キバナコスモス(黄花コスモス、学名:Cosmos sulphureus)は、キク科コスモス属の多年草または一年草。
コスモスの名を冠するが、オオハルシャギクとは同属別種にあたり互いを交配する事は出来ない。現在では日本
で広く園芸品種のひとつとして栽培されているが、一部は逸出して野生化している。
原産地はメキシコで、標高1600m以下の地域に自生する。18世紀末にスペイン・マドリードの植物園に送られ、
ヨーロッパに渡来した。日本には大正時代初めに輸入された記録が残っている。
高さは約30〜100cm。概ね60cm程度に成長するが、鉢植えやプランター向けの20cm程度に留まる矮性種も出
回っている。オオハルシャギクと比べて葉が幅広く、切れ込みが深い。また夏場の暑さに強いため、オオハルシ
ャギクよりも早い時期に花を咲かせる傾向にある。またオオハルシャギクよりも繁殖力が旺盛である為、こぼれ
種で栽培していると数年後にはオオハルシャギクを席巻してしまう。花期は比較的長く、6月から11月にかけて
直径3〜5cm程度の黄色、またはオレンジの花を咲かせる。改良種として濃い赤色の品種も作られている。花は
一重咲きと八重咲きがあるが、園芸品種として市場に出回っているもののほとんどは八重咲き。
キバナコスモス(黄花コスモス)2018.08.11日に撮影した。
Pentax K-3Ⅱ”雅”+Pentax DA55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR REで撮影した。