「戦場ヶ原」の木道を歩いていると、撮影を予定している地点のほかにも四季折々の景色や眺めが目に留まって思わず立ち止まりカメラを構えることが多い。晩秋の頃は花はほとんど見かけることはないのだが、撮影枚数はいつも相当多くなる。
この一枚の写真は、木道脇ではどこでも見かけられる特にめずらしい眺めではないが、たまたま木陰に光が差し込んで光っている部分に目が釘付けになり迷わずシャッターを切ったものである。左端手前のシラカバの根元はとても複雑な形をしている。自然林ではいろいろな樹木が自然のままに成長し、競り合ってからみあい曲がりくねっている姿はごく普通に見られる。
その木々の合間に毎年枯れ枝や落ち葉がたまり、苔が生え、そこに落ちた木々の種子が芽を出す。やがて周りの木々は朽ちてその新芽がどんどん成長する。このような場所を「発見」すると、次回訪れるときにはその場所を探すのが楽しみになってくる。
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