週末のお昼にしか提供されないお料理をいただこうと訪ねたお店が営業しておらず、「今週末に伺えばいただけるんですよね」と先日のお昼過ぎに確認したことはなんだったのかと、やり場のない怒りと不満がこみ上げてくるのですが…
お昼過ぎに予定が入っていることから他を探し回る余裕もなく、同じ施設内にある『すき焼 十二天』ってお店を選びます
店頭に置かれた冷蔵ショーケースには美しすぎるお肉がずらりと並べられていて…
如何にも高級なお肉を提供してますよって雰囲気を醸し出しているのですが、お昼にはお手頃にいただけるお料理も用意されていたのであります
6人がゆったりと座ることができる大きなテーブルへと案内されたことに恐縮しながら「すき焼き重」をお願いします
ホームページには「黒毛和牛すき焼き重」とあるのに対し、卓上に用意されたメニューでは“黒毛和牛”の文字が外されていまして…
ひょっとしたら黒毛和牛を使わなくなったのではと心配になり尋ねてみますと、全てのメニューに黒毛和牛が使われていることから敢えて表示することをやめたのだと答えをいただきます
なるほどなるほどと頷きながらも、黒毛和牛と表示することで最もお手軽にいただける「すき焼き重」ばかりに注文が集まってしまうことを避けようとした戦略であるようにも感じてしまうのは職業病なのでありましょう
そんな「すき焼き重」は薄くスライスされたお肉がお豆腐や葱などとともに美しく盛り付けられたものを想像していたのですが、玉ねぎとともに煮込まれたお肉に紅生姜が添えられたビジュアルには思わず「牛丼じゃん」と声を上げてしまいそうでありました
とは言え、割り下の甘みで引き立てられたお肉は脂身までもがおいしいお肉でありますし、無料で添えることができる生卵も黄身が濃いオレンジ色をしたこだわりを感じるものでありまして…
その濃厚な味わいとともに柔らかいお肉を堪能させていただくことができました
【すき焼 十二天】
東京都千代田区丸の内2-6-1 ブリックスクエア 3F
03-6259-1595