日光を流れる大谷川沿いの「慈雲寺」境内「並び地蔵」
昨年3月16日更新記事には同じ場所の早春の雪景色写真を載せている。毎年数回日光を訪れる時には必ずここに立ち寄っているので、他の季節の記事もこれまでに何度か書いたことがある。今回は厳冬期で雪深い景色を期待していたが・・・残念ながら昨年の春の雪よりも積雪は少なく驚いた。前回とあまり変わらない写真だが、これもまた今回の旅の記録として残しておくことにした。
「並び地蔵」とは、徳川家康の側近で秀忠、家光までの三代にわたり仕え、徳川幕府の堅固な礎を築くのに大きな役割を果たした慈眼大師天海大僧正の没後に、100人の弟子たちが一体ずつ献納したものであった。その後大洪水による流失や損壊などがあり現在は84体が残っているといわれるが、実際に数えてみるとなかなか数が一致しないことから「化け地蔵」の別名があることもよく知られている。特に「慈雲寺」門前の桜並木が美しい頃や雪景色の頃には多くの写真愛好家もここに集まる。かつては日光の「隠れた名所」とも言われていたが、今では訪れるたびにガイドブック片手の外国人観光客の姿も見かけられるほどである。(2017/1/26 撮影)
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