皆さん、アメリカ雑誌のSEVENTEENを知っていますか?
日本でも集英社からSeventeenという雑誌が出ていますが、僕がここで言うのは、本家本元のアメリカの雑誌です。
僕の勤務する新見公立短期大学図書館では、数年前に僕が購読希望を出して、この雑誌を定期購読しています。
ところが、最近、学生のこの雑誌の利用頻度が高くないようで、この雑誌の購読の継続について、図書委員会で話題になったそうです。
数年前、この雑誌の購読を依頼したときには、授業でこのSEVENTEENについて多少紹介したことを覚えていますが、そういえば、最近は授業でも全然紹介することがなかったなあと反省しました。
そこで、図書館からこの雑誌を3号分借りて、あらためて自分でも見て、その面白さを、学生達に授業で紹介することにしました。
まずは、この雑誌名SEVENTEENは決して17歳だけを対象に編集されているわけではなく、ティーンエイジャーを代表して、ほぼ真ん中の17をタイトルにしていると聞いたことがあります。(日本の10代は10歳から19歳までですが、英語圏のティーンエイジャーは13歳(thirteen)から19歳(nineteen)までなのです。)
あるいは、13歳から19歳までの7つのティーンを意味するのだということも聞いたことがあります。
ですから、日本の短期大学に原則的には17歳の学生はいませんが、10代の女子学生が大半を占める短期大学では、大変ふさわしい雑誌として選定したのです。
また、この雑誌は、アメリカの若者には伝統的に人気のある雑誌で、半世紀以上の歴史があります。ただし、日本と同様、最近の若者はインターネットなど他のメディアに興味が移っていると思いますので発刊数はおそらく減っているでしょうが…。
昨年、一昨年と僕もその委員となっている教養教育委員会で行った図書館利用アンケートでも、学生達が図書を充実してほしいジャンルとしてファッション誌がダントツで1位でした。もちろんこれはおそらく日本語のものを希望しているのでしょうが、ファッション誌であるSEVENTEENをやめるのは学生達の希望に逆行することかと思います。
9月号の表紙を見てみると“BACK-TO-SCHOOL BLOWOUT! 936 Fashion & Beauty Ideas!”“AMAZING HAIR Every Day”“FLAT ABS!”(平らなお腹を!)などの文字が躍り、さすがファッション誌。
写真が中心のファッション関係の記事に加え、9月号にはベビーシッターでの体験談を投稿する欄もあり、そこには、ベビーシッターをしていて、親が帰って来ないと思ったら、何と監獄に入れられていたなんて体験談が掲載されていたりします。こんなことが短めの文で書かれているので、学生でも、頑張ったら読んで楽しめる分量と内容だと思います。
また、“DATE-MARES!”と題するセクションには、デートでの失敗談が掲載され、これも学生達が読めばきっと楽しめる内容になっています。(ちなみに、このセクションのタイトル“DATE-MARES”は“nightmare(s)”(悪夢)を基にした造語で、今回僕もこのような語は初めて見ました。
10月号にも、同様のファッション関係の見出しが表紙には躍っています。
他には、“COLLEGE DRAMA!”という大学生活の体験談が書かれたコーナーもあり、これなども日本の学生が読んだらきっと楽しい内容です。
例えば、ルームメートが最悪だったという話、入学後急に太ってしまった話、借金を抱えてしまっている話など、あってはならないのですが、身近にありそうな内容の記事が掲載されています。
また、この号にもデートのアドバイスが出ているコーナーがあるのですが、そのタイトルが“make me a SUPER-DATER”というもの。“super-dater”という語は「デートの達人」という意味です。
そして、11月号には、今度は男性側からみたデートについての意見などが掲載されています。 また、読み物としては、“my boyfriend turned out to be a girl”(私が彼氏として付き合っていた人は実は女性だった!)などのようなショッキングな、しかしつい読みたくなってしまうような3面記事的な内容のものが掲載されています。
ということで、この雑誌、なかなか面白い内容です。こういう雑誌の英語を読む場合は、授業の予習ではないので、わからない単語を全て辞書で調べようと思わないでください。さっと読んで、どうしても気になる語を調べてみる程度でいいのです。
これを読んでいる学生の皆さん、もちろん社会人の皆さんも、ぜひ今度雑誌SEVENTEENを手に取って見たり、読んでみたりしてください。
