原産地は南アメリカである。1767年にフランスのコンメルソンがウルグアイで本種の白花を発見したのがヨーロッパに
伝わったはじめである。その後、1831年にはブラジルから赤紫の花がヨーロッパにもたらされた。両者は交配され、そ
れが現在のペチュニアの元となった「ペチュニア・ヴィオラセラ」である。
その後、一層に品種改良が加えられ、花の大きさは大輪、中輪、小輪、花の色は赤、赤紫、紫、青紫、白、白黄、白青、
桃など多彩で、禹長春によって八重咲きのものが作出されるなど、花容がバラエティに富むものになった。また。当初は
草丈が高く、花数が少なかったものも、匍匐性で、花数が多いものになった。本には「ツクバネアサガオ」の名称で渡来
し、寒さに弱いため専ら一年草として扱われた。雨で育成不良や、枯れる事が多々あることから人気は今ひとつだったが、
サントリーが日本の気候に適応できるよう、品種改良した「サフィニア」を出してから、人気が高まり、園芸各社で品種
改良の競争が進み、一層の多様性を深めている。現在では、特に日本において、品種改良の競争がもっとも激しいと言わ
れる種である。
ペチュニア 2018.08.11日に撮影した。
Pentax K-3Ⅱ”雅”+Pentax DA55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR REで撮影した。