ありがとう

百日草は ほんとうに100日花を見せてくれた。

苗を買ったのではなく 種を蒔いて育てたものだった。

丈も150センチ位に伸びて 茎も太く
夏の猛暑にも毎日… 可愛い花が咲いた。

もう 春咲きの球根を植える時期。他の植物に席をゆずって欲しくて始末する。

咲き残りの花を切り花にして、花入れに。


始末しながら ありがとうね…と声をかける。

植え木鉢や プランター…重いものを
持つのは禁止。息子在宅の折に
あれを ここに。これを あそこに と頼む。

おばあさんになったのだから しかたがない。

新米に高菜漬け

お客さまから 新米を頂いた。

生まれたてのほやほやの新米は 日本人にとっては 稔りの秋だけのもので 下さった方のお気持ちも加味されて 本当に嬉しいもの。

そして この夏の猛暑や台風を耐えて
生まれたお米と思うと お米がいとおしい。

ご飯にほしいものは漬け物。

幸いに ちょうど漬かり具合が良い
高菜の一夜漬けがある。




早速炊きたてを漬け物で食べる。

美味しい
ご飯が美味しい。新米が美味しい。
漬け物が美味しい。しあわせ……

手もとで観察…

昨年 千日紅にすずめが沢山遊びに来たので 今年も植えてみた。

プランターの千日紅に すずめが６羽来て 細い茎につかまって 花を食べている。

すずめは警戒心が強く 物影が動いただけで飛び立つので 近くからは見られない。

花を 手もとにおいて観察…



花びらの中に 種があるのかおばあちゃんの目には見えない。

美味しいのでしょうね。きれいに食べてるよ。あちこちかじらないで お行儀よく。

観察したあとは 花入れに。

小さな花

季節の変わり目は 庭仕事が忙しい。

昨日今日 息子たちが庭仕事を手伝ってくれて 植木屋さんが入ったように綺麗になった。

100日位 毎日沢山の花を見せてくれたむくげの花も終わり むくげから剪定 が始まった。

おばあちゃんの腰を心配してくれる息子たちを有り難く思い 庭仕事には手を出さないで 台所でごちそう作りをする。

上がり口に 一輪のむくげが
そっと置かれている。花の径は4センチ。咲き残りの 小さな花を 捨てないで 拾い上げて届けてくれる息子達のやさしさに 胸がいっぱいになってしまった。

おぢいちゃんの 優しさが ちゃんと息子たちに届いていたのです。

草花が倒れていると おじいちゃんは草花を起こして 切り花にしておばあちゃんに届けて下さっていました。

忙しいおばあちゃんは 倒れているのを見ながら あとでね 後でねと何度も
そこを通りすぎていたのです。

柏ノ木の剪定で ドングリが二個ついたひと枝が ぬれ縁に置かれているのが見えたのも嬉しかった。

小さな花入れに入れて楽しむ。

落ちているドングリは拾っても 育つ過程のドングリは知らない。

おばあちゃん手作りのお昼を食べて
息子たちは それぞれの場所に帰って行った。

おばあちゃんは 小さな花とドングリと
一緒です。

夕焼け

日暮れが早くなった。戸締まりに立って きれいな夕やけに見とれる。





ぎんぎん ぎらぎら
夕日が沈む ぎんぎん ぎらぎら
日が沈む。
まっかっかっか 空の雲……みんなの
お顔も まっかっかっ………

まいちゃんが ちっちゃいときに 手遊び付で 何度も何度も歌いましたよ。

しっかり見ていた まいちゃんの手が
おばあちゃんと 同じように動き出したのが 小さな驚きだったことを 思い出した。

おばあちゃんは 嬉しくて まいちゃんは天才だぁーーと思いましたよ。