奈良大のHP見ていたら、8月7日に加来センセの講演会があるというので、
急遽行ってきちゃいました。
同時期に行きたいところも二・三あるので、そこも掛け持ちすることにして…。
8月7日といえば、東大寺の夏のおみぬぐいの日。
青春18きっぷでの訪問なので、残念ながらその時間には間に合わず。
とりあえずJR奈良駅へたどり着きましたが、
高架になってから乗ったのは初めてだったので目線が斬新!
駅には何度か行っていたけど、改札口入ったのは高架になってから初めてだった。
時間さえ合えば、快速電車に乗れれば、JRでも早いなあ~。
とりあえずバスにてピャーっと奈良博物館へ。
今回の会期は「天竺へ」
「玄奘三蔵絵」12巻を一挙大公開!
前期後期で巻替えを行うとのことで、偶然だけど今日がその前期の最終日。
そんなことを聞いたら、後期も来たくなったわいな(笑)
”取経僧・玄奘三蔵”から”三蔵法師とその仲間たち”への成立過程もあって
お子様にも楽しめます。
結構また長居をしてしまったので、あわてて昼ご飯を食べに。
元は「東風」というラーメン屋だったところに、
「菜宴」というレストランがオープンしたというので、訪問。
食後は電車に乗って奈良大へ。
加来センセの講演会です。
『歴史に学び、未来を読む―お江(ごう)と戦国の姫たち―』
ってタイトルだったので、今期の大河ドラマに沿ったお話かと思えば、
ぜーんぜん違う。
つかみからして違う。
普通の講義とか講座とかは全然違うお話で目線が斬新でした。
「歴史は活用してこそ意義がある」
「使えない歴史は意味がない」
と言い切るセンセ。
過去を知ることは未来を知ることである、とな。
ま、ちょろっと口をすべらせた「江」脚本の裏話もおもろかったです。
(よく知られた話だけど、ご本人から聞くとまた一段とオモロイ)
その後は近鉄奈良駅にとって返して、しばし街中をぶらぶら。
駅前のおみやげ物やさんの攻防(?)とか、
新しいお店やら、新しい商品やらのチェックなどなど。
普段できないことをちょっとの時間を使ってチェック。
そののち、
「フルコト」というお店へ。
ここ、奈良大で知り合った友人が、他の方と5人で始めたお店なんですが、
久しぶりに時間に余裕がある「奈良訪問」なので、行ってみることにした。
とりあえず東向き北商店街を北上して、奈良女子大から東へ向かい、
適当なところで再度北上したら、目印の「ビッグなら」
おお、今回はすんなりこれたわとちょっと感動。
(いえ、
前回の訪問時には、あれこれ迷ったものだから)
自分の鼻のよさ、もしくは、磁場の読み方に今更ながらに感心しました。
しかしそこからがくせもので…。
看板はすぐに見つかったものの、「この小路の先へ入るの?」
さらに進むとまたまた看板があるのだけど「この民家を突き抜けて入るの???」
まさにヒトんチの軒先を通らせてもらっての「侵入」です。
猫ならば許されることも、人間様だと許してもらえないかも、な場所を抜けると、
どうやら一階の店舗の方らしき人がお庭にて立っておられた。
「こんにちは~」
と声をかけてもらったので、ここでいいらしい。
えかったえかった。
そのおうちの二階にあるとのことだったので、スリッパを履いてあがると…。
「あら」
「まあ」
久しぶりの再会でした。
ひしっ!と抱き合って感涙にむせび泣いたりしないけど(しないんかい)
「あら、ちゃんと生きていたじゃないですか!」
「そうよ、足もあるわよ~」
なんて感じで、再会をヨロコビあいました。
こういっちゃなんだけど、「こんな物件あるのねー」
奈良といえども、こんな感じの民家があるのかーって感じで、
ちょっと驚きっちゃ驚きです。
お店の雰囲気もさることながら、その立地条件にもびっくり。
私のように「行くぞ!」と目的を持って訪れる人じゃないと、
なかなか「偶然外を通りかかって、中へ入ってみた」って感じの来訪は「ありえません」
「木の茶の間『輪』と、ここと、
二つとも来た事があるひとって、まだ五人くらいしかいないのよ」
「あら、んじゃあ、その物好きの一人?」
前の時は、木製品を一階で扱って、
二階は奈良に関する本が並ぶ部屋でお茶が飲めるようにになっていました。
「あそこはうちが出てから、一般の人が住んでいて、今はブティックになったよう」
一般の人とはいえ、住居として使っていた人もずいぶん変わった経歴の持ち主だそうで、
やっぱりそういう家は、そういう人を呼ぶんだわ。
(そういう家って、どういう家?)
五人のオーナーさんと、奈良や旅行に関するものを扱っているショップで、
灯篭から、散華、古本、一筆箋、木工、絵葉書などなど、
まとまりのない商品のラインナップ(笑)
まあ、何でもありといったところです。
散華マニアのわたくしは、美しい散華を二枚購入してきました。
お盆も近いことだし、お仏壇にお供えしましょう。
しばしそこで近況報告などしておいとまし、次なる目的地はなら燈花会。
すっかり夏の「あかり」イベントとして定着しました。
まだ明るい時期から浴衣姿のお嬢さんたちがたくさん電車でお越しになってました。
花火大会ほど大規模でも、大掛かりでもないですが、
夜が早いと揶揄される奈良の商店街も、燈花会の期間中は夜間営業していて、
お水取りの時期ほどではないにしろ、かなり盛り上がっていました。
私はNHKの脇の道から興福寺方面へ出て五重塔へ。
興福寺も今夜は夜会拝観をしているそうで、東金堂と国宝館は程よい入りです。
阿修羅をじっくり見たい方は、夕方くらいが狙い目ですよー。
残念なことに、本日中に家に帰り着かないと困るわたしは、
そろそろ暮れかかってきた頃で帰らねばならなかったのですが。
ちょっとだけ興福寺の五重塔を眺めることができました。
会期は、14日まで。
14日は春日大社の万灯篭もありますので、ご一緒にどうぞ。
でもあそこまで行くのは結構遠いし、何よりも混雑してるからなー。
まあ、せっかくダブルで見られるチャンスですから、
二年参りよりも人は少ないと思えば、まだ我慢のしようがあるのではないかと(笑)
とりあえず
五重塔を写真に収めて、
鹿の「せんべクレくれ攻撃」に泣き叫ぶお子様の脇をすり抜け、
近鉄電車に滑り込んで京都を目指し、あとは東ヒガシへと電車でGO。
その日のうちにウチに帰り着きましたとさ。
青春18きっぷは偉大だ!
また行くぜ、奈良。