僕は、国際姉妹都市交流について研究しています。
それぞれの姉妹都市でいろいろな交流が行われていますが、姉妹都市間で図書の交換(寄贈)が行われる場合もかなりあります。
例えば、新見市に対してアメリカの姉妹都市ニューパルツ・ヴィレッジから送られた図書は新見市大佐の大佐総合センター図書コーナーの中のニューパルツ・コーナーに収められています。
その他、僕は、各地の図書館でこのような図書コーナーを巡っていますが、例えば、松江市プラバホールにある図書館には、松江市の姉妹都市ニューオーリンズのコーナーがありました。
静岡県掛川市の図書館にも掛川市の姉妹都市ユージーンからの寄贈図書を収めたユージーン・コーナーがありました。
先週末の東京出張では、大田区と姉妹都市交流をしているセーラム市からの寄贈図書が区内の羽田図書館にあると知り、羽田図書館のセーラムコーナーを訪れました。
(この図書館を訪問するために、図書館から徒歩圏内の羽田のホテルに宿泊しました。)
大田区がセーラム市と姉妹都市になったのは、大森貝塚を発見したエドワード・モースが帰国後セーラム市にあるピーボディ科学アカデミーの館長になったことによります。
その縁で、ピーボディ博物館と大田区立郷土博物館が姉妹館となり、それが1991年に大田区とセーラム市の姉妹都市提携につながったようです。
また、セーラムは作家ナサニエル・ホーソンが住んだ地でもあります。
ですから、モース関係の書やホーソンの作品がこのセーラムコーナーには多数収められていました。
それからこのようなコーナーで貴重なのは、これまで交流に参加した人たちの手記が収められていることです。
大田区では、中学生を毎年セーラムに派遣しているようで、「大田区立中学校生徒海外派遣報告書」(平成18年度の第22回~平成24年度の第28回)を閲覧しました。
大田区立の中学校が28校あり、各校2名が毎年海外派遣されます。各校の2名は、A・Bの2コースあるうちのどちらかに参加するのですが、そのうちの一つのコースが毎年セーラム訪問になっているようです。
ですから、毎年28名の中学生がセーラムを訪問することになるようです(ちなみに、引率教員は2名のようでした。僕も海外研修の引率をしますので、この辺り、気になるところです。)
生徒たちの文章には、セーラムを訪問しての新鮮な感動がにじみ出ていました。
その他、大人の交流も進められていて、大人の感想文は「Keeping Old Ties Alive セーラム・ピーボディ博物館親善訪問団報告書」Ⅰ~Ⅶにまとめられていました。
関直彦『永遠の友 ピーボディ・エセックス博物館と日本』(東京:リンガシスト, 2000)の書も収められておりました。
姉妹都市提携の頃の『大田区報』内のセイヤー桂子氏の「セーラムからの便り」も貴重な資料でした。
ホーソン関係では、エドウィン・ハヴィランド・ミラー著 佐藤孝己訳『セーラムは私の住み処 ナサニエル・ホーソン伝』(近代文芸社, 2002)などがおもしろそうでした。
大田区民にとっては、セーラムを拠点としてアメリカ合衆国に興味を持ち、広げることができるとてもいいコーナーだと思いました。
それぞれの姉妹都市でいろいろな交流が行われていますが、姉妹都市間で図書の交換(寄贈)が行われる場合もかなりあります。
例えば、新見市に対してアメリカの姉妹都市ニューパルツ・ヴィレッジから送られた図書は新見市大佐の大佐総合センター図書コーナーの中のニューパルツ・コーナーに収められています。
その他、僕は、各地の図書館でこのような図書コーナーを巡っていますが、例えば、松江市プラバホールにある図書館には、松江市の姉妹都市ニューオーリンズのコーナーがありました。
静岡県掛川市の図書館にも掛川市の姉妹都市ユージーンからの寄贈図書を収めたユージーン・コーナーがありました。
先週末の東京出張では、大田区と姉妹都市交流をしているセーラム市からの寄贈図書が区内の羽田図書館にあると知り、羽田図書館のセーラムコーナーを訪れました。
(この図書館を訪問するために、図書館から徒歩圏内の羽田のホテルに宿泊しました。)
大田区がセーラム市と姉妹都市になったのは、大森貝塚を発見したエドワード・モースが帰国後セーラム市にあるピーボディ科学アカデミーの館長になったことによります。
その縁で、ピーボディ博物館と大田区立郷土博物館が姉妹館となり、それが1991年に大田区とセーラム市の姉妹都市提携につながったようです。
また、セーラムは作家ナサニエル・ホーソンが住んだ地でもあります。
ですから、モース関係の書やホーソンの作品がこのセーラムコーナーには多数収められていました。
それからこのようなコーナーで貴重なのは、これまで交流に参加した人たちの手記が収められていることです。
大田区では、中学生を毎年セーラムに派遣しているようで、「大田区立中学校生徒海外派遣報告書」(平成18年度の第22回~平成24年度の第28回)を閲覧しました。
大田区立の中学校が28校あり、各校2名が毎年海外派遣されます。各校の2名は、A・Bの2コースあるうちのどちらかに参加するのですが、そのうちの一つのコースが毎年セーラム訪問になっているようです。
ですから、毎年28名の中学生がセーラムを訪問することになるようです(ちなみに、引率教員は2名のようでした。僕も海外研修の引率をしますので、この辺り、気になるところです。)
生徒たちの文章には、セーラムを訪問しての新鮮な感動がにじみ出ていました。
その他、大人の交流も進められていて、大人の感想文は「Keeping Old Ties Alive セーラム・ピーボディ博物館親善訪問団報告書」Ⅰ~Ⅶにまとめられていました。
関直彦『永遠の友 ピーボディ・エセックス博物館と日本』(東京:リンガシスト, 2000)の書も収められておりました。
姉妹都市提携の頃の『大田区報』内のセイヤー桂子氏の「セーラムからの便り」も貴重な資料でした。
ホーソン関係では、エドウィン・ハヴィランド・ミラー著 佐藤孝己訳『セーラムは私の住み処 ナサニエル・ホーソン伝』(近代文芸社, 2002)などがおもしろそうでした。
大田区民にとっては、セーラムを拠点としてアメリカ合衆国に興味を持ち、広げることができるとてもいいコーナーだと思いました。