行ってきました>正倉院展。
平成27年10月24日(土)←初日ですよ、初日♪
朝一で並ぶために前乗りして奈良入り。
当日は満を持して(?)朝7時から並びました。
その時で、私の前には20人ほど。
とりあえず、いい感じです>何が?(笑)
いや、ヘタに先頭を狙っちゃうと、インタビューされたり、
カメラに写っちゃったりといろいろと面倒なので。
そこそこ先頭に近いくらいが最適なのであります。
従来では9時半開場のはずですが、行列が長くなったからか、
初日だからか、前倒しで9時になる前には中に入れました。
さあ!行くぜ!!
イヤホンガイドも借りず、入ってすぐ脇の右隅の一画には目もくれず。
とりあえず、東新館内の大体の宝物の配置をざくざくっと見てまわます。
東新館には今回、奈良博名物(?)『ぐるぐる並び』は無い模様。
それでも室内中央には、今回の目玉の一つである
「紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)」が鎮座。
これ例年なら『ぐるぐる並び』する物件なんだろうなあ。
でも、並ばされるようなレーンは設けられてないけど。
(まあ、開場直後なので、もちろん行列にはなってませんが)
各お宝をちらっと見ながら、どんなものが出ているのかチェックをして、
さくさくっと一目だけで、位置を確認していきます。
今年の東新館は聖武天皇の愛用品と、歌舞音曲関係、
あとは仏具がぞろっと並んでいたようです。
てことで、東新館はぐるっと一回りして、そそくさと西新館へ。
ええ、これでいいんです。
いつものことですから~☆
そして、西新館へ一番乗りです♪
これぞ、朝一の醍醐味です。
まだ誰もきてない室内を独り占めで見学ですっ!
もうすでに混んでいるであろう、東新館は後回しにして、
ガランとしている西新館から見ていく方がツウなのだ(トカユウ)
ふふふ。
西新館入り口の部屋にもグルグル並びは無い模様。
よくこの部屋は行列用展示物が入っていたりするのですが、
今回はその気配もなし。
そこは「奈良時代の装束と装身具」のエリアとなっておりました。
聖武天皇愛用の袈裟やら、
間縫刺繍羅帯残欠(まぬいのししゅうらのおびざんけつ)という、細長い帯とかが鎮座。
剣先のある細長い紐なので、ネクタイに見えないこともないんだけど。
織りでも菱形が入っているし、その上刺繍まで施されているので、
この上も無いくらい手がかかっているシロモノ。
刺繍ってのは刺し子と同じで、長い間残るもんだなあ。
ふむふむ。
では次へ!
西新館の北側では「動物の毛を使用した宝物」が並び、
南側では「年中行事に関わる宝物」が並びました。
ざくっと最後まで眺めてみたら、「あれ?今年はこれで終わり?」って感じ(をい)
偽らざる感想をいえば、「あれ?これで終わり???」でした。
さらっと流しすぎたか?!
まあとりあえず、西新館の配置関係も確認したから、
今度こそゆっくりと、西新館の展示から丁寧に見ていくことにします。
私の前に人はおらず、私の後に人が群れる。
うーむ。いい気分(笑)
朝イチに入る醍醐味はここにあるのだ~。
しかも、初日でしょ。
気分いいわ~。
だけど、前日には招待客に公開されているからなあ。
実質、一番乗りではないのだけれど。
(余談ながら、あの招待客ってどうすると招いてもらえるんだろう。
ここ20年以上連続で入っているのに、一度も呼ばれたことないぞ。
てか、寄付金も出してない貧乏学生だったから、招待なんてされないか)
ゆっくりと西新館を見て回っていたら、思っていたよりも早く、
他の方も追いついてこられて…結構早い時間に、
西新館も人が現れるようになっちゃいましたけどね。
それでもスッカスカの会場を見て回れるのはプライスレス。
やはり正倉院展は朝イチ開場直後に限る。
(あ、あと、レイトが始まる直前の時間も狙い目だけどね)
西新館をゆったり見た後は、東新館へと、とって帰ります。
すると玄関では入場制限がかけられたようで、
その間に玄関マットを掃除機かける姿が見られました。
一日一万人以上が入るんならば、持ち込む埃の量もそりゃ大したもんでしょうよ。
東新館へ戻ると、混雑してるものの、そこそこの混み具合。
そう。
入場がストップしているので、新たに入ってくる人がなく、
混んでいる東新館の人も徐々に減っていくっていうわけなので。
やっぱり、今頃東新館を見るってのはいいわ~★
混んだ所を避けて、空いた場所から見ていくと、
結構サクサクと見て回れます。
本日二度目の東新館だけど、丁寧に見ていくのは初めてなので、
ゆっくり、のっそり、見て回りました。
ベタな感想だけど、
「紫檀木画琵琶」は相変わらず美しかった。
もう何度か実物を見ているはずだけど。
何度見ても良いものは良い。
琵琶の裏面に連続するこの造形美は絶品で、
ルイ・ヴィトンのモノグラムにも通じる美しさ。
日本人のヴィトン好きのルーツは、ここら辺にあるのでは?!
