映画紹介:『理由なき反抗』(Rebel without a Cause, 米1955) です。
今の若い人はあまり知らないですが、若くして亡くなった俳優ジェームス・ディーン(James Dean)が主役を演じた3本の映画のうちの一つです。
(ジョン・スタインベック(John Steinbeck)原作の『エデンの東』(East of Eden)も主演しています。)
反抗期のティーンエイジャーの役をジェームス・ディーンが見事に演じています。
映画の中の印象的なセリフを紹介します。
友だちは自分で選べ、友達に選ばせるな。
And listen. Watch out about the pals you choose. Know what I mean? Don't let them choose you.
そして、反抗期のことを次のように表現しています。
It's the age when nothing fits. (何も合わない年齢なんだ。)
そして、「身を粉にして働く」という意味で、"work my fingers to the bone"という表現も使われていました。
Los AngelesのGrifith Observatory(グリフィス天文台)も映画の舞台の一つになっていますが(↑上のけんかをしている写真の場所です)、そこにはジェームス・ディーンの銅像があるようです。
いつか行ってみたいです。
また、この1955年の映画の中でジェームス・ディーンが "They called me chicken."(僕を腰抜けと)というセリフを使っています。
この表現は、1985年公開の『バック・トゥー・ザ・フューチャー』でも主人公マーティーの父親がビフ・タネンたち馬鹿にされる時にに言われていますが、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』の中でタイムマシンで最初に戻る(移動する)のは1955年のカリフォルニアで、それは『理由なき反抗』と同じ年(1955年)、同じ場所(カリフォルニア)なのです。
「腰抜け」の意味で ”chicken"というのは、ニワトリに鳥肌が立っているから(ニワトリですから当たり前ですね)よく使うのですが、この『バック・トゥー・ザ・フューチャー』
のこの場面は『理由なき反抗』またはジェームズ・ディーへのオマージュだったのかもしれません。
ちなみに、スタインベック原作『エデンの東』で主役を演じたジェームス・ディーンですが、そのスタインベックとジェームス・ディーンを比較した
Audry Lynch著のThe Rebel Figure in American Literature and Filmという著作があります。
書名に”Rebel”(反抗)という語が使われています。
この書は、以前、Steinbeck Studiesに書評を書かせてもらったことがあります。
Audry Lynchさんは下記の記事の最後の写真の方です。
カリフォルニア出張報告(2019年5月2日) - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)
若い頃に洋画を観る時の参考にしていた各種の映画紹介の本の『理由なき反抗』についての紹介を上げさせてもらいます。
Back to the Futureについては、こちらをどうぞ。
前の映画紹介記事はこちらです。
今の若い人はあまり知らないですが、若くして亡くなった俳優ジェームス・ディーン(James Dean)が主役を演じた3本の映画のうちの一つです。
(ジョン・スタインベック(John Steinbeck)原作の『エデンの東』(East of Eden)も主演しています。)
反抗期のティーンエイジャーの役をジェームス・ディーンが見事に演じています。
映画の中の印象的なセリフを紹介します。
友だちは自分で選べ、友達に選ばせるな。
And listen. Watch out about the pals you choose. Know what I mean? Don't let them choose you.
そして、反抗期のことを次のように表現しています。
It's the age when nothing fits. (何も合わない年齢なんだ。)
そして、「身を粉にして働く」という意味で、"work my fingers to the bone"という表現も使われていました。
Los AngelesのGrifith Observatory(グリフィス天文台)も映画の舞台の一つになっていますが(↑上のけんかをしている写真の場所です)、そこにはジェームス・ディーンの銅像があるようです。
いつか行ってみたいです。
また、この1955年の映画の中でジェームス・ディーンが "They called me chicken."(僕を腰抜けと)というセリフを使っています。
この表現は、1985年公開の『バック・トゥー・ザ・フューチャー』でも主人公マーティーの父親がビフ・タネンたち馬鹿にされる時にに言われていますが、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』の中でタイムマシンで最初に戻る(移動する)のは1955年のカリフォルニアで、それは『理由なき反抗』と同じ年(1955年)、同じ場所(カリフォルニア)なのです。
「腰抜け」の意味で ”chicken"というのは、ニワトリに鳥肌が立っているから(ニワトリですから当たり前ですね)よく使うのですが、この『バック・トゥー・ザ・フューチャー』
のこの場面は『理由なき反抗』またはジェームズ・ディーへのオマージュだったのかもしれません。
ちなみに、スタインベック原作『エデンの東』で主役を演じたジェームス・ディーンですが、そのスタインベックとジェームス・ディーンを比較した
Audry Lynch著のThe Rebel Figure in American Literature and Filmという著作があります。
書名に”Rebel”(反抗)という語が使われています。
この書は、以前、Steinbeck Studiesに書評を書かせてもらったことがあります。
Audry Lynchさんは下記の記事の最後の写真の方です。
カリフォルニア出張報告(2019年5月2日) - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)
若い頃に洋画を観る時の参考にしていた各種の映画紹介の本の『理由なき反抗』についての紹介を上げさせてもらいます。
Back to the Futureについては、こちらをどうぞ。
前の映画紹介記事はこちらです。