正倉院展の行列の先頭から数えて私が20人目でした。
その時、午前7時15分すぎ>みんなリキ入りすぎです(笑)
ちゅうことで、今年も『酔狂会』スタートです。
午前9時5分前に早くも開館。
音声ガイドなんて、借りてる場合じゃないわよと慌てて二階へ。
ってことで、東新館内をさくさくと早足で回って、まずは西新館へと抜けます(笑)
どうせ、もうちょっとしたら混雑してくるんだから、その前に、
誰もまだ入ってない西新館をゆっくりと堪能したいじゃないかってことですよ。
その妙ちきりんな行動のおかげで、ほんのちょっとの間でしたが、
正倉院御物独り占め!状態です。嗚呼、なんという贅沢。
私の前に人はおらず、私の後ろにのみ人がいる。
これも早起きは三文の徳、別バージョンだろうか?てか。
西新館の出口までゆっくり、ゆったり宝物を堪能したあとは、
テクテク人の流れに逆らって東新館へ戻ります(良い子は真似しないように)
その時、すでに10時を回りそうな時刻。
下では入場制限をかけたのか、入館者が途切れていました。
そんな頃に、再び東新館の会場内をスタート。
さすがに、一度目に来た時よりは人が多くなっていて、
人の頭の間から見たものや、のらくら歩いて正面に来たものもありますが、
それでもさっき一巡しておいたので、次!次!と空いている所を
狙って会場内を縦横無尽に歩き回れば、かなり見るための待ち行列を短縮できます。
例年一番混んでいるのが、入ってすぐの展示物のあたりを
行儀よく並んで見学しようとしている人たちの列と、
入り口から対角線上にある、会場左奥の展示物。
今回は入館者が途切れた時に再度そこを見学したので、
待ち行列もなく、比較的スムーズに流れに乗れました。
そして、左奥のスペースは今年、刀などの比較的地味なものが展示されていたので(をい)
そこを「どーしても長時間堪能したい」って人も少なかったようで
アホのような人ごみと「進まないわ~」と独り言をいうオバサマもいませんでした。
なんて快適なんだ!
中をグルッと見た後は再度、気になるものを二度見。
そして、仕上げ(?)にふたたび西新館を回って好きなだけ見放題。
さすがに一時間以上経過しているので、さっきのような静けさは
ありませんが、それでも自分が好きなものを好きなだけ見るって自由は残されているわけで。
おお、これはまるわ、きっと、うん。
来年もこれ式でいこう。
今年は天皇在位20周年記念ってことで無料観覧日が設けられたり、
皇室の方々の奈良博訪問時の写真展示があったりと、
今までとはちと違う趣向があったりしましたが。
肝心の宝物の方は、ちょっと「これは!」っていう一押しものが
少なかったかな~と思ったのは私の偏見ですねそうですね。
紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)がとりあえず目玉なのでしょうが、
わたくしの好みとしては螺鈿琵琶の方が好みだ。
今回出陳されていた平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)みたいなヤツね。
後は、忘れちゃいけない光明皇后の「楽毅論」もすばらしかったし。
もう皇后になっていた頃なのに、「藤原の三女」って
書かねばならなかったのはナニゆえかとか妄想する自由も現代なら許されます。
後は「鏡の箱の漆皮箱」って、つやつや感がザッハトルテみたいだ~とか、
茶&黄色のチェックの組帯って、ジーンズメイトに売ってそうなネクタイだ~とか、
漆花形箱って、おせち料理を小分けして入れるプラッチック容器みたいとかとか
バチアタリなことばかり思ってみてました。
個人的なベストヒットは、金銀花盤(きんぎんかばん)。
まさに「金銀財宝いっしょくたに作ってみました!」って感じの皿で、
銀の皿の周囲にガラスや水晶がビーズ状に編まれて、垂れ下がっている、
他に類を見ないような足つきのお皿。
この頃の水晶やガラス玉って東大寺三月堂の不空羂索観音の冠に付いてるくらいで
他に見ることがないのだけど、どうやら唐からの舶来品らしい。
大仏開眼の際に使用されて、その後宝庫へ収められたようだけど。
まさに、奈良はシルクロードの終着点だなあと。
これを見ないと秋が始まらないという年中行事。
今年も無事に、秋本番が来たようです。
