チャールズ・ジェンキンス氏の『告白』を読む。
凡庸な感想は控えるが、ジェンキンス氏が持ち帰った
何枚かの写真に写っている犬たちに注目されたい。
私たちが知っている「人間の友」ではなく、
限りなく野生に近い獣の目をした犬たちのことだ。
「社会主義国に行っておこう~!」と軽い気持ちで
友人と北朝鮮に行ったのは、もう12年も前のことで、
それなりに「観光」という名の宣伝を楽しみはしたものの、
人をまったく信じていない、唸る犬たちを見た時初めて
とてつもない違和感を覚えたのを思い出す。
人は自分をごまかしながらも生きながらえていけるが
(もちろんそれには絶望的な覚悟とあきらめが伴うことは
本書にも明らかだが)、犬は正直に置かれた環境を映し出す。
お世話になった現地の案内員さんたちやビデオ係のおじさんは
今も元気にしておられるだろうか。
凡庸な感想は控えるが、ジェンキンス氏が持ち帰った
何枚かの写真に写っている犬たちに注目されたい。
私たちが知っている「人間の友」ではなく、
限りなく野生に近い獣の目をした犬たちのことだ。
「社会主義国に行っておこう~!」と軽い気持ちで
友人と北朝鮮に行ったのは、もう12年も前のことで、
それなりに「観光」という名の宣伝を楽しみはしたものの、
人をまったく信じていない、唸る犬たちを見た時初めて
とてつもない違和感を覚えたのを思い出す。
人は自分をごまかしながらも生きながらえていけるが
(もちろんそれには絶望的な覚悟とあきらめが伴うことは
本書にも明らかだが)、犬は正直に置かれた環境を映し出す。
お世話になった現地の案内員さんたちやビデオ係のおじさんは
今も元気にしておられるだろうか。