海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1012 スズメバチ対策 二点

2017-09-30 | 工作


スズメバチ対策 二点 
罠と網

昨日、カリンの木の剪定しました。

剪定の時期として適当かどうかはわかりませんが、スズメバチがこの木にやって来るので、観察していると、どうやら枝の先端に止まっているのです。何をしているのかは、わかりませんが、この木の枝先が飛来の原因のようですから、剪定することにしました。

この木に巣はできていませんから、兵隊さんがどこからか飛んできて、巣の材料を採っているのか、樹液をなめているのか、枝先に付いた虫を捕っているのか、しているのでしょう。

垣根の一部でありますが、ちょうど隣家の駐車スペースと接しているので、万が一刺されたりすれば大変ですから、何とかしなければなりません。

対策として、高枝鋏で枝先をほぼ取り終えてから、まず、ペットボトルでトラップを仕掛けました。

元々この土地は、近くの林に棲んでいる虫達の通り道なのでしょう。いろいろな虫が庭にやって来ます。

しかし、ススメバチは招かざる客です。人間の都合など虫には通用しません。

一昨年もやって来たので、このトラップで捕獲しました。数十匹入ってビックリしたものです。

そしてまた、新たに、酢、焼酎、砂糖を入れて再利用ということになりました。

それからもう一つ、虫獲り網を作りました。

材料は、タマネギの入っていたネット、針金ハンガー、竹。

これで捕まえようというわけです。

百均に行けばあると思いますが、こんなものあっという間に完成です。

ちょっと危険ですが、防護をしっかりやっておけば、怖くはありません。

これで迎い撃ちます。

ハチの巣をつついたなら、大変ですが、単独でやって来るハチはそれほど攻撃的ではありません。

巣を攻撃されているのは、むしろこちらです。巣を守らなければならないのは、こっちの方なのです。

現に、剪定作業中にやって来た一匹を枝先ごと真っ二つに切ってしまいました。

枝先に夢中だったのでしょうね。

案外簡単に捕獲できそうな気もします。

ここまでの作業を終えて、また観察。

観ているとなかなか来ません。人間の動きを察知しているのでしょうか。

待ってる時は来ないのです。

一旦引き上げて、室内から観察。(窓から見える所にトラップを設置してあります。)

何匹か、枝先がなくなったので、魅力がなくなったのか?素通りで上を飛んでいきました。

そして、夕陽、暗くなって来るともう見えません。決戦は次の日に。

それはつまり今日です!

いざ、出陣!

その前に、鎧兜作らなくちゃ。





No.1011 どこからともなく…

2017-09-29 | 山頭火


書 「どこからともなく雲が出て来て秋の雲」山頭火の句

久しぶりの山頭火ですね。

いつの間にかすっかり秋らしくなっていますので、こんな句を書いてみました。

書き立てホヤホヤ、まだ墨は乾いていません。

「聴海」で摩った墨の宿墨です。

さりげなく、自分らしく。

(墨、画宣紙半折1/4)

No.1010 臨 百萬塔陀羅尼

2017-09-28 | 


臨 百萬塔陀羅尼

「百萬塔陀羅というのは、764年、藤原仲麻呂の乱平定後、称徳天皇の発願により、木造三重の小塔が一万基作られ、その中に収められた陀羅尼である。また、現存最古の印刷物として知られている。」

つまり、お経がちっちゃな塔の中に入っているのだけれど、そのお経がなんと、世界で一番古い印刷物なのです。

印刷物といっても、木版です。

縦5㎝ちょっと、横45㎝前後、文字数にして150から250字くらいの小さな巻物のような形のお経です。

無垢浄光経根本陀羅尼、自心印陀羅尼、相輪陀羅尼、六度陀羅尼、のいずれかで、各々長いものと短いものがあって、百萬の塔に収められて、諸寺に分置されたのですが、今は、法隆寺に伝来しているだけだそうです。

書の古典として、臨書の対象とはほとんどなってはいませんが、今朝は、なぜか目に留まり、書いてみたくなりました。

といっても、鉛筆です。
鉛筆による臨書なんて久しぶり~と思いながら、書きました。

あれ、いつの間にか、鄭道昭になってる!

