海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1353 未熟イチジクの甘酢煮

2018-11-30 | 




今年もイチジクの出来はよくなくて、葉ばかり繁って実は少しだけでした。

生で食べたのは数えるほど、やはり肥料不足でしょうか。

それでも、葉が落ちて、枝に残っていた未熟のものが十数個、これを棄ててしまうのはもったいないので、甘酢煮にしてみました。

どうやら北の方では、こういう食べ方もするということですから、まねしてみたのです。

方法は簡単で、酢と砂糖で煮詰めただけです。

これを瓶に詰めてちょっと熟成させれば、食べられるかな。

No.1352 墨の香や奈良の都の古梅園

2018-11-27 | 


墨の香や奈良の都の古梅園

夏目漱石の句です。

何ともストレートな句。古梅園は大喜びだったでしょう。

さて、これは、昨日の書道講座での参考に書いたものですが、自分でこの句を選んだわけではありません。

生徒さんが書いていたので、こんな風にもなるよ、ということで並べてみたものです。

漢字かな交じりの書の全体構成の勉強ですね。

(半紙)

No.1350 胡蝶蘭の子株に…

2018-11-24 | 




胡蝶蘭の子株に…

段々と寒くなって来ました。九州でも、今朝霜が降りていました。

10月の最低気温が15℃になった段階で、室内に取り込んだ胡蝶蘭です。

胡蝶蘭は、繁殖の難しい蘭です。

シンビジューム等のほとんどの蘭は、親株の根元の近くから新しい株を作るので、株分けという方法で殖やしていけるのですが、胡蝶蘭は根元辺りから子株はできません。

種からだと、とても時間がかかります。

それで、現在、胡蝶蘭の繁殖は、成長点をフラスコの中で無菌培養するという方法で行われています。

だから、大量に出回る様になりました。

さて、じゃあ、これは何か、というと、

はい、正しく胡蝶蘭の子株です。

稀にこんなことが起こるのです。

でも、これが自然ですね。

どうしてこうなったのかは、いろいろな条件が重なったからでしょうが、

まず、花が終わっても花茎をあまり切り落とさなかったのです。(普通は花茎の根元近くから切り取ってしまいます。)

そうした場合、だいたいは、花茎の途中から花芽が出てきて、二番花になります。

この株の場合は、花にはならずに、葉っぱになりました。

つまり子供を作ったわけです。

きっと、花を着けるより速く子孫を残さなければならない状況になったのでしょうね。

とにかく、花茎の先で子株になりました。

今、葉っぱは三枚です。

そして、根が出てきて、別の鉢に植えられるくらいに根が数本伸びてきたら、切り離して新しい株にしようと思っています。

で、室内に入れてから、新根が出てきたな、と思っていたのですが、

なんと、これは花茎です。

上の写真の斜め下に伸びているものですが、

どう見ても、これは花茎です。

何度見ても花茎です。根とは違います。

この状態で咲くつもりでしょうか。

まだ親と茎でつながったままで、根がなくても大丈夫ということでしょうか。

ちょっと驚きです。

もちろん、親株の方からも花茎が伸びていますから、両方とも咲くかもしれません。

(東側の障子越の光の中で、他の5つの株といっしょに、ぶら下がっています。)


