泣いた おばあちゃん

娘の時も 結婚してからも 手にするのが 楽しみな雑誌だった…暮らしの手帖…

表紙絵から あちこちに ちりばめられた 花森安治のカット … 考え方の軸がぶれない魅力… そうそうたる方々の
随筆も質の高いものだった。

日常の暮らしを 大事にしたいおばあちゃんが 大好きな雑誌だった。

大好きなものは捨てられない。捨てないと 溜まっていく。

「暮らしの手帖」は 古くても 内容はいつみても新しい。

だから
どうしても捨てられない気持ち…

段ボールに何杯も溜まった雑誌を 息子達が中学生の頃 廃品回収にだすことに決めたものの 別れがたい。

出しながら 涙を拭いていたら おじいちやんが そんなに悲しいなら 捨てないで
取っておきなさいよ…と言って下さった。表紙絵だけをとっておく知恵はなかった。

朝ドラに とと姉ちゃんが登場…
日曜美術館に花森安治を取り上げ スポットライトが当たっている、暮らしの手帖…

この頃は 本屋で立ち読み…

ピカピカ

鍋の中の煮豆が ピカピカ…

ことこと 豆を炊くのが大好きで 趣味の域…



コンサートに花を添える花束の用意が出来なくて
煮豆を届けたことがあった。
お花よりも
先生のおまめがずっと嬉しい!!

それからの コンサートには 豆を炊いて 届けている。

自宅ではあまり食べないけれども おばあちゃんの 豆を待っていてくださる方があちこちにいる。

食卓に 箸やすめの一皿があると 豊かな食卓になる。

種は毒

狭い所に 一袋の種を蒔いたモロヘイヤ… 脇芽が次々に伸びてきて もう何度も収穫した。

茹でて 小さく切ると ねばねば とろとろ… ごま和えも美味しい。

昨日の まいちゃんと一緒の朝食に 油揚げと 茹でて叩いたモロヘイヤを入れた味噌汁をつくる。





モロヘイヤは ほうれん草の二倍の栄養を含む…夏ばて防止の野菜…と聞く。

モロヘイヤの 種と若葉には毒があると…

間引き菜の若葉を食べた後にきいて…
間引き菜を食べたのは おばあちゃんだけだったから良かった!! と胸をなでおろす。

純白

この連休に おじいちゃんの 一周忌の
法要を 無事に済ませることができた。

この一年… 家族…姉妹…友人…知人…沢山の方々に支えて頂いて 無事に
過ごさせて頂いた。



純白のむくげが これから 三ヶ月は毎朝 新しい花を見せてくれる。

おじいちやんが植えた花も
おばあちゃんを 支えてくれている。

紅しょうが

昨年の小梅は とても良い色に漬かった。

その梅酢で 紅しょうがを作る。

新生姜を 繊維に沿って薄切り…塩漬けにして 水分をしぼって 半日 日に干す… ひたひたの梅酢に漬けて 一週間位で引き上げて 又 半日 日に干す…

それまでの梅酢は捨てて 今回は細ぎりにして 新しい梅酢に…

季節の 味仕事を楽しむ。