◆ 自ら仕込んだおみその味は? ◆
いつもは買ってくるおみそだけど、手作りに挑戦するのも楽しそう。
市民レポーターのHAPPYランドです。
今回は、甲府市小曲町の「みそ工房」に伺って、自然の力で発酵させる無添加のみそ作りを指導していただきました。
空気中に菌の少ない冬、寒仕込がいいというおみそですが、先月の大雪のため、体験は3月17日(月)になりました。
材料の大豆は、富士山の麓、標高830mの畑で採れた緑の豆と、秋田県大潟村の干拓地で採れた白い豆、2種類の有機大豆をブレンドして使います。
磯部裕子先生が、豆を一晩水に浸し、あらかじめ大鍋でふっくらと柔らかく煮込んでおいてくださいました。
はじめに、大豆そのままの味を確認。
ほのかに甘く、皮に張りがあり、スプーンを使ってそのまま食べたくなるほどおいしい豆です
次に機械を使って茹で上がった大豆をミンチにします。
バケツ一杯の大豆を機械にかけると、次々と面白いようにミンチされた豆が出てきます。
出てきた豆を大型のパレットで受けて、こぼれないよう平らにならしました
その後、大きなタライにミンチされた豆を移し、塩を溶かした煮汁を加え、手袋をした手で一生懸命こねます
全体にまんべんなく塩が効くように、参加者みんなでこねました。
塩の粒まできれいに溶けてなじんだら、米と麹を入れて、再び混ぜます。
ここに麦も加えると、合わせみそになります。
米みそは甘みがあり、どんな具材とも相性がよいおみそ
合わせみそは風味豊かで昔ながらの味わい。ほうとうに向いています。
さらにみんなでよく混ぜて、出来上がったら、熱湯消毒した容器へ。
ここで自宅に持ち帰りました
後は熟成を待つばかりですが、その間に空気に触れるとカビが付いてしまうので、
保管前に、おみその中の空気が抜けるよう、力を入れてギュウギュウに押し込みます。
表面を平らにならし、ラップをかけたら、塩の入った袋を重しにして、
後は自然の力にまかせ、ただ待つのみ。食べられるまで、約1年かかります。
気の長いことですが、焦りは禁物。あのおいしい豆が、どんなみそに仕上がるか、今から楽しみです
(待てないときは、買うこともできます)
◇◆◇◆◇◆