
2019.7.30 佐倉市国立歴史民俗博物館附属くらしの植物苑にて
「オオボウシバナ」(大帽子花):ツユクサ科 ツユクサ属の山野草。通称「アオバナ(青花)」。普通あちこちで見かけるツユクサと色合いも花の形もとてもよく似ているが、花はかなり大きい。花径は普通のツユクサが1cmとすれば「オオボウシバナ」は5cmくらいはあるので、ひと目で見分けはできる。
調べてみると古くからこの花の色素が京友禅の下絵を描く染料になる青花紙の原料として用いられ、滋賀県草津市がその産地としてよく知られていて、草津市の「市の花」にも指定されている。この花が近江の特産品として紹介されている江戸時代の文献もあるという。「くらしの植物苑」の一角に植栽されていて、梅雨明け頃になるときれいな青い花を楽しむことができる。実は昨年夏にこの植物苑内で初めて見た以外ではこれまで他では一度も見たことがなかったので、かなり珍しい花だと思う。
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