きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

自己記録

2010-10-24 | 散歩
ここ数年、月に2~3回程度のペースでプールに行っています。
特にスクールなるところに通うでもなく、どこかのクラブに属するということもなく、プールに行っても水中を漫然と歩き、ヘラヘラと泳いで1時間程度で帰ってくるというものですが。

私のお気に入りのプールは、横浜国際プールです。
国際大会も開催されるという本格仕様のプールです。

写真1. 横浜国際プール


さて、そこで「短水路記録会」なるイベントが開催されるというので、参加してみることにしました。
なにせ自分の水泳の記録など、学生時代に水泳部にいたわけでもないので計ったことなどありません。
国際規格のプールで記録を計ってもらえるなんて・・・・
というわけです。

初めての参加なので、何も分からず不安でしたが、とりあえず25mと50mの自由形2種目にエントリーしました。

朝8時45分から開会式があり、この記録会に関する説明も行うの初参加の人は必ず出席してね、ということでしたが、説明はあっさりしたもので不安は増すばかり。

記録会の最初の種目は200m個人メドレー。
競技順は女子→男子の順に行われます。
女子は14組、男子は18組です。
その組分けは原則として年齢順のようで、最初の組は小学生低学年と思われる女の子たち。親御さんの声援がものすごい!

そうです。この記録会は年齢制限はありません。
しかし、参加者のほとんどは小・中・高校生という感じ。
それも大半はスイミングスクールか学校の水泳部に所属しているようです。
私なんぞは年齢的にも所属的にも明らかに場違いなところに来てしまったとの後悔も。

競技の最中には「第○コースの○○さんは、スタート違反で失格です」とか「泳法違反で失格です」という場内アナウンスもあり、緊張感も高まります。
スタートは1発スタートなのでフライングは即失格です。記録会といえども記録は残りません。

200m個人メドレーの次は私がエントリーした25m自由形です。
男子のレースは全部で6組。
やはり年齢順の組分けのようで、控え場所でやっと同年齢層の方の姿を見かけて安心することができました。

さて結果です。
フライングを気にするあまり、思いっきりスタートが遅れてしまいました。
記録は17秒21。
自己新記録です。
って、計時は初めてですからあたりまえです。

25mの4泳法の競技が終わって、次は50mです。
50m自由形はエントリー数が多く、男子のレースは全部で35組。
私の組はその終わりの方。
初めの組は小学生たちで、組が進むと年齢も上がり、それつれタイムも良くなってきます。

そうそう、タイムは名前とともに電光掲示板に表示されるんです。
私の名前も表示されました。
こんな経験も初めてのことです。

写真2. 電光掲示板


タイムのピークは高校生・大学生あたりの組でしょうか。
その後、社会人の組になるとタイムが落ちてきます。

そしていよいよ私の組。
もちろん社会人メインの組でした。
スタートはまたまた失敗。
「フライング恐怖症?」
こんなにも自分がチキンハートだったとは。

さらにターンも失敗。
(短水路なので50mでもターンがあるのです)
で、記録は40秒22。
密かに狙っていた30秒台はかないませんでした。
スタートとターンが悔やまれます。
実は上の写真は私の結果を写したものです。

写真3. 私の雄姿?

カミさんが撮ってくれました。(写真2も)
一番奥、1コースを泳いでいるのが私。
この組みのトップは6コースの方だったのですが、うまくフレーム外に逃がして私が先頭のように写っています(笑)。

さて、泳いだ後はどうするか、どうなるか。
私自身、ゴール直後は電光掲示板を確認する余裕もなく、自分のタイムは分からないまま更衣室に向かってしまいました。

自分のタイムの確認は、受付付近のロビーに掲示される記録一覧で確認するのです。
終了したレースから順次掲示されていました。
そこで自分の記録を確認します。
さらに、ハガキ大の「記録証」が発行されます。
記録証はロビーに置かれた机の上に並べて置かれていますので、自分のものを見つけたら勝手に取っていくというシステム(?)です。
こういう「システム」の説明も無かったんです。

さて、若い人たちのレースは関係者の応援の声も大きく白熱していましたね。
応援する中から「○○ちゃん、自己記録更新だ」という声も聞こえました。
この中から、将来の水泳ニッポンを背負っていく選手が1人でも多く出てくれるとうれしいですね。

一方、朝のウチは「ご同輩」を見かけることもなく不安でしたが、実際のレースでは60歳台、いや70歳台と思われる方もいらしゃったので安心しました。
なにはともあれ、「自己記録」というものを所有したというのは何となく嬉しいですね。

次回、また挑戦するかどうかは未定ですが。