言偏、、糸偏、草冠、女、なんかが独特でおもしろいですね。

(自心印陀羅尼 鉛筆、西洋紙、部分)

No.1009 篆刻「智」

2017-09-27 | 


篆刻「智」二つ

昨日の書「聴海」に、似合いそうな印を探したのだけれど、どうもイメージと違っていて、やはり、予告通り、刻してしまいました。

海に「海」や「海山」では重複するし、ひらがなでは合わないし、もちろん本名四字なんて論外で、結局、名の一字。ただ、大きさとイメージの合うものがなくて、ということです。

「智」だって、いっぱい有るのにも関わらずです。

探したり、悩んだりするより、作った方が早い、ということでもあります。

甲骨文の感じで、荒々しく。ちょっと大きめの白文で。

いつもとは、ちょっと違った雰囲気の雅印ができました。これから、ちょくちょく使えそうな印です。(シメシメ!)

(30㎜角と24㎜角、古い青田石)

No.1008  「聴海」

2017-09-26 | 


書 「聴海」

成人講座として、町主催の文化祭への出品準備を進めてきましたが、今週で作品の提出締め切りです。

受講の皆さんには、自宅でも書く様に勧めておいて、講師としての出品もあるので、自分が書かない訳にはいきませんね。

最近はいつも、"一枚で仕上げよう!"と、頭の中でしっかりシュミレーションしてから書くのです。この一枚に、思いを込めるのです。

これは、受講生の目の前で、手本を書く時もそうですが、集中力を要します。

この前、14人分の手本を一気に書いた時は、終わってからかなり疲れて、立ちくらみをしました。

因みに、全員違う創作の半折作品。もちろん、一枚で。


というわけで、皆さんと同じく半折の作品を、一昨夜と昨夜で揮毫しました。

一枚で、といっても、一枚で納得できることはまずありませんから、やはり、20枚ほど、用意した紙、墨が尽きるまで書いてしまうのです。

これが、書家の業、ですか。

何はともあれ、気に入ったのがいくつかできて、「よし、これだ!」というのができて、打ち止めです。

さて、どんな表具になるか、お楽しみ。

でも、印をどれにするか?

どうも今までのでは合わないか!

やはり、刻か!

(墨、画宣紙半折)

No.1006 補刀

2017-09-24 | 


篆刻 補刀「隆」

成人講座の受講生Sさんの印です。

60才台男性ですが、片手の指が不自由なもので、補刀を依頼されました。

僕は、自分で苦労して刻した最初の印ですし、そのままで充分おもしろいと思うのです。

実は、印床を使わずに片手で印を持つ方法でいつもやっているので、印床を講座当日に持参するのを忘れてしまったのです。それで、これはSさんが自宅で万力を使って刻したものです。

不便な思いをさせてしまったと反省しつつ、また、本人が読めるようにという意向ですので、補刀することにしました。

しかし、最初のイメージや刻の良い所を生かして補うのは難しいのです。

結構悩んだのですが、出来上がってみると、とても良い感じです。今までにも、きっと隆は何度か刻したことがありますが、これが一番です。

今回は合計14の印の補刀を行いましたが、お陰で良い体験ができ、勉強になりました。

No.1005 歩行器

2017-09-18 | 工作


犬用歩行器(試作第二号)

「とうちゃんは夜なべして、こんなの作ったぞ!」

もちろん、我が家の愛犬の為のものです。

はたして、喜んで乗ってくれるかな?

(個人情報ですので、これ以上は記しません。)

昨日は久しぶりにblogを更新しなかったのは、製作に時間がかかったからであります。設計、部品調達、寸法の調整、等、試行錯誤の連続でした。これはまだ、完成ではありませんが、本犬の試乗を一度だけして、再度調整してのものです。これで調子がよければ、しっかり接合して、強度を高めます。

(エンビパイプ、自転車補助輪、キャスター、マット、ボルトナット、等)

No.1004 頭の体操 その9

2017-09-16 | おもしろ印


消しゴム印 頭の体操 第九弾

簡単過ぎて、すぐにわかってしまいますね。

あと一つ、その10までおつきあい下さい。

さて、その8の答えをここで。
「またミサイル 御免被りたい!」
ただ、被りが コウモリ になっています。
駄洒落です。ご免なさい。

でも、本当にまた打ってしまいました。本当に困ったものです。

(消しゴム印、色インク、和紙はがき)


No.1003 稲

2017-09-15 | 写真


写真 稲

すっかり秋らしい風景です。

今朝、自転車で買い物に。
途中足を止めて、稲穂の垂れている姿に見入ってしまいました。

この町も田んぼはいっぱいあります。
ここから見れば、全部田んぼです。

台風18号がやって来ていますが、被害のないことを祈るばかりです。