海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1293 印袴

2018-09-30 | 


印袴

依頼された住所印の印袴です。

印自体は、そのまま個人情報ですので、お見せしませんが、自分らしい作になりました。

印袴を作って完成とします。

細かな筋の模様の入った茶色の千代紙と赤の色紙、厚紙、半紙、で作りました。

台風24号接近で、急に外の風が強くなってきました。

正岡子規の野分の句をバックに添えています。

(縦28ミリ✕横64ミリ)

No.1292 鍋島藩の蒸気機関車(模型)完成そして動かしてみる

2018-09-30 | 工作




鍋島藩の蒸気機関車(模型)完成そして動かしてみる

昨夜から、もうちょっと手を入れて完成です。

そして、出来たならば動かしてみなければなりませんね。

幕末維新記念館で回っていた様に、円形のエンドレスです。

幕末の佐賀で、最初の国産蒸気機関車が走った時は、きっと、さぞや喜んだことでしょうね。

そんなことを想像しながら、しばらくぐるぐる廻るのを見てから、前の模型と同じく、格納です。

これで、模型は5台目です。

No.1291 鍋島藩の蒸気機関車(模型)

2018-09-29 | 工作


鍋島藩の蒸気機関車(模型)

先日、佐賀の幕末維新記念館に行ってきました。

佐賀の「技」「人」「志」にスポットを当て、最新映像技術で紹介する、幕末維新期の偉業を体験できる施設です。

この中で、佐賀の先進性を象徴する反射炉と蒸気機関。

それを生み出した、鍋島直正の教育と賢人達。

とても面白く、またわかりやすい、映像による伝え方です。

そして、僕にとってとても印象に残ったのが、鍋島藩の作った蒸気機関車です。

帰宅してから、どうもこれが、気になって仕方がないので、写真を参考に作ってみました。

例によって、Nゲージのトレインショーティーで、ちゃんと動く様に設計しました。

昨日、まずボディの型を木材で作っておきました。

今日は、バルサ材て台の部分を作り、厚紙で型に合わせてボディを、そして、煙突等を付けて、細部の装飾を施し、色を塗って、台車に乗せれば、

ほら、この通り。

蒸気機関車の台車ならば、もっとそれらしいのですが、この際、仕方なしです。

とにかく、結構いい感じです。

(縦65ミリ、横28ミリ、高さ65ミリ 厚紙、バルサ材、プラスチック、和紙、釘、針金、ホチキスの芯、墨、絵の具 金、)

No.1290 「驢年」選ぶ

2018-09-28 | 


「驢年」選ぶ

いよいよ「もういいか!」と、予定通り書くのを止めて、残しておいたのを、一枚一枚チェックしながら、選んでいきました。

揮毫直後に、ダメなものは即ボツにするのですが、知らず知らずに、46枚も残していました。
(ちょっと残し過ぎです。)

候補作として7点選びはしましたが、書いた段階で気持ちの良かったのに決めていましたので、残りは一応観てみただけなのです。

だから、数が多くて、見るだけで時間がかかりましたが、あまり迷わずにすみました。

これで一安心。

軸装の予定です。

No.1288 版画教室にて 仮題「柿色の屋根の家」

2018-09-25 | 版画


版画教室にて 仮題「柿色の屋根の家」

昨日の版画教室。

版と手順を理解してもらうために、1版目と2版目を摺って並べたところです。

柿色の屋根は、原色の赤よりもこれくらいの方がよいかもしれません。

その1版目版目は、ステンシルです。

2版目版は、紙版です。

それにしても、広い所にこんな風に並べるのも楽しいですね。


No.1287 「驢年」

2018-09-24 | 


「驢年」

相変わらず、締め切りが近くならないと書かないもので、久しぶりにしっかり書です。

小筆は、便りを書いたりするのでよ毎日の様に使っていますが、大きい筆は二週間振りですね。

構想や草稿は既に出来ていましたから、書くだけなのですが…。

天気が悪くて筆を執る気にならなかったのです。

でも、いつまでも天気のせいにはしてはいられない時期となりましたので、朝から墨を磨って、えいやっと!これが三枚目。

乾かしているうちに、とりあえずUpです。

(画宣紙半切)
 

No.1286 「赤い屋根の家」その4

2018-09-21 | 版画


「赤い屋根の家」その4

調子に乗って、「赤い屋根の家」の別バージョンです。

家以外の所を変えてみました。

版画ですから、版さえ再度使える状態ならばまた摺ることは可能です。

ただ、紙の版ですから、少々おぼつかないのです。

あと一枚、あと一枚、とまた20枚程摺りましたが、そろそろ版が壊れてきたので、この辺で止めにしたところです。

今回は、雲と、得意の鳥を空に付け加えました。

地面にも一工夫しています。

(紙プレス版画 5色8版 はがき大)

No.1285 「赤い屋根の家」

2018-09-19 | 版画


「赤い屋根の家」

やっと完成です。

版を重ねていくのですが、どこでやめるかがポイントですね。

一応の結果を想像して、予定を立てて版を作り重ねていくのですが、当然予定通りには行かなくて、偶然に何かが起こる、そこが版画のとても面白いところです。

版画と書は、案外似ていると思っています。

この偶然性は、書にも大いに言えることで、書は、一回性の動きの中から生まれ、版画は摺りの重なりから生まれる様に思います。

この、自分の想像を超えたところに生み出される形や色が面白いのです。

これは少しだけやっていても生まれません。

やはり、たくさん書いて、いっぱい摺って、はじめて出てきてくれるものです。

だから、とにかくまず、たくさんやってみることです。

そうしているうちに、ふっと、ご褒美がもらえる様に、生まれ出てきてくれるのです。


今回の作は、空の色合い、白い壁の感じ、ドアの雰囲気、など、かなりの偶然です。

だから、9枚作りましたが、例によってみんな色合いが微妙に違います。

ただ、この微妙に、というのが大事で、版画ですから、完全に違うと、前回、前々回の様に違う作となります。


(紙プレス版画 5色8版 はがき大)

No.1284 「赤い屋根の家」途中ですが その2

2018-09-18 | 版画


「赤い屋根の家」まだ途中ですが その2

前後の版の摺り具合いによって、良い色合いになることがありますから、その段階で止めてしまえばよいわけです。

そんな感じが最近よくあるな、と思いながら、偶成を感謝して、一枚残すことにした作です。

こんなところに版画の面白さがあります。

それで、次の版を残りの9枚には重ねます。

(紙プレス版画 5色7版 はがき大)