閑話休題。
今回、ロシアに行くことになったのは、ひとえにそこに
ヴィタリー・イワノビッチがいたからだ。
《その1・起》黒幕は誰だ?
はじまりは、古い友人の音楽ライターKくんからの1本のメール。
You tubeでロシアのどえらい少年少女グループを発見したので見て!
ロシア語の名前の読み方を教えて!との内容だった。
それが、2006年9月3日のこと。
Kくんは早速ミクシィにコミュをたちあげ、彼らについての情報を
尋常ならざる勢いで収集して次々アップ。鬼気迫る集中力である。
彼らの正体はヴォロネジに拠点をおく子供ヴァラエティ・スタジオ
『ヴァルシェブニキ・ドヴァラ』(中庭の魔法使い)に所属する子ら。
映像を見ると、確かに可愛いし、曲もいい。
すぐに思ったのは、彼らのバックにいる仕掛け人は誰なのか?
ということ。表舞台に立つ人より黒幕にそそられる性分である。
9月15日
NY在住のKくんの友人から送られてきたサイトで、
その人「ヴィタリー・イワノビッチ・オソシュニク」の名前を知る。
ロシア語サイトで検索すると、ざくざくヒット。
「コムソモルスカヤ・プラウダ」ヴォロネジ版にのった写真も発見!
まだ若い。ポスト・ソ連世代だ。がぜん興味がわく。会ってみたい。
10月2日
ヴォロネジの掲示板でヴィタリーさんの電話番号とメルアドを発見。
が、「そのとき」がくるまで連絡は控えておくことにする。
この間に、ヴィタリーさんは、スタジオ責任者であるだけでなく、
作詞・作曲、ステージ演出、子供らのお世話にいたるまで、
ひとりで何役もこなしているらしいこと、
作詞を手がけるナタリアさんという人が奥さんらしいことなどを知る。
いわゆる芸能プロではないらしい。レッスン料は無料。
ロシアに数ある芸術系スタジオだが、単なる音楽教室とも違う。
「ジュニア・ユーロヴィジョン」はじめ各国の音楽祭、コンクールに
出場しているし、何よりもオリジナルの曲がいい。
だがCDが売れてるわけでも全国的に知名度が高いわけでもない。
いったいどうやって運営しているのか?国の援助があるのだろうか?
聞いてみたいことが次々浮かぶ。
11月30日
ハバロフスク・ダーチャ訪問ツアーの打ち上げ会の際
12月4日からサンクトペテルブルクに赴任するIさんに、
ヴラッド・クルツキフ(ヴァルシェブニキのソリスト)の
CD購入を依頼。それとなく布石をうっておく。
12月1日
ミクシィではやはり波及効果に限界があるため、
Kくんのブログ、Влад Крутских и "Волшебники Двора"
(ヴラッド・クルツキフ&ヴァルシェブニキ・ドヴァラ)正式発信。
素晴らしい子供たちの存在を日本に知らしめるとともに、
内容を充実させて、いずれヴィタリーさんに見てもらう、
との明確な目標をたてる。計画発進!である。
……つづく。
今回、ロシアに行くことになったのは、ひとえにそこに
ヴィタリー・イワノビッチがいたからだ。
《その1・起》黒幕は誰だ?
はじまりは、古い友人の音楽ライターKくんからの1本のメール。
You tubeでロシアのどえらい少年少女グループを発見したので見て!
ロシア語の名前の読み方を教えて!との内容だった。
それが、2006年9月3日のこと。
Kくんは早速ミクシィにコミュをたちあげ、彼らについての情報を
尋常ならざる勢いで収集して次々アップ。鬼気迫る集中力である。
彼らの正体はヴォロネジに拠点をおく子供ヴァラエティ・スタジオ
『ヴァルシェブニキ・ドヴァラ』(中庭の魔法使い)に所属する子ら。
映像を見ると、確かに可愛いし、曲もいい。
すぐに思ったのは、彼らのバックにいる仕掛け人は誰なのか?
ということ。表舞台に立つ人より黒幕にそそられる性分である。
9月15日
NY在住のKくんの友人から送られてきたサイトで、
その人「ヴィタリー・イワノビッチ・オソシュニク」の名前を知る。
ロシア語サイトで検索すると、ざくざくヒット。
「コムソモルスカヤ・プラウダ」ヴォロネジ版にのった写真も発見!
まだ若い。ポスト・ソ連世代だ。がぜん興味がわく。会ってみたい。
10月2日
ヴォロネジの掲示板でヴィタリーさんの電話番号とメルアドを発見。
が、「そのとき」がくるまで連絡は控えておくことにする。
この間に、ヴィタリーさんは、スタジオ責任者であるだけでなく、
作詞・作曲、ステージ演出、子供らのお世話にいたるまで、
ひとりで何役もこなしているらしいこと、
作詞を手がけるナタリアさんという人が奥さんらしいことなどを知る。
いわゆる芸能プロではないらしい。レッスン料は無料。
ロシアに数ある芸術系スタジオだが、単なる音楽教室とも違う。
「ジュニア・ユーロヴィジョン」はじめ各国の音楽祭、コンクールに
出場しているし、何よりもオリジナルの曲がいい。
だがCDが売れてるわけでも全国的に知名度が高いわけでもない。
いったいどうやって運営しているのか?国の援助があるのだろうか?
聞いてみたいことが次々浮かぶ。
11月30日
ハバロフスク・ダーチャ訪問ツアーの打ち上げ会の際
12月4日からサンクトペテルブルクに赴任するIさんに、
ヴラッド・クルツキフ(ヴァルシェブニキのソリスト)の
CD購入を依頼。それとなく布石をうっておく。
12月1日
ミクシィではやはり波及効果に限界があるため、
Kくんのブログ、Влад Крутских и "Волшебники Двора"
(ヴラッド・クルツキフ&ヴァルシェブニキ・ドヴァラ)正式発信。
素晴らしい子供たちの存在を日本に知らしめるとともに、
内容を充実させて、いずれヴィタリーさんに見てもらう、
との明確な目標をたてる。計画発進!である。
……つづく。