海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1222 パネル作り

2018-06-28 | 工作




パネル作り

昨日パネルの枠となる角材を購入。

早速今朝からパネル作り開始です。

ベニヤ板は既に先日切り出しましたから、各材を寸法通りに切って、ボンドと釘で接着すれば良いのです。

今回の目標は、軽さと丈夫さ、この両方。

軽くする為に、角材は杉の12×20mmを使用。

しかし、この角材でしっかりしたものにするにはちょっと工夫が必要です。

とにかく先ずは、寸法通り正確にしかも直角に切らなければなりません。

先ず、治具から作らねばと思いましたが、良い道具があるのを思い出して、使ってみました。

上の写真は、45度切りのための道具ですが、角度を変えることが出来るのです。

もちろん90度で、簡単に、きれいに直角、真っ直ぐに同じ長さで切断できました。

これで一気に角材を接合し、ベニヤ板を角材に合わせてボンド着けて釘で打ち付ければ、形は出来上がりです。角には直角の補助具を噛ましています。

ただ、まだボンドが乾いてから、どれだけしっかりとしているものか。ぐらつくようなら、もう一工夫必要です。

(1360×700mm)

No.1221 小篆で…

2018-06-26 | 


小篆で…

成人講座用の参考作、「小篆で氏名」です。

初めて小篆を書くという人が大半なので、基本に忠実に…。

画数のとても多い人は大変です。

でも、逆に少な過ぎるのも難しい。

実は両方の人がいまして、こちらとしては実に楽しい。

皆さんとても熱心です。

人生において僕より先輩の方達ですから、新しいことに挑戦するその意欲に感服させらてます。

(半紙、部分)

No.1220 ベニヤ板を切る

2018-06-22 | 工作


ベニヤ板を切る

パネルを作ろうと、久しぶりにベニヤ板を切ることにしました。

ホームセンターで、2.4mm厚のベニヤ板を四枚購入。

これで、920×900mmの大きさのパネルを6枚と、1350×700mmのを1枚作ろうと思います。

先ずはベニヤ板の切断です。

これをやらなくては始まりません。

しかし、薄くてもベニヤ板を切るのはなかなか難しいのです。

オンボロノコギリで真っ直ぐにというのは結構骨が折れます。

ただ今回は、この為に、ゼットソーを購入していました。

普段使っているのはかなり切れ味が悪くなっています。

プロの大工さんが使っているのを見て、次に鋸を買う時は、と思っていました。

そして、今回初めて使ってみます。

ベニヤ板を一枚一枚同じ寸法で切ったつもりでも数mmの違いがどうしても出てしまいます。

しかし今日は一度ほぼ半分に切ってから、六枚まとめて重ねて切って、サイズをピッタリ合わせました。

ゼットソーすごいです。

一枚切るのはヘンな力を入れずに、あっという間ですから、ミスも少ないですね。

六枚重ねもスムーズでした。

無事に切断終了です。

No.1218 篆刻「山」

2018-06-19 | 




篆刻「山」

雨の日はこんなのがいいですね。

ツバキの枝での刻です。

石の時は印床なんて使わないのですが、木の時は安全の為に必ず必要です。

これは、学生時代から使っている印床。ケヤキの一枚板でできている工芸品といってもよいものです。

やはり、良いものは永く使えます。

印の方は単純な字をシンプルに。

(22×25mmの楕円形)



No.1217 今朝の果樹

2018-06-16 | 


我が家では、ブルーベリーが食べ頃になってきたら、夏です。

一番早く熟す品種がそろそろ食べ頃です。大粒の甘い品種。でも、鉢植えなのでほんの二房、10数粒です。

ブルーベリーの主力の木は、まだまだ緑色の実です。

ブルーベリーの良いところは、少しづつ熟してくれること。毎日食べるにはちょうど良い量の収穫ができます。

今年豊作のブラックベリーも順調に大きくなっています。

何よりも、今年上手くいっているのがブドウ(デラウェア)です。

昨年は葉を虫に食われて全滅でしたから、今年はこまめに点検してました。幸いヘンな虫にはまだ食べられていません。

途中でちゃんと実の整理もしたので、良い形で大きくなっています。

カリンは今のところ、二つ見つけています。今は葉が茂っているので、まだどこかにあるかも。

でも、カリンは少しあれば十分です。

写真撮り忘れましたが、南高梅は二つ、収穫して、頂いた立派な梅と一緒に、梅酒になっている最中です。

No.1216 はがき額

2018-06-15 | 工作


はがき額

廃材利用のはがき額です。

外壁用の板ですから、継ぎ手がちょうど内側の作品を入れる所に利用できます。

ポイントは45度の切断。

これは治具を使えばほぼ大丈夫です。

ご覧の通りにできました。

ちょっと幅が広いので、厚みはないですが、存在感がありますね。

額に負けないように、小さくても、強めの色やしっかりした形の作品が似合うかと思い、こんなのを入れてみました。

(24×29cm、杉板)

No.1214 陶印改刻「山一人」

2018-06-14 | 


陶印改刻「山一人」

ずっと前、二十数年前の陶印で、まだ手付かずのものや途中で止めてしまったもの、印としては使えないと判断したものなど、素焼きや本焼きまでのものが、実はまだまだあるのです。

たいがい、フクロウの形をしていますから、形の良いものは置き物の様にちょっと置いています。

昨日ふと手を取ったのがこれで、まだ押印した痕もありませんでした。

ちょっと押してみたら、案外使えるか、と思い、刻り直すことにしました。

しかし、硬い!

なんといっても、1200度の温度で焼いたものです。なかなか刃がたちません。

それでも何とか印刀を使って刻しました。
(少し刃が欠けたかな。)

こんな風に何年も経ってから出来上がるということもあるのです。

(長い方が約3cmの楕円形、織部釉)