ホテイアオイとメダカの赤ちゃん
新しいホテイアオイはとても大きくてしっかりしています。
根も立派。
こんなホテイアオイなら、しっかり卵を着けてくれます。
気温も高いので、一週間もすれば卵は孵化しますから、次々とメダカの赤ちゃんが誕生しています。
写真、よーく見なければわからないくらい小さなものです。
さて、メダカの赤ちゃんを眺めながら、考えました。
このところ毎日戦っている毛虫も蛾の赤ちゃんです。
同じ赤ちゃんでも扱いはまったく違います。
でも、生き物が子孫を残そうとしていることには違いありません。
自然の営みなのです。
人間の都合によっているのにすぎないのです。
そう考えると、せめて写真にでも撮って見ていただきましょう。
一番上は、ブドウの葉が大好きな「ブドウスカシクロバ」の幼虫。全体に毛が生えていて、毒を持ち、この毛に触れると、腫れて痛む。二、三日は痛痒い。成虫のブドウスカシクロバは、体長4㎝くらいの黒紫スマートな蛾。光に透けて見るとなかなか美しい。成虫を見つけた時は、もちろん駆除するが、…。今年は卵を産みつけた。今回は、今まさに、幼虫の毛虫を駆除していて、今日も午前中に191匹駆除。この5日間で、800くらいになった。いったいどれだけ居るのか?
二枚目は、お尻に角のある大型の青虫。これは「コスズメ」という蛾の幼虫。これはまだ小さな方で体色は緑色だが、もう少し大きくなっって次は茶色になる。成虫は、はっきり認識したことはないけれど、名の如く、スズメの小さいののような色合いの蛾。この幼虫は今回のブドウの葉の点検中に4匹駆除。これがいると一気に葉っぱは葉脈だけになる。大食漢だ。金魚の餌とした。
三枚目は、イラガの幼虫。全身イガイガのこれぞ毒虫。これはブルーベリーの葉に付く。ブドウの葉とブルーベリーの葉は直ぐ近くにあるので、毛虫探索中に、たまたま発見できた。これは実に運が良かった。卵や産まれたばかりの時は集団でいるので、この段階で駆除していれば、被害は少なくて済む。例年、ブルーベリーの実が熟す頃現れて、実を摘み取る時に腕に触れようものなら、酷いめにあう。毒虫の中でも最高ランクのヤツだ。(幸い特効薬を持っているので、直ぐに処置すれば大丈夫だが、刺されない方がもちろん良い。)今回は、卵の集団一つと小さな幼虫の集団を二つ。もちろん即駆除。
写真にはないけれど、柑橘類にいた蝶の幼虫も小さなうちに駆除できた。
今、庭でこの記事を入力しているけれど、例年ならこんな風にゆっくりはできない。なぜなら、蚊に襲われてあちこち痒くなるから。
今年はメダカのお陰で、圧倒的に蚊は少ない。
いるのはいる。蚊も子孫を残そうと血を吸いに果敢に挑んでくる。何匹かは成功して卵を産む。
しかし、ほとんどはメダカの餌となっているようだ。
メダカの赤ちゃんを見ながら、そんなことを考えた。
朝から庭で作業していると、もう正午過ぎてしまった。
なかなかもの作りはできそうにない。