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『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』~“と”の巻~

2014-03-04 14:51:27 | 育母百科

 新米ママたちに捧げるエッセイ  


市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。  

…の前に、こうふでうふふ。

“と”から始まるいいもの、みっけ。うふふのふ。

 

それはあまりにも静かに。
そして終始穏やかに。
それでいて大胆に。
いきなりのようでじんわりと。
記録的大雪はやってきました。
こうなると、犬も喜んで庭かけ回るどころの騒ぎじゃありません。
人間だって埋もれてしまいそうな積雪114センチ。
豪雪地帯でも一度にメートル級の積雪は稀だそうな。
ましてやここは甲府盆地。
手も足もでなくて当たり前。
そんな中でも前向きなモノ、みっけ!

~別に不機嫌ってわけじゃないんだが~

 

モアイもどき
そう呼んで良いそうよ。
雪かきついでの芸術に遭遇したわ
“いつも”を圧迫する大雪の中で、
その圧迫感をプシューっと抜いてしまうような芸術ね。
何を考えているのか、
どこを見ているのか
それよりも…

モアイもどきさん、あなたはどこからいらしたの?
そして、これからどこへいかれるおつもり?

 

~もしかしてお住まいはここかしら?~

近くに建築中のお城を見つけたの。
モアイもどきさんのお家、だと思う。
きっとそう。そういうことにしましょ
でもね、ひとつ、疑問があるの。
どうやって、お城に帰るのかしら。
帰るところを見てみたいもんだわね
いちいちタイヘンそうだから、毎日帰るのじゃなくて、
何日かにいっぺんかもね。
それは、雪解けのころ
モアイもどきさんも、
お城も、
一緒に、そうっと、雪の国へ、“還る”。
そうして、また、新しい冬とともに、
甲府盆地へやってくるのね。
そのときは、
犬がかけ回れるくらいの量にしていただけると助かるわ

 

うふふな“と”の付くもの、それはね…
『とうとつという名の冬の贈り物からもらった路上アートたち』
なのでした。うふふのふ。

 

それじゃ、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“と”の巻、スタートね

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   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“と”の巻~
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・とうとつに=唐突に。唐突に泣き出す。それはいつでもどこでも唐突。
たとえばそこは整骨院。唐突に「んがぁぁ、んがぁぁ、んがぁぁ…」と乳児の泣き声

どなたかがたまたま連れてきたお孫ちゃま、あるいはお子ちゃま
足腰と言わず身体中のあちこちが重くなってきた人生のベテラン諸氏が、
カーテンで仕切られた狭い空間の中で施術を受けながら半分夢心地でいると、
いい意味で場違い且つけたたましくも懐かしい肉声が、粉砂糖をまき散らしたかのように院内をスィートにする。

どんなに時代が変化しようとも、この人間の原点ともいえる音声は永久不変だろう
日々進化する若者言葉はジェネレーションギャップによって通じなくなるものだが、
この音声に限っては、ともすれば、人生のベテランであればあるほど通じる可能性が高い。
なぜなら、この「んがぁぁ」は要望がなんであるかの理解を求める前に、聞く側の本能に働きかける作用が大きいから

要望に応えてもらえるか否かはその次の段階。前述の状況での「んがぁぁ」に対する周囲の反応を台詞にするなら、
「いいもんだねぇ」「かわいいねぇ」「まるで天使だねぇ」「ずっと聞いていたいねぇ」となり、
その発言者は皆ストレスフリーの笑顔である。笑顔を返された赤ん坊の方も「おっ?あたち、喜ばれてまちゅね」と楽しくなる

要望も叶う可能性大。ところが、一日中家で母親と赤ん坊の二人きりという状況だった場合、
母親はこの唐突な「んがぁぁ」がまるで怪獣の鳴き声にも聞こえ、「えーっ!なんでぇ?もう、やだぁ!」と、
がっかり半分、持っていき場のない怒り半分のふくれっ面を返すことになったりする。

すると「おっ?あたち、怪獣だと思われてまちゅね」と赤ん坊の方も面白くなくなり、
最初の「んがぁぁ」と意味合いの違う「んがぁぁ」を倍返ししてくる。そして、夜、七人の敵と戦って
やっと帰宅したパパはここでまた母子双方のストレスの挟み撃ちでおもてなしされることとなる。

要するに、赤ん坊は泣くのが仕事
その仕事のクセを母親が頭だけでなく全身でガッテンできればいい。
コツはベテランを見習って気長に。これのみ。
そうすれば、怪獣の鳴き声もやがては天使の歌声になる日がやって来るのだ

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから。

 

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