試験の後のお楽しみは…もちろん(?)奈良歩き。
まずは、腹ごしらえってことで、大学の近所の「Milan(みらん)」というお店でカレーを。
カレーといっても、本場インドカレーってことで、スパイシーなやつ。
とりあえず、
ドリンクとタンドリーチキンもついたセットを頼んで満腹満腹。
腹ごなしに、高の原まで歩いていざ近鉄奈良駅へ。
もちろんメインは「正倉院展」なのだけど、今日はあちこち回るアテがあるのだ。
まずは
「フルコト」へ出陣。
店主の一人が奈良大関係者(謎)で、夏にも行ったのだけど、
「季節が変わると、品揃えも変わる」ってことで。
おにゅーな散華もあるというし。←散華マニア
ここは店主が5人いて、そのうち三名が本日お店番。
オトモダチは
「「本日の主役!」「宴会部長!」みたいなたすきをかけて
店頭で呼び込みをしておりましたわ。(店頭じゃなくて表通りに行ってやらんかい♪)
そこでは、こだわりの店主自ら商品の説明をしてくださり、
「こんなところがウリですのよ」
おーほほほほほな会話もアリです。
マニアックそのもの。
そこでは奈良手帳と散華を購入してみました。
その後、転害門を目指して、いざ東大寺へ。
今日は大仏殿も入ります>東大寺には借りがあるからね(?)
本日は東大寺ミュージアムも行くぜってことで、共通拝観券を購入。
何度となく入っている大仏殿なので、さらっと流しちゃいましたけど、
今日のメインはミュージアムのほうだからねー。
大仏殿は季節変動で、10月中は午後5時閉門。
ミュージアムの方もそうかと思い、見て回れなくなるといかんから、
早めに大仏殿を出てきたんだけど。
当所に着くと、どんどん人が入っておりました。
(あとで確認したら、正倉院展期間中は閉館7時だそうな。こりゃ素晴らしい)
場所は、南大門の内側左手。
おお、こんなところに、こんなもん作るスペースがあったんや。
>ここ”東大寺学園”が前にあった場所らしい。
移転は1986年だっていうから長いこと空き地だったんだ(記憶にないケド)
んじゃ山陵町では
奈良大のほうが後輩だ(笑)>奈良大は88年移転。
正面から見て、なかなかよい面構えです。
入ってみたら、結構コンパクトにまとまっていて、程よい陳列。
まあ、次にはメインディシュの正倉院展が待っているのだから、
長々ながめることになっても大変ってもんだ。
館内は証明控えめでやや暗い感じ。
それでも、午後4時を回っていたとはいえ、人結構少ないです。
土曜日の午後、しかも正倉院展の初日だってのに。
こんなに少ないなんて拍子抜け~。
ま、そのおかげでゆっくり見られるっていえばそれまでですけど。
文句をいう筋合いではない。
ここで現在センター張っている(AKBか)のは、もちろん不空羂索観音さま。
しかし、なんか雰囲気が違う。
例のお宝満載の宝冠がないからってのはあるんだけど、
それでもやっぱりお堂の中で見るのと、こういう場所で見るのはまた違って見えるものかのかも。
私自身は仏様もさることながら、あの宝冠の方に目が向きがちなので、
あれが有ると無しでは、やはり違って見えるんだな。
やっぱ、冠込みで、不空羂索観音立像っ!のような気がしますんで、
カンバーック!宝冠。修理頼みますよ。
お山の上から下ってこられたのね。それはそれは難儀なことで。
(って、おろした方々のほうが難儀だったか)
ここの展示室は入ってロの字を右下から上へ、
右から左へ、左から下へ、左から右へ…で出口です。
で、ここの展示室が凝っているなあって思ったのが、
現在不空羂索観音さまが立っておられる、
向かい側の壁が連子格子になっていて、なんとなく、二月堂の局から内陣を覗いている感じに見えます。
ミュージアムながら、お寺の雰囲気になっていて、さっき見たお姿がまた違う感じに見えます。
なるほどなるほど。こういう趣向もよいもんだ。
展示室出て、公共スペースに出るまでも瓦や出土品の展示ケースが並びます。
そして、入館券を持たなくても利用できるスペースとしてミュージアムショップとお茶コーナー。
ここは日本茶で和菓子が出るような喫茶スペースがあるようです。
(時間がなかったので中は入らなかったけど、よい香りはただよってました)
その隣には大きなスクリーンで、短い映画の上映などを行っており、
まだ使用されていませんでしたが、奥には講演会などができるホールもありました。
マメに展示変えもするようなので、たびたび行ってもいいかも。
こりゃ東大寺友の会でも入るかなあ(友の会メンバーは入館無料でしょ?)
そして、全体的に押せ押せになっちゃいましたが、本日のメインイベント。
いよいよ正倉院展です。
閉館1時間半前からは入場料金が安くなるので、そのレイト待ちのお客様が並ぶ中、
VIP席よろしく「学生パスポート」で入場するアタクシ。
おーほほほほほな気分です。(←やすっぽい優越感)
そのとき、時刻は5時15分。
予定では5時くらいには入るつもりだったから結構遅くなった。
でも、その作戦が功を奏してか、中へ入ったら拍子抜けするくらいガラガラ。
いえね、人がたくさんいたんですのよ。もちろん。
ただ、本日初日&土曜日の夕方&正倉院展、ですよ。
こんなに空いていてていいのか?って思うくらいの混み具合。
金曜日の夜の東博はもっと混んでいたぞ。(キャパが違うか、あっちとは)
まあ、空いていて文句をいうのは間違っている。
早速見てまわります。
しかし今回は入って一番最初に「面」&「装束」
あれれ?いつもだったら、西新館に出ているような顔ぶれだ。
いつもとは違うねーと思いつつ見ていくと、例年入場口からみて10時半の方角にある、
「大行列を生む陳列物」ってものがない。
去年だったら「琵琶」ね。
外で並んで、中でも並んでみるような代物。
それが今年は、そこになかった。
まあ、そういう混雑も目に入らなかったから、余計すいているように思えたんだろうけど。
ということで今年は殺伐とした雰囲気もなし(笑)に、見て回れました。
とりあえず、「蘭奢侍」にはみなさんかぶりつきでしたけど。
これ、見ただけじゃなくて香りもあると実にいいのになーなんて無理なお願い。
試験では散々「視聴覚メディア論」の勉強をしてきた頭ゆえ、
視覚聴覚だけじゃなくて、触覚や嗅覚もなんとか刺激してくれよーとか思っちゃいました。
そう思うと今回の目玉は、この蘭奢侍だったのかな。
あと行列になっていたのは「太刀」くらいで。
あれは後ろからざっくり眺めたあと、ガラスにかぶりつきの列が少なくなったときに、
一番前で見られるようになんちゃって行例に並んで、すり足しながらじっくり眺めてきました。
今回は会場内混雑が少なかったためか、いつもは一時間半くらいかけてまわるところを、
一時間15分ほどで終了。ちょっと時間が浮いちゃいましたけど。
でも、ミュージアムショップなどを覗いている間にちょうど時間となりました。
ま、展示品見るだけで時間いっぱいだったら、グッズ買う時間もないわけだから。
ほどほどに余裕があってよいペース配分だったわけですけど。
これから田舎へ帰らなあかんってことで、
東向きで
うどんなどするすると食べて本日の予定は終了です。
おっと、おみやげは「みむろもなか」と
「「大仏饅頭」
発車直前の電車に飛び乗っていざ帰還でした。
また来週も奈良来るもんね。
楽しみだもんね。
毎週通うよ♪