「ある人」
ついに凹版、ドライポイントです!
題名を付けるのが難しいものがたくさん生まれてきますが、
これもその一つ。
線を刻していたら、こんな形になった、という感じです。
さて、この作は僕にとって、今までにない技法で作りました。
とにかく、やってみたかった技法に挑戦です。
それは凹版。
凹版を行うには、プレスという刷りの段階が必要です。
プレスの機械を買う財力も置場所もないので、
それに代わるものを工夫しなければなりません。
そこが面白いところです。
これは凹版実験の記念すべき第一号です。
紙版のドライポイント。
厚紙を印刀で引っかいて、インクをつめて
手製プレス具(機械というようなものではないので具)
でプレスしたものです。
ちょっとはっきりしないところもありますが、
なんとか形になりました。
(ハガキ大の紙、紙版ドライポイント)