海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

食 柿の葉寿司

2006-09-28 | 
26日仕込み




創作ノートは何でもあり。食文化にも挑戦です。
昨年はじめて柿の葉寿司を作ってみて、味をしめたので、もっといい葉で沢山作るぞ、ともくろんでいたわけです。いよいよ決行。この柿の葉寿司は一昨日の作。昨夜食べてしまいましたので、写真しか残っていません。ごめんなさい。

この一年、これを作る為に、柿の木を育ててきました。いい葉を作ることが今年のテーマ。(ちょっと大げさ、でも)いい柿の葉なしには、おいしい柿の葉寿司は出来ません。まず農薬に汚染されていない葉でなければなりません。どこかのを採ってくるわけにはいかないのです。それで自分で作る。
 我が庭の柿の木は、五年前に、おいしかった柿の種を蒔いて育てたもの。まだ実をつける程ではないけれど、高さは1.5メートル、肉厚の大きな葉になってきました。無農薬で、虫が付かないようによく観察すること5ヶ月。立派な葉を沢山つけました。もうすぐ収穫と思っていました。
 ところが、先日の台風13号で、無惨にも20枚ほどを残して見るも哀れな状態に…。
でもめげない。落ちているのを拾い集め、大きくて傷の少ないものを20枚確保。焼酎で消毒の後塩漬けして一週間。
 一昨日すしめしを作り、生協のしめ鯖とこのしろを柿の葉で包んで重石をかけた。待つこと一日、これで完成。
 普通のにぎり寿司が、全く別物に変身します。おいしいですよ。お試しあれ。

 ついでに 緑釉硯型皿と灰釉むつごろう箸置き