で、宝物を大切にする心は、その宝物を守るために、
宝物レベルの技術と熱意を持って、箱(ケース)まで作っちゃいます。
正倉院宝物には、宝物を格納する箱がもれなくといっていいほどの確率で、
ついてくるのが特徴。
鏡には鏡を収める箱。
仏具には仏具を収める箱。
なんでもかんでも、箱に収めて保管している。
しかも、その箱ってのが、出来合いの四角い箱ではなく、
中に収めるものの形にそった、相似形の箱が作られているのがスゴイ。
「柿柄塵尾(かきえのしゅび)」(僧侶が威儀を正すのに手に持つ仏具)は、
スペード形に似た形の箱に入れられているし、
鏡は「朱肉?」みたいな見た目の箱に入れられている。
スゴイのは、佐波理水瓶(さはりのすいびょう)(水差し)にまで箱が付いていること。
それも四角い箱じゃなくて、水瓶の形そのものに肉付けしたような形で、
それをカパッと開けると、中刳りして、水瓶がぴったり収まるようになっているもの。
献納品だから箱が付いているのか、
もともとこういう物には箱がつきものだったのか。
物を大事にする人たちだったんだなあ>古代日本人。
今年は年中行事関係の宝物として、乞巧奠(きっこうでん)≒七夕
の行事に使われた針と糸が出品されてました。
巨大な針は火箸みたいだったし、
黄色に染められた糸は、撚りと色から「やまとの味カレー」を連想させたし(!)
なかなか楽しい展示でした。
あと気になったのは木のものさし。
小学校の頃使っていた竹のものさしをホウフツとさせたけど、
実用第一みたいなモノにも、花と鳥のモチーフが刻まれていて、オシャレ。
小学生の時にそんな意匠が付いたものがあったらよかったのになあ。
今そんなものさしが売っていたら、買うなー。
(何故売らない!探したけど、なかったぞ)
あと、伎楽面が三面出ていたんだけど
>「酔胡従」と「力士」と「太孤児」
いずれも頭にすっぽりかぶるタイプのものなんだけど、
「酔胡従」と「力士」は結構巨大なのに、「太孤児」は面が小さい。
頭頂部からかっぽりかぶって顔も覆いつくすタイプの面なんだけど、
こんな小さいと頭入らないんじゃん?と思ったけど…。
もしかしてあの当時は、子供「役」が面をかぶったのではなく、
「子供が」あの面をかぶって演じていたのかもしれないなあ…とか妄想しました。
(だって伸び縮みしないお面ですから、大人にはムリなサイズだし)
開催前から楽しみにしていた「磁器残欠(じとうざんけつ)」は思ってたより小さかった★
アフタヌーンティーで出てくるような、三階建てのアレ風なものかと思ったら、
それよりうんと小さかったんでちょっと拍子抜け。
それでも豆皿にはなるかなあ。
ピーナッツ入れたり、揚げ豆いれたりして(をい)
そして今年は巻物が若干少なめ?
それというのも、いつもは最終室では書き物が多いのに、
今回は紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」がここに出ていたし、
今年のテーマの年中行事の展示物である針とか糸もここに出ていたし、
ちょっと例年と違った配置でした。
今年は超特大目玉が無かったせいか(←個人の感想です)地味目な展示だったし、
見て判りやすいものが多かったので、さくさく見られて、
順路歩行時間(てか滞留時間)が短かったせいで、例年より快適でした。
入っている人の数そのものも少なめな感じだったし。
ゆったり二時間ほど見学して、まった~り過ごせました。
しかも外へ出てみると、外での待ち行列はたったの5分ですって。
すっくな~い!
いつもより空いているよね、何で何で?
初日なのに、何でこんなに空いていたの?
みんなどっかに遊びにいっちゃったの?
