No.798 ロンドンで郊外 2016-07-29 | 版画 ドライポイントですが、 いつもの素材ではなくて、一般的な金属の板に刻しました。 刻した線の両側にめくれが出来るので、どうしてもにじみが出ます。まあ、これが金属を版としたドライポイントの特徴です。 何だか、雨に煙っているようで、雰囲気はありますね。 ロンドンの郊外。実際に見たどこかの小さな村の風景です。 (5×10.5㎝)
No.797 トンパ文字 その4 2016-07-21 | 版画 トンパ文字より、 トンパの腰に帯をして踊る人。 ちょっとデフォルメしました。 この線の滲み具合が、実にドライポイント風なのです。 色を着けるともっとおもしろくなりそうです。 (10×10㎝)
No.796 トンパ文字 その3 2016-07-20 | 版画 トンパ文字です。 今回のは、 「金色の帯を腰に巻き、天神の前で楽しく踊りましょう。この踊りが天神を喜ばせることによって、木の葉が降ってくるようにたくさんの福が授かるように祈りましょう。」 です。 舞踊の記録なのですが、ナシ族は、歌にも踊りにも巧みな民族なようです。こんな舞踊の記録がたくさん残っています。 ドライポイント、文字の周囲を塗りつぶして字を浮き立たせてみました。 ちょっと幻想的です。 (10×10㎝)
No.792 山 2016-07-08 | 版画 夏になると思い出す風景がある。 よく出かけていった場所。 ここでスケッチをした。 子どもと遊んだ。 連凧をあげた。 愛犬を走らせた。 近くの温泉にも入った。 …。 黒い大地と山と畑と空と雲の大きな風景が大好きな場所。 今、どうなっているだろうか。 きっと変わらないだろうけれど、 あの橋がなくなって、 あの道が土砂で埋まって、 あの線路が消えて、 簡単にはいけなくなってしまった。 でも、きっとまた見ることができると信じている。 人間はまた橋をかけ、道を造り、線路をひく。
No.790 トンパ文字 2016-07-06 | 版画 ドライポイントで、トンパ文字を刻してみました。 トンパ文字は、中国雲南省の奥地で今でも使われている象形文字です。少数民族、納西(ナシ)族の東巴文字なのです。 これは、「明日の夕方、川のほとりでデートしよう。」です。 象形文字ですから、なんとなくわかる様な気がしますね。 筆で書いた方が書きやすいのですが、ここはドライポイントの実験ですので、お許しあれ!