。
そして、霊験新たかな神様たちのお社が並ぶ空間でもありました。

一応、空間の真ん中に仕切りの棒が渡してあって(写真中にも写っていますが)
ぐるっと列が出来ていたので、すり足で進みながら各お社を見て(拝んで)まわっていると…。
笑えるご利益が…。(っていったら失礼か)

今まで実際に目にしたことがなかったお社がありまして、
中でも笑った(失礼!)のが、杉本神社。

杉本神社(御祭神:大山咋神)のご説明書きでは、
『もともと山岳信仰の神さまだったものが転じて、
 高層マンションで生活する人(!)や、
 高層ビルで働く人(!!)など、
 高層階で生活する人の安全を守る神様として信仰されている』んだとか。

世は歌につれ…だけど、神様も世の中の変化に合わせて
守備範囲を広げていらっしゃるわけね。

あと、電話とか、電気の神様ってのもいらしたのよ(笑)

八雷神社(御祭神:八雷大神)
雷の神様ってことで電力(!)や電話などの関係者の信仰が篤いとか(ははは)

栗柄神社(御祭神:火酢芹命)
出入り口を守る神様で、除災の神様として信仰を集める。

海本神社(御祭神:大物主神)
水の神様で五穀豊穣や食の安全を守る神様(守備範囲広いなあ~>大物主)

佐軍神社(御祭神:布津之霊大神)
石上神宮の御祭神と同じ神様。悪縁と「ぶつっ」と切ってくれるんだとか。

などなどの神様のお社を回って、イザ、御本殿の裏へ。
ここは残念ながら写真撮影は出来ませんので写真はなしです。

まずはお賽銭入れがある辺りでパンパン(笑)
その後、四殿をじっくりと観察。

本殿の裏から眺めると、四殿の高さが微妙に違いました。
山の近いほうから、次第に低くなっている気がする。
その高さの違いは、第一殿→第二殿→第三殿→第四殿の格の違いなのか?

あと、よく見てみると、後年つけたと思われる雨どい(ものすごい太い)が
一殿とニ殿の間、ニ殿と三殿の間、そして三殿と四殿の間にあって、
この高さが四殿に向かってどんどん低くなっている…。

以前から行われていた、正面からの特別拝観では、
中門の内側は拝見することは叶わなかったけど、
こうして裏から見てみるとものすごくよく判ります。

一殿の後ろには榊、二殿と三殿の後ろにはモッカク(だっけ?)、
四殿の後ろにはヒメサザンカの木が植えられているとのこと。

そしてそれらとこちら側を隔てる菱垣が囲み、
後殿の敷地内には、殿ひとつに対してひとつの大型灯篭があがっているのでした。

しかし、それらの燈籠の間に巻き簾(?)が巻かれた立てに細長い棒状の建築物があって、
「これなんですか?」と警備の人に聞いている人がいた。
はてと思って見上げたら、「(火事があった場合の)スプリンクラーです」とのこと。

あらら~目の付け所が違う人がいてよかった(笑)
そんなものがこっそり(?)立っているとは思わなかったもんで。
(茶色い棒状のものです。忘れずに見てみて下さい)

国宝といえども、というか、国宝だからこそ、
現代はこういうものが必要なのか。
どうか、これが放水することがありませんように…。

そして、初公開の「磐座」を見なくちゃいけないんだった。
(前の親子連れさんが子供に説明していて、思い出したさ)

これは第一殿と第二殿の間にある白い石、神秘の磐座のこと。
しかし春日大社に伝わる文章や絵巻物にも記載がない謎の石。
第一殿と第二殿の間の足元にあり、その石の先には回廊外の浮雲峰遥拝所、
そして山中の磐座へと続くラインの上にあるものらしく、
どんないわれがあるかは判らんものの、本殿が何故そこに建つのかという
創建に深く関わりがあると考えられている石。

なにやら、水晶の原石が、トゲトゲ尖ったままの塊のような姿で、
磐=岩って感じではないのだけど。
写真が撮れないのがちょっとイタイ。

写真はないけど、絵はありました。
確かに→こんな感じのものでした。

後殿の空間内は行列しなくても見られるはずのものなんだけど、
まず「パンパン」する際には一列になって参拝の順番を待つような形になっちゃっててました。
(初詣なんかでも、「いちばん前で拝む」ってのをやりたがる人が多いから?)

