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「寺子屋 ぴえぬ」岡 るり子店主にインタビューしました♪

2021-02-01 10:11:11 | 紹介

~本と歩こう⑳~


こんにちは。市民レポーターの 三井玲子 (みつい れいこ)です。

 

今回は、「寺子屋ぴえぬ」店主の岡 るり子さんにインタビューしました

岡さんは、古府中町で天然酵母パン&カフェ「ピエヌ」を経営するかたわら、

寺子屋会場として店舗を無償提供しています。

※感染症対策のため、寺子屋活動は休止中(1/9現在)

―寺子屋をはじめたきっかけを教えてください。

 

3年ほど前、お店によく来ていた山梨大の男子学生から、

「このお店で、寺子屋(ボランティアの学習塾)をやってみたい」という提案がありました。

私もいい考えだと思い、お店が終わってからの時間に使ってもらうことにしました。

 

―その当時の様子を聞かせてください。

 

はじめは平日の週4日、4~5人の大学生が1人ずつ当番で指導していました。

手づくりのチラシを配ったり、私もお客さんに声をかけたりして、

10人くらいの子どもが集まりました。小学生から中学、高校生までいましたね。

 

時間は夜7時から9時まで。子どもがだれも来ない日があるといけないので、

グループでラインをつくって、保護者に来る予定を入れてもらっていました。

―子どもたちは、どんな勉強をしていましたか?

 

宿題を持ってくる子もいれば、問題集を持ってくる子もいました。

大学生がテキストを用意するのではなくて、その子のやりたいことを自由にさせていた感じです。

 

子どもたちは、「自分の家で勉強するより、(寺子屋は)集中できていい」と言っていました。

小さいきょうだいがいると、勉強するのも大変ですから。テレビやゲームもここには無いし(笑)。

大学生も「教えることが自分の勉強にもなる」と言っていたので、相乗効果があったと思います。

 

―現在の寺子屋の状況を教えてください。

 

12月まで寺子屋を開いていましたが、現在は活動を休止しています。

お子さんの安全を一番に考え、感染症対策として、やむを得ずお休みすることにしました。

受験シーズンなのに本当に申し訳ないのですが、教える側も教えられる側にとっても、何かがあるといけないので。

 

塾に通うほどの経済的余裕がないご家庭もあると思うので、感染症が落ち着いたら、そういった子どもたちへの支援も広げられるといいと思っています。

 

今はまだ再開のめどがたっていない状況なので、一日も早く感染症が収束して、また寺子屋活動ができることを願っています。(岡さん談)

NPO法人「Cafe de(カフェ・デ) 寺子屋」関連サイトもご覧ください。

 

■Café de 寺子屋

https://cafe-de-terakoya.or.jp/

■大学生がつくる Cafe de 寺子屋(クラウドファンディング:1/20終了)

https://camp-fire.jp/projects/view/360738

 

 

~本と歩こう⑳~ 『子どもたちは象をどう量ったのか?』

書影は出版社の許諾を得ています。

 

『子どもたちは象をどう量ったのか? 寺子屋の楽しい勉強法』西田知己著

柏書房 2008年

 

江戸時代の寺子屋では、どのような授業が行われていたのでしょうか?

さぼろうとする子、あくびをしている子、いたずらしている子…

当時の挿画からは、現在と変わらない子どもたちの学ぶ姿がいきいきと描かれています。

本書では、「読み書きそろばん」だけにとどまらない、理科や社会、行儀作法など、当時の豊かな学びを紹介しています。

さて、タイトル問題の答えは? ヒントは表紙の絵にあります。ぜひ正解を本書でご確認ください。

 

ご協力ありがとうございました―

 


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