No.1349 紅葉

2018-11-23 | 


紅葉

ささやかな我が家の庭の紅葉です。

盆栽?ではありませんが、盆栽風。

動物園で拾ったもみじの種から育てて、少なくとももう28年くらい経っています。

二、三度植え替えたでしょうか。

ほぼ何もせずに、自然に任せて、水と少しの肥料をやっただけですが、ちゃんと今年も紅葉してくれました。

三本の幹が合体して、小さくとも風情があります。

ちゃんと手入れをして、もっと盆栽らしく。

いえいえ、きっとこのままですね。

No.1349 紅葉

2018-11-23 | 


紅葉

ささやかな我が家の庭の紅葉です。

盆栽?ではありませんが、盆栽風。

動物園で拾った楓の種から育てて、少なくとももう28年くらい経っています。

二、三度植え替えたでしょうか。

ほぼ何もせずに、自然に任せて、水と少しの肥料をやっただけですが、ちゃんと今年も紅葉してくれました。

三本の幹が合体して、小さくとも風情があります。

ちゃんと手入れをして、もっと盆栽らしく。

いえいえ、きっとこのままですね。

No.1348 便り

2018-11-20 | 


便り

最近いろいろな連絡はメールで済ますことも多いのですが、やはりこういうののは、手書きでしたいものです。

筆を持つことは直ぐにできるようにしてあるので、気持ちさえその気になれば、大丈夫ですね。

今日はちゃんと墨を摩って書きました。

書き始めると、結構長くなって、何度紙を継ぎ足したことか…。

(冒頭部分のみ)

No.1347 ビワの花

2018-11-20 | 




ビワの花

とても地味な花ですが、寒さに負けずに咲くのです。

これはご覧の通り、プラ鉢に植えた高さ1mばかりのビワの鉢植えです。

これでもちゃんと花を咲かせ、実をつけるのです。

地植えしている葉を採るためのビワは、今年は強剪定したので、花はつきませんでした。

だから、実が成るとしたら、ささやかにこの一本だけです。

大切に見守ろうと思います。

No.1346 堆肥作り

2018-11-19 | 




堆肥作り

庭でいろいろと作業するので、庭にいる時間も長いのですが、この季節、気になるのが落葉です。

昔は、拾い集めた落葉で、よく焼き芋をしていましたが、今はそうはいきません。

そこで、今年は落葉で堆肥を作ることにしました。

ここ数年は、ゴミとして捨てるか、ほぼ気にしない、として、そのまま土になってくれるのを待つか、といった具合でした。

もちろん何度もコンポストによる堆肥化を試みたのですが、うまくいったためしなし。

今年こそは、とできそうなやり方でやってみました。(ネットで良さそうな方法を見つけたのです。)

大型の植え木鉢に、底石をひいてから、古土、糠、落葉、野菜屑等、を入れることを繰り返して、鉢いっぱいに詰め込んで、水をかけて、ポリ袋で覆います。そしてそれを更に大きなプランターの上に乗せて熟成させる、という方法です。

底に穴を開けた味噌樽容器と大型丸平鉢、そして準備しておいたボカシ、後は生ごみと大量の落葉。

とにかくギューギュー詰めて、水をかけて、不織布とポリ袋で蓋をして大鉢にセットしました。

これで、来年の春までに、何度か切り返して、出来上がる予定ですが…。

とにかく、落葉はかなり減りましたから、庭がスッキリしたことだけは確かです。

No.1345 筆に筆菅を着ける

2018-11-19 | 工作


筆に筆菅を着ける

この筆、というより筆菅以外の部分は、もう何年使ったのかわからないくらい(おそらく40年くらいか!)のもので、穂の太さ3㎝、長さ10㎝、柔らかい羊毛で、水牛のだるまの、比較的大きな筆です。

少字数作を書くのに使っていたものですが、いつの間にか抜け毛も多くなり、筆菅も取れて、捨てられそうになりました。

でも、まだまだ何かに使えると思って、時々筆菅のぬけただるまの穴に指を入れたり、そのまま持って書いたりしていました。

久しぶりにこの穂だけの筆を持って書いてみようと思いましたが、その前に、切り出しナイフの具合を試すのを兼ねて、丸棒を使い筆菅を作りました。

丸棒は径12mm、長さ5㎝。これだけあれば十分。

洗った後にぶら下げられればよいので、極力短い筆菅です。

だるまの径に合わせて丸棒を削り、紐を留める溝を彫っただけですが、切れ味は上々でした。

もちろん、出来上がってから、書きましたよ。

(今、この筆を使って書いている最中です。いつか作品としてお目にかけれると思いますが…。とにかく、筆菅が邪魔にならないので、とても書き易いのです。)