海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

陶 陶硯と水差し

2006-09-30 | 陶芸
机の上に置いて、いつも使っている硯の一つです。
10年くらい前に、平安時代の硯をまねて作ったもの。織部釉の倣猿面硯。
17センチ×10センチ。
よく磨れます。そのかわり粒子が荒い。でも、そこがまたおもしろい墨色を生みます。
変わった墨を造るときのお気に入りです。

水差しはジャガイモみたいですね。
きれいな曲線にはなりませんでしたが、
愛嬌があります。櫛でひっかいてコバルトの釉薬をアクセントに。
灰釉波文水差し。これも普段使いです。6センチくらい

食 柿の葉寿司

2006-09-28 | 
26日仕込み




創作ノートは何でもあり。食文化にも挑戦です。
昨年はじめて柿の葉寿司を作ってみて、味をしめたので、もっといい葉で沢山作るぞ、ともくろんでいたわけです。いよいよ決行。この柿の葉寿司は一昨日の作。昨夜食べてしまいましたので、写真しか残っていません。ごめんなさい。

この一年、これを作る為に、柿の木を育ててきました。いい葉を作ることが今年のテーマ。(ちょっと大げさ、でも)いい柿の葉なしには、おいしい柿の葉寿司は出来ません。まず農薬に汚染されていない葉でなければなりません。どこかのを採ってくるわけにはいかないのです。それで自分で作る。
 我が庭の柿の木は、五年前に、おいしかった柿の種を蒔いて育てたもの。まだ実をつける程ではないけれど、高さは1.5メートル、肉厚の大きな葉になってきました。無農薬で、虫が付かないようによく観察すること5ヶ月。立派な葉を沢山つけました。もうすぐ収穫と思っていました。
 ところが、先日の台風13号で、無惨にも20枚ほどを残して見るも哀れな状態に…。
でもめげない。落ちているのを拾い集め、大きくて傷の少ないものを20枚確保。焼酎で消毒の後塩漬けして一週間。
 一昨日すしめしを作り、生協のしめ鯖とこのしろを柿の葉で包んで重石をかけた。待つこと一日、これで完成。
 普通のにぎり寿司が、全く別物に変身します。おいしいですよ。お試しあれ。

 ついでに 緑釉硯型皿と灰釉むつごろう箸置き 

陶 陶印のフクロウ達

2006-09-27 | 陶芸
部屋のあちこちにころがっているフクロウさん達の一コマです。
大きいのは香合、印泥も入る。織部釉がうまくいった。
小さいのはみんな印。陶のものは最後に火の力を借りるので、予想通りに出来上がるととてもうれしい。うまくいかなくてもかわいいので捨てきれない。かくしてどんどん貯まっていくのであります。

おもしろ印 良寛さん

2006-09-26 | おもしろ印
おもしろ印 良寛さん とその使用例です。(部分ですみません)
印を真ん中にして良寛さんの漢詩を書いたものです。
2センチ×4センチの印ですから小さな作品。
この詩からこの印を思いつきましたので、僕にとっては、あって当然なのですが.
違和感ありますかねー。

書 トンパ文字

2006-09-25 | 
古代文字も大好きです。トンパ文字は、中国雲南省の少数民族、ナシ族に伝わっている象形文字。文字の中に色が入っているのでとても楽しい作品になります。筆の空き箱に三文字。なぜか「空気、太陽、歯」。これを書いたときは、歯医者に通っていたようです。8センチ×32センチ

おもしろ印 山頭火

2006-09-22 | おもしろ印
沢山刻した山頭火の中の一つです。
いろいろやってみますが、まだ納得いきません。
でも、毎度毎度違っていて楽しいです。
これ一つでもいいのですが、絵や字と組み合わせて遊んでいます。
やはり、山頭火好きですねー。
おもしろ印のブログにも、もう一つ別のを載せています。