(つづく)
その時、午前7時15分すぎ>みんなリキ入りすぎです(笑)
ちゅうことで、今年も『酔狂会』スタートです。
午前9時5分前に早くも開館。
音声ガイドなんて、借りてる場合じゃないわよと慌てて二階へ。
ってことで、東新館内をさくさくと早足で回って、まずは西新館へと抜けます(笑)
どうせ、もうちょっとしたら混雑してくるんだから、その前に、
誰もまだ入ってない西新館をゆっくりと堪能したいじゃないかってことですよ。
その妙ちきりんな行動のおかげで、ほんのちょっとの間でしたが、
正倉院御物独り占め!状態です。嗚呼、なんという贅沢。
私の前に人はおらず、私の後ろにのみ人がいる。
これも早起きは三文の徳、別バージョンだろうか?てか。
西新館の出口までゆっくり、ゆったり宝物を堪能したあとは、
テクテク人の流れに逆らって東新館へ戻ります(良い子は真似しないように)
その時、すでに10時を回りそうな時刻。
下では入場制限をかけたのか、入館者が途切れていました。
そんな頃に、再び東新館の会場内をスタート。
さすがに、一度目に来た時よりは人が多くなっていて、
人の頭の間から見たものや、のらくら歩いて正面に来たものもありますが、
それでもさっき一巡しておいたので、次!次!と空いている所を
狙って会場内を縦横無尽に歩き回れば、かなり見るための待ち行列を短縮できます。
例年一番混んでいるのが、入ってすぐの展示物のあたりを
行儀よく並んで見学しようとしている人たちの列と、
入り口から対角線上にある、会場左奥の展示物。
今回は入館者が途切れた時に再度そこを見学したので、
待ち行列もなく、比較的スムーズに流れに乗れました。
そして、左奥のスペースは今年、刀などの比較的地味なものが展示されていたので(をい)
そこを「どーしても長時間堪能したい」って人も少なかったようで
アホのような人ごみと「進まないわ~」と独り言をいうオバサマもいませんでした。
なんて快適なんだ!
中をグルッと見た後は再度、気になるものを二度見。
そして、仕上げ(?)にふたたび西新館を回って好きなだけ見放題。
さすがに一時間以上経過しているので、さっきのような静けさは
ありませんが、それでも自分が好きなものを好きなだけ見るって自由は残されているわけで。
おお、これはまるわ、きっと、うん。
来年もこれ式でいこう。
今年は天皇在位20周年記念ってことで無料観覧日が設けられたり、
皇室の方々の奈良博訪問時の写真展示があったりと、
今までとはちと違う趣向があったりしましたが。
肝心の宝物の方は、ちょっと「これは!」っていう一押しものが
少なかったかな~と思ったのは私の偏見ですねそうですね。
紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)がとりあえず目玉なのでしょうが、
わたくしの好みとしては螺鈿琵琶の方が好みだ。
今回出陳されていた平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)みたいなヤツね。
後は、忘れちゃいけない光明皇后の「楽毅論」もすばらしかったし。
もう皇后になっていた頃なのに、「藤原の三女」って
書かねばならなかったのはナニゆえかとか妄想する自由も現代なら許されます。
後は「鏡の箱の漆皮箱」って、つやつや感がザッハトルテみたいだ~とか、
茶&黄色のチェックの組帯って、ジーンズメイトに売ってそうなネクタイだ~とか、
漆花形箱って、おせち料理を小分けして入れるプラッチック容器みたいとかとか
バチアタリなことばかり思ってみてました。
個人的なベストヒットは、金銀花盤(きんぎんかばん)。
まさに「金銀財宝いっしょくたに作ってみました!」って感じの皿で、
銀の皿の周囲にガラスや水晶がビーズ状に編まれて、垂れ下がっている、
他に類を見ないような足つきのお皿。
この頃の水晶やガラス玉って東大寺三月堂の不空羂索観音の冠に付いてるくらいで
他に見ることがないのだけど、どうやら唐からの舶来品らしい。
大仏開眼の際に使用されて、その後宝庫へ収められたようだけど。
まさに、奈良はシルクロードの終着点だなあと。
これを見ないと秋が始まらないという年中行事。
今年も無事に、秋本番が来たようです。
(つづく)