団体客相手のバスガイドさんは「もう少し早く進めませんか~?」ってキレてた(笑)
私は時間制限がないので、一度サクッと見た後で、
再度”列”に並びなおして、二度見してきました。

後殿を堪能した後は、そこを出て、北御廊に入れてもらい、
いよいよ、御本殿正面からご対面の場へ。


ちょっとだけ見えるスプリンクラー(縦長の建築物がソレ)

北御廊から、西御廊へ折れて、ここでも行列。
(当然、後ろのガイドさんはイライラ~(汗))

それでもちゃんとガイド活動をしてくれていたので、
もれ聞こえてくる内容をタダ聞きしていたら(笑)
「本殿に入る直前にホント短い橋(というか欄干だけって感じ)がかかっており、
これを一位の橋と申しまして、この橋は正一位の方や皇族の方しか渡れません」

おおお、そういえば早朝の神職と参る春日大社の行事で、
「位によって渡れる橋が決まっていた」って話聞いたっけ。
「その時は、若宮おん祭の競馬はここから出走するんですよー」ってことを
馬出橋で聞いたなあ。(ここは八位の橋というらしい。八位の人でも渡れた橋なのね)

その時は「一位の橋なんてどうやったって渡れないじゃん!>本殿の前だし」って思ったものの、
今こうして、その橋を渡ろうとしているなんて…ジーンときてしまいました。

御正殿への入り口の向かい側に建つ建物(右側が東御廊で、左側が西御廊)は、
昔は興福寺の僧侶が御経をあげた場所だったとのこと。
ここは障子張りの戸で囲われていて、直接神様にお経をお聞かせしないようになっていたとか。
(何故?)

僧侶といえど、神様のまんまえには出られなかったのね。
そして僧侶でも、一位ではない者は、神前に進み出ることはできませんから。
それなのに、とある坊さんがちゃっかり神前で読経していたら、
神様に無礼をたしなめられたってエピソードもあるんだとか。

そして、見ましたよ~。
この目で、御正殿を。
四つ並んだ御正殿を。
おおおお。

すごーい。
一つ一つのお社は小さいのだけど、コンパクトにまとまった春日造りの本家本元を
こんなにちまちまと、四つ並べて、ひとまとめにしてしまうなんて。
なんて可愛いのだ~!!(をい)
春日移しがひとつうちにも欲しい!
(現在はムリです、てか一般家庭にはムリですから>お下がりをもらうなんて)

そしてここは社殿と社殿の間にある御間塀には絵が描かれており、
それが唐獅子と牡丹だったり、馬だったりするのです。
馬の絵といえば「絵馬」。
そのルーツとも言われているんだとか。

そして、唐獅子と牡丹。
唐獅子牡丹ってそんな時代からあったもの?
(このお社と絵のデザインは平安時代あたりから変わってないようだけど)

ここもざくっと歩きながらの見学だったので、
もう一回チャンスがあれば、見てきたい(一度といわず、二度三度)
そして、名残惜しいけど中門から退出。

そこからは林檎の庭を見たり、
後は、先日訪問した時にも入った浮雲峰遥拝所へ行ったり。
ここは二度目だからね、余裕です(謎)

遥拝所から山上を思ってパンパンし、
回廊をくるっとまわって、特別参拝終了です。


南門の外の桜。雨でしなって、重そうです

…ということで、今回の参拝はすごいおトク感がありました。

は~なんだか、ドキドキ感が止まらない。
慶賀門から退出したら…そうだ、榎本神社を見ておこう。

前回、御田植神事をここで見たときに、素通りしてしまったから。
ってんで、すぐ左手にまがればそこが榎本神社。

小さいお社なんだけど、回廊の内側にあるため色は綺麗に残っていて…。
社の土台に目をやれば…。
なんとそこには、さっき見た唐獅子牡丹とそっくりな絵が描かれてました。
おおお、さっきは写真撮影禁止だったけど、ここは撮れるよ~。


榎本神社


南西隅にあります


ここの唐獅子牡丹が本殿の絵と劇似!(写真ピンボケだ)


お社はこんな感じ

ってことで、ここも今回は必見の場所かと。

あとは、御神宝の公開だ~ってことで、
看板に従ってあるくと…。
内侍門から階段を下りた建物が、その公開場所だとのこと。

え?
あそこって、桂昌殿の場所じゃないの?
えええ?あそこで公開するの??
ええー、あの建物って入れるの???

