海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1239 消しゴム版に

2018-07-31 | 版画


昨日の木片は、こういう風に使います。

この消しゴムはまだ厚みがありますから、木片を着けなくても使用できるのですが、やはりより安定してインクが付けられますし、押すのも楽です。

(昨日の版画教室にて、ミミズク 20×25mm)

No.1238 角材を切る

2018-07-30 | 版画
角材を切る パネル作りで残った角材をカットしました。 こんな小さな材も、ちゃんと役に立ちます。 一つ一つの大きさは、テキトーです。 何に使うかって? 消しゴム版画の持ち手とします。 厚みのない版画用の消しゴムに貼り付けて使うのです。 切ってから、サンドペーパーをかけて、並べたところです。 (12mm×20mmの角材、長さいろいろ)

No.1235 「挑」

2018-07-24 | 


「挑」

町教育委員会種の夏休み子供チャレンジ教室の講師として、最初に書いて見せたものです。

やはり、力んでしまいますね。

でも、テーマには沿っています。

子供達にはいろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。



(大きさは1m×1m?一人二枚、20人)


No.1233 外で書く その2ブドウ棚の下で

2018-07-21 | 


外で書く その2ブドウ棚の下で

朝からの猛暑です。

しかし、この大きさは外で書かなければ墨が飛び散りますから、やはり室外です。

外で書くのは慣れていますが、炎天下、熱中症に注意しながらの揮毫です。

といっても、依頼された同窓会の総会横断幕ですから、そんなに飛び散りません。むしろ読めるように落ち着いて…。

そろそろ一部色付き始めたブドウ棚の下で。

(1m×1mで5文字別々に)

No.1232 枠をつける

2018-07-20 | 


枠をつける

裏打ちの後にパネルに張り込み、そして枠をつけたところです。

パネルの厚みが27mm(ベニヤ板の厚み+角材)しかないので、厚みを加えるためです。

もちろん、手作り。

またもや廃材利用です。

外壁に使った塗装済の残りものです。

今回は四角を45度で合わせることにしました。

ちょっと難しい加工でしたが、無事完成です。

厚さ70mmの枠がついて、グレードアップです。

(部分)

No.1231 裏打ち

2018-07-18 | 


裏打ち

やっとここまできました。

裏打ちです。

今回はちょっと難しいのです。

というのも、自宅での全紙大(135cm×70cm)の裏打ちはやった記憶がないからです。

僕の作品は、全紙以上の大きさがあたり前で、3尺×6尺(90cm×180cm)を連ねるなどということもよくあったのです。

しかし、今までの表具作業は、職場の教室です。

今更ながら、ありがたいことですね。

さて、何が問題かというと、裏打ちの作業台、作品本紙を広げて、水を打って伸ばして、裏打ち紙を糊で貼るという作業をする広いデコラ板の台、がないのです。

小さな作品なら、コタツの天板やテーブル、机なんかでできます。

退職後ももちろん自分で裏打ちしていましたが、皆コタツ板の上で作業できる大きさであったわけです。

それで、まずデコラ板の代用品を考えました。

・ベニヤ板・ベニヤ板にペンキ塗り・ベニヤ板に鳥の子張り・杉板テーブル・デコラ板のドア…。

いろいろとやってみましたが、どれもうまくいきません。

特に、頭の中ではできそうだったデコラ板のドア、重力には勝てず、惜しくも断念。

結局、二階の押入れの引き戸がデコラ板だったので、外して作業台として使用。

作品本紙のシワさえちゃんと伸びれば、後は慣れたものです。

きれいに仕上がりました。

(何度も作業台を試したので、作品本紙の中国本画箋紙は水を吸ったり乾いたりを繰り返しましたが、墨も出ず、破れもせずに済みました。)

(作品写真は部分)

No.1230 作品選びと押印

2018-07-17 | 




作品選びと押印

二日かけて30枚程残した作の中から、先ず候補作として15点を選んだ。

それなりに良い所のある作。

ただ、展示するとなれば、狙ったイメージに近い作の三点に絞りこんだ。

実は、書き終えた段階である程度はわかっているのだけれど、一応墨が乾いてから、吊り下げてみて確認しなければならない。

まあ、予定通りの三点、珍しくどれもお気に入りである。

とりあえず三点に押印することとするが、さて、どの印が作品に合うか、これまた多くの印の中からの選択である。

押印した紙を置いてみて、相性と位置を確認する。

何だかんだで、午前中かかってしまった。

でも、楽しい作業である。

(印の素材は、石、陶 、木の枝)