(って、混んでないんだから、文句を言うのは間違っているが)
今年の展示はストレス無く、グルグル並び無く、見られるから、
まだの方は奈良博へGO!です。
平成27年10月24日(土)←初日ですよ、初日♪
朝一で並ぶために前乗りして奈良入り。
当日は満を持して(?)朝7時から並びました。
その時で、私の前には20人ほど。
とりあえず、いい感じです>何が?(笑)
いや、ヘタに先頭を狙っちゃうと、インタビューされたり、
カメラに写っちゃったりといろいろと面倒なので。
そこそこ先頭に近いくらいが最適なのであります。
従来では9時半開場のはずですが、行列が長くなったからか、
初日だからか、前倒しで9時になる前には中に入れました。
さあ!行くぜ!!
イヤホンガイドも借りず、入ってすぐ脇の右隅の一画には目もくれず。
とりあえず、東新館内の大体の宝物の配置をざくざくっと見てまわます。
東新館には今回、奈良博名物(?)『ぐるぐる並び』は無い模様。
それでも室内中央には、今回の目玉の一つである
「紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)」が鎮座。
これ例年なら『ぐるぐる並び』する物件なんだろうなあ。
でも、並ばされるようなレーンは設けられてないけど。
(まあ、開場直後なので、もちろん行列にはなってませんが)
各お宝をちらっと見ながら、どんなものが出ているのかチェックをして、
さくさくっと一目だけで、位置を確認していきます。
今年の東新館は聖武天皇の愛用品と、歌舞音曲関係、
あとは仏具がぞろっと並んでいたようです。
てことで、東新館はぐるっと一回りして、そそくさと西新館へ。
ええ、これでいいんです。
いつものことですから~☆
そして、西新館へ一番乗りです♪
これぞ、朝一の醍醐味です。
まだ誰もきてない室内を独り占めで見学ですっ!
もうすでに混んでいるであろう、東新館は後回しにして、
ガランとしている西新館から見ていく方がツウなのだ(トカユウ)
ふふふ。
西新館入り口の部屋にもグルグル並びは無い模様。
よくこの部屋は行列用展示物が入っていたりするのですが、
今回はその気配もなし。
そこは「奈良時代の装束と装身具」のエリアとなっておりました。
聖武天皇愛用の袈裟やら、
間縫刺繍羅帯残欠(まぬいのししゅうらのおびざんけつ)という、細長い帯とかが鎮座。
剣先のある細長い紐なので、ネクタイに見えないこともないんだけど。
織りでも菱形が入っているし、その上刺繍まで施されているので、
この上も無いくらい手がかかっているシロモノ。
刺繍ってのは刺し子と同じで、長い間残るもんだなあ。
ふむふむ。
では次へ!
西新館の北側では「動物の毛を使用した宝物」が並び、
南側では「年中行事に関わる宝物」が並びました。
ざくっと最後まで眺めてみたら、「あれ?今年はこれで終わり?」って感じ(をい)
偽らざる感想をいえば、「あれ?これで終わり???」でした。
さらっと流しすぎたか?!
まあとりあえず、西新館の配置関係も確認したから、
今度こそゆっくりと、西新館の展示から丁寧に見ていくことにします。
私の前に人はおらず、私の後に人が群れる。
うーむ。いい気分(笑)
朝イチに入る醍醐味はここにあるのだ~。
しかも、初日でしょ。
気分いいわ~。
だけど、前日には招待客に公開されているからなあ。
実質、一番乗りではないのだけれど。
(余談ながら、あの招待客ってどうすると招いてもらえるんだろう。
ここ20年以上連続で入っているのに、一度も呼ばれたことないぞ。
てか、寄付金も出してない貧乏学生だったから、招待なんてされないか)
ゆっくりと西新館を見て回っていたら、思っていたよりも早く、
他の方も追いついてこられて…結構早い時間に、
西新館も人が現れるようになっちゃいましたけどね。
それでもスッカスカの会場を見て回れるのはプライスレス。
やはり正倉院展は朝イチ開場直後に限る。
(あ、あと、レイトが始まる直前の時間も狙い目だけどね)
西新館をゆったり見た後は、東新館へと、とって帰ります。
すると玄関では入場制限がかけられたようで、
その間に玄関マットを掃除機かける姿が見られました。
一日一万人以上が入るんならば、持ち込む埃の量もそりゃ大したもんでしょうよ。
東新館へ戻ると、混雑してるものの、そこそこの混み具合。
そう。
入場がストップしているので、新たに入ってくる人がなく、
混んでいる東新館の人も徐々に減っていくっていうわけなので。
やっぱり、今頃東新館を見るってのはいいわ~★
混んだ所を避けて、空いた場所から見ていくと、
結構サクサクと見て回れます。
本日二度目の東新館だけど、丁寧に見ていくのは初めてなので、
ゆっくり、のっそり、見て回りました。
ベタな感想だけど、
「紫檀木画琵琶」は相変わらず美しかった。
もう何度か実物を見ているはずだけど。
何度見ても良いものは良い。
琵琶の裏面に連続するこの造形美は絶品で、
ルイ・ヴィトンのモノグラムにも通じる美しさ。
日本人のヴィトン好きのルーツは、ここら辺にあるのでは?!