日本でも集英社からSeventeenという雑誌が出ていますが、僕がここで言うのは、本家本元のアメリカの雑誌です。
僕の勤務する新見公立短期大学図書館では、数年前に僕が購読希望を出して、この雑誌を定期購読しています。
ところが、最近、学生のこの雑誌の利用頻度が高くないようで、この雑誌の購読の継続について、図書委員会で話題になったそうです。
数年前、この雑誌の購読を依頼したときには、授業でこのSEVENTEENについて多少紹介したことを覚えていますが、そういえば、最近は授業でも全然紹介することがなかったなあと反省しました。
そこで、図書館からこの雑誌を3号分借りて、あらためて自分でも見て、その面白さを、学生達に授業で紹介することにしました。
まずは、この雑誌名SEVENTEENは決して17歳だけを対象に編集されているわけではなく、ティーンエイジャーを代表して、ほぼ真ん中の17をタイトルにしていると聞いたことがあります。(日本の10代は10歳から19歳までですが、英語圏のティーンエイジャーは13歳(thirteen)から19歳(nineteen)までなのです。)
あるいは、13歳から19歳までの7つのティーンを意味するのだということも聞いたことがあります。
ですから、日本の短期大学に原則的には17歳の学生はいませんが、10代の女子学生が大半を占める短期大学では、大変ふさわしい雑誌として選定したのです。
また、この雑誌は、アメリカの若者には伝統的に人気のある雑誌で、半世紀以上の歴史があります。ただし、日本と同様、最近の若者はインターネットなど他のメディアに興味が移っていると思いますので発刊数はおそらく減っているでしょうが…。
昨年、一昨年と僕もその委員となっている教養教育委員会で行った図書館利用アンケートでも、学生達が図書を充実してほしいジャンルとしてファッション誌がダントツで1位でした。もちろんこれはおそらく日本語のものを希望しているのでしょうが、ファッション誌であるSEVENTEENをやめるのは学生達の希望に逆行することかと思います。
9月号の表紙を見てみると“BACK-TO-SCHOOL BLOWOUT! 936 Fashion & Beauty Ideas!”“AMAZING HAIR Every Day”“FLAT ABS!”(平らなお腹を!)などの文字が躍り、さすがファッション誌。
写真が中心のファッション関係の記事に加え、9月号にはベビーシッターでの体験談を投稿する欄もあり、そこには、ベビーシッターをしていて、親が帰って来ないと思ったら、何と監獄に入れられていたなんて体験談が掲載されていたりします。こんなことが短めの文で書かれているので、学生でも、頑張ったら読んで楽しめる分量と内容だと思います。
また、“DATE-MARES!”と題するセクションには、デートでの失敗談が掲載され、これも学生達が読めばきっと楽しめる内容になっています。(ちなみに、このセクションのタイトル“DATE-MARES”は“nightmare(s)”(悪夢)を基にした造語で、今回僕もこのような語は初めて見ました。
10月号にも、同様のファッション関係の見出しが表紙には躍っています。
他には、“COLLEGE DRAMA!”という大学生活の体験談が書かれたコーナーもあり、これなども日本の学生が読んだらきっと楽しい内容です。
例えば、ルームメートが最悪だったという話、入学後急に太ってしまった話、借金を抱えてしまっている話など、あってはならないのですが、身近にありそうな内容の記事が掲載されています。
また、この号にもデートのアドバイスが出ているコーナーがあるのですが、そのタイトルが“make me a SUPER-DATER”というもの。“super-dater”という語は「デートの達人」という意味です。
そして、11月号には、今度は男性側からみたデートについての意見などが掲載されています。 また、読み物としては、“my boyfriend turned out to be a girl”(私が彼氏として付き合っていた人は実は女性だった!)などのようなショッキングな、しかしつい読みたくなってしまうような3面記事的な内容のものが掲載されています。
ということで、この雑誌、なかなか面白い内容です。こういう雑誌の英語を読む場合は、授業の予習ではないので、わからない単語を全て辞書で調べようと思わないでください。さっと読んで、どうしても気になる語を調べてみる程度でいいのです。
これを読んでいる学生の皆さん、もちろん社会人の皆さんも、ぜひ今度雑誌SEVENTEENを手に取って見たり、読んでみたりしてください。