海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.2582 軸装・「分入っても…」

2024-09-30 | 山頭火

軸装・「分入っても」

以前に裏打ちをしたままの水墨作を軸装しました。

例によって、天地を付けただけの簡易掛け軸です。

今回天地に使ったのは、紙袋。

厚みがあってちょうど良い色具合いでしたので、解体して切り取ったものです。

ただし、一枚ではちょっと面積不足。

色違いになりましたが、同じものがあったので、天地別々の色になりました。

まあ、これもおもしろいかなと。

遊んでみました。

(半切水墨「山頭火・分入っても分入っても青い山」)


No.2539 水挿しイチジクの根が伸びたので

2024-03-10 | 山頭火

水挿しイチジクの根が伸びたので

昨年の暮れに花瓶に入れておいたイチジクの穂にしっかりと根が伸びていました。

つまり、イチジクの水挿しがうまくいっているということです。

口の狭い陶器の花瓶でしたから、中が見えず、発根の具合いを確かめることができませんでしたが、新芽の伸び具合いから、充分に発根していると信じて、取り出してみたわけです。

もう元の花瓶には入りませんから、ちょっと早いかもしれませんが土に植え替えました。

うまく土に馴染んでくれればいいのですが。

しばらく、様子見です。


No.2464 小さな版画づくり作品展より

2023-06-19 | 山頭火

小さな版画づくり作品展より

昨日無事に会期を終えて、片付け搬出をしました。

来場者約200人、この規模の展示としてはまあまあでしょうか。

ありがたいです。

今回は20作の内の四作をUPします。

上から、「連山」「立ち上が前に蹲る」「群れ」「連続する線」


No.2423 鉄道模型・ストラクチャーを作る、その1

2023-01-26 | 山頭火

鉄道模型・ストラクチャーを作る、その1

小さな鉄道模型を作っているのですが、線路と車両の準備ができたので、これから電車の走る風景作りに入ったところです。

まず風景の構想を考えて、建物を配置することにします。

小さな鉄道に見合う大きさの添え物をストラクチャーというのですが、これを一つ一つ作っていくわけです。

今回どんな風景にするのかは、出来上がってから、ちょっとビックリしてほしいので、今のところ秘密です。

とにかく、まずは建物を作るのですが、ご覧の様にかなり変形ですね。

展開図を描くのが案外面白くて、直角三角定規がとても役に立ちます。

材料は車両と同じくお菓子の箱等の厚紙です。

当然、時間がかかりそうですから、これから時々紹介することになるでしょう。


No.2281 「風の中…」

2022-03-15 | 山頭火

「風の中…」

世の中、気にかかることがいっぱいで、集中できません。

何もできない自分がもどかしいです。

久しぶりに筆をちゃんと持ったのですが、言葉定まらず、…。

結局、やはり山頭火。

「風の中おのれを責めつつ歩です。」

(半紙)


No.2257 パペット・試作2(その6)

2022-01-22 | 山頭火

パペット・試作2(その6)

目を入れてKermitの完成です。

画龍点睛といいますが、やはり、目を入れるとまるで違ってきます。

口パクと手の動きで生きものの様に見えるから不思議です。

 

とにかく、作ってみて、難しい所や改良点がわかりました。

次はもう少しうまくできそうです。

何事もやってみなければわかりませんね。

 


No.1959 豆本・おもしろ印「山頭火の世界」

2020-09-24 | 山頭火






豆本・おもしろ印「山頭火の世界」


豆本のその後です。

裏打ちで残った端切れの鳥の子紙を山折り谷折りを繰り返し、経本綴じとし、これに裏表に厚紙と千代紙で作った表紙を付けたら、本の形はできあがり。

ついでに箱も作りました。

あとは、何の本にするか。

最初の一冊は、おもしろ印で「山頭火の世界」と題して、山頭火の後ろ姿や句、関連の印を集めて押した印譜としました。

中の印が気になるかもしれませんが、ここはあくまでも「豆本」を作ったということで。

印自体は、旧作の中から集めたもので、おもしろ印で既に紹介しています。

(7.5×5㎝ 厚さ約1㎝)







No.1937 書 「この旅、…」

2020-08-28 | 山頭火


書 「この旅、…」

今年、はじめてつくつくぼうしの声を聴きました。

季節は夏の終わりなのです。

でも、毎日猛暑。

そんな中でのつくつくぼうしの声は、少し子供の頃の夏休みの終わりを思い出して、一時暑さを忘れました。

そして、つくつくぼうし、といえば、山頭火のこの句ですね。

山頭火の代表作の一つでしょう。

「この旅、果もない旅のつくつくぼうし」

(半紙 墨)