すでに大興奮です。
桂昌殿はその名の通り、五代将軍・綱吉の母、桂昌院が奉納した建物。
天下国家安泰の御祈祷所として使用されており、
かつては神職のお籠りにも用いられていたとのこと。

これを今回の式年造替の時に公開するとかどこかで見た記憶があるんですが…。
まさか、今回ここで入れるとは思ってなかった。


桂昌殿ですよ~


門構え

中では「鹿島立御神影図」と「鹿島立鉾」が公開されておりました。
「鹿島立御神影図」は、御祭神である武甕槌命が鹿に乗って大和に降った際の姿が描かれております。
右隅にはお供が二人。
鹿島大社の神官の中臣時風(なかとみのときふう・左)と中臣秀行(なかとみのひでつら・右)です。
お二人は、春日大社の宮司となったとか。

お飾りされる際に、「あまりに畏れ多いので」
紙垂で顔の部分を隠してお飾りされるとのことなんだけど、(→こんなふうにね)
お顔をこんなに拡大して掲示してある展覧会もあったんだとか(ははは)

なんだ~美術館でも見られたものなのかって思ったけど、
太刀は初公開なんだってことでヨシです。

これらの御神宝は31日までは直会殿で公開していたというけど、
ぜーーーーったいに桂昌殿での公開の方がよかった(笑)
こっちの建物に入れるだけでも、ポイント高しだもん。

桂昌殿の裏手には集会室みたいな建物が建て増しされており、
そこではお土産物を売っていたので、
「鹿島立御神影図」の絵葉書を買ってきました。
(これは、顔の部分は紙垂で隠れてなくてもいいのか?(笑))

はー。
桂昌殿も、御神宝も堪能してきました。

そこを出たら、近くに見慣れない石碑が建っておりまして…。
はて?こんなのいつ建ちました?

みやれば「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出し月かも」の歌碑でした。


安倍仲麿の歌碑

前のたて看板にはまたまた馴染みのお名前が…(笑)


上野センセの説によればとあります(^^)
ふふふふふ♪

桂昌殿からまた回廊沿いに戻ろうかと思ったら、
警備の人が人払いをしながら神職さんを先導してくるのでみやれば、
花山院弘匡宮司が内侍門から参拝するところでした。
それに合わせて、あたくしもパンパン。

終わって退出されていく先を見送ると、
社務所へお帰りのようでした。
時刻はすでに12時を過ぎていましたから、お昼休みですかね☆


神職さんとみかんこさんもおさがり


おかもち…ってことはお昼ごはんですかね(笑)

今回はこれにて失礼いたします。


仏教美術資料研究センターの桜が綺麗


奈良ホテル遠景


奈良町の家の軒先にはおたいまつ燃えさしが

午前中は春日大社を満喫いたしました♪
(つづく)
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奈良を感じる

2015年04月06日 | 奈良大学お勉強日記
ひょんなことから(謎)テレビチャンネルをザッピングしていたら、
なにやら見慣れたお顔が画面に…。

上野誠センセでした。
小さき神々のハナシ…って内容らしいのですが、
「日本の神様は実に人間くさい」とか
「嫉妬もすれば罪も犯す」っていう日本の神様たちのハナシ。

また新しい講座でも始まったのかと思ったら、
NHK「視点・論点」ってものだったらしい。
しかも、たった10分の番組。

放送は、
4月6日(月)←今日だ!
[総合]午前4時20分~(寝てた!)
[Eテレ]午後1時50分~  ←見たのこれだ!

だったそうで。
偶然ですが、拝見できました。

おおう、テンション上がったよ~(笑)
おべんきょうしよー。
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