で、宝物を大切にする心は、その宝物を守るために、
宝物レベルの技術と熱意を持って、箱(ケース)まで作っちゃいます。
正倉院宝物には、宝物を格納する箱がもれなくといっていいほどの確率で、
ついてくるのが特徴。
鏡には鏡を収める箱。
仏具には仏具を収める箱。
なんでもかんでも、箱に収めて保管している。
しかも、その箱ってのが、出来合いの四角い箱ではなく、
中に収めるものの形にそった、相似形の箱が作られているのがスゴイ。
「柿柄塵尾(かきえのしゅび)」(僧侶が威儀を正すのに手に持つ仏具)は、
スペード形に似た形の箱に入れられているし、
鏡は「朱肉?」みたいな見た目の箱に入れられている。
スゴイのは、佐波理水瓶(さはりのすいびょう)(水差し)にまで箱が付いていること。
それも四角い箱じゃなくて、水瓶の形そのものに肉付けしたような形で、
それをカパッと開けると、中刳りして、水瓶がぴったり収まるようになっているもの。
献納品だから箱が付いているのか、
もともとこういう物には箱がつきものだったのか。
物を大事にする人たちだったんだなあ>古代日本人。
今年は年中行事関係の宝物として、乞巧奠(きっこうでん)≒七夕
の行事に使われた針と糸が出品されてました。
巨大な針は火箸みたいだったし、
黄色に染められた糸は、撚りと色から「やまとの味カレー」を連想させたし(!)
なかなか楽しい展示でした。
あと気になったのは木のものさし。
小学校の頃使っていた竹のものさしをホウフツとさせたけど、
実用第一みたいなモノにも、花と鳥のモチーフが刻まれていて、オシャレ。
小学生の時にそんな意匠が付いたものがあったらよかったのになあ。
今そんなものさしが売っていたら、買うなー。
(何故売らない!探したけど、なかったぞ)
あと、伎楽面が三面出ていたんだけど
>「酔胡従」と「力士」と「太孤児」
いずれも頭にすっぽりかぶるタイプのものなんだけど、
「酔胡従」と「力士」は結構巨大なのに、「太孤児」は面が小さい。
頭頂部からかっぽりかぶって顔も覆いつくすタイプの面なんだけど、
こんな小さいと頭入らないんじゃん?と思ったけど…。
もしかしてあの当時は、子供「役」が面をかぶったのではなく、
「子供が」あの面をかぶって演じていたのかもしれないなあ…とか妄想しました。
(だって伸び縮みしないお面ですから、大人にはムリなサイズだし)
開催前から楽しみにしていた「磁器残欠(じとうざんけつ)」は思ってたより小さかった★
アフタヌーンティーで出てくるような、三階建てのアレ風なものかと思ったら、
それよりうんと小さかったんでちょっと拍子抜け。
それでも豆皿にはなるかなあ。
ピーナッツ入れたり、揚げ豆いれたりして(をい)
そして今年は巻物が若干少なめ?
それというのも、いつもは最終室では書き物が多いのに、
今回は紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」がここに出ていたし、
今年のテーマの年中行事の展示物である針とか糸もここに出ていたし、
ちょっと例年と違った配置でした。
今年は超特大目玉が無かったせいか(←個人の感想です)地味目な展示だったし、
見て判りやすいものが多かったので、さくさく見られて、
順路歩行時間(てか滞留時間)が短かったせいで、例年より快適でした。
入っている人の数そのものも少なめな感じだったし。
ゆったり二時間ほど見学して、まった~り過ごせました。
しかも外へ出てみると、外での待ち行列はたったの5分ですって。
すっくな~い!
いつもより空いているよね、何で何で?
初日なのに、何でこんなに空いていたの?
みんなどっかに遊びにいっちゃったの?
(って、混んでないんだから、文句を言うのは間違っているが)
今年の展示はストレス無く、グルグル並び無く、見られるから、
まだの方は奈良博へGO!です。