2010年に博多駅近くにオープンさせた『支那そば 月や』では、とんこつ文化根強い博多にあって、鶏ガラでとった上品なスープと甘みを感じる九州醤油で作るカエシを使った醤油ラーメンのお店を提供したことで多くの女性を虜にしただけでなく…
2018年にセカンドブランドとして立ち上げた『豚そば 月や』では白濁するとんこつスープではなく澄み切ったとんこつスープのラーメンを提供するなどと新進気鋭なラーメン店が今年7月に広尾に出店したとのことですのでお邪魔させていただくことにいたします
お店があるのは広尾駅2番出口から歩いて1分ほどのところに開業した複合施設“EAT PLAY WORKS”の2階なのですが…
1階にある『Blue Bottle Coffee』の脇の路地を奥へ進んだところに上階への昇り口があることから迷われる方も少なくないことでありましょう
斯く言うワタシも広尾散歩通りを15分ほどウロチョロとしてしまいましたが…
エレベーターもありますが、階段を上った先の2階には8軒の飲食店が入っていまして、一見フードコートのように思えるのですが中央部に置かれる客席は共有されるものではないようですね
そんなフロアの中ほどにあるのが目的の『豚そば 月や』
カウンター5席ほどといくつかのテーブルがあるようですが、一人でもありましたのでカウンターへと促されます
提供される商品は「豚そば」とチャーシュー麵にあたる「豚豚そば」のふた種類と、アラカルトとして「ゆでモツ」「よだれ鶏」「黒豚焼売」など5種類のみ
豚そばにはチャーシュー3枚が乗せられるだけであるとのことでしたので豚豚そばをお願いし、黒豚焼売を添えることにいたします
最近、福岡市内でもじわじわと増えつつある“清湯豚骨”の澄んだスープをひと口いただきますと、豚骨の旨みとコクが広がり、臭みではないやさしい香りが鼻から抜けていくのでありまして…
そのスープの味をストレートに味わえるようにと薬味ネギは別添えされています
そして麺
博多から取り寄せてられる麺は、博多のラーメンのための開発されたというラーメン専用小麦“ラー麦”が使われているようで…
コシがありながら歯切れが良いストレートの細麺はスープとの相性も抜群でありますし、薬味のネギと一緒に乗せられたカボスを搾ってスープに垂らすことで柑橘の香りで一層さっぱりといただくことができました
ラーメンの相方と言えば餃子
そんな固定観念があるのですが、こちらでは焼売が相方となるようで…
他店でいただくものと比べると倍くらいの大きさがある焼売はムチッとした歯ざわりでありながらもジューシーなものでありました
交通系のICカードのほかいくつかの電子マネー焼きクレジットカードのみとなっているのであります
まぁSuicaが使えることで難を逃れることができましたがそういう時代なんですね
【豚そば 月や 東京】
東京都渋谷区広尾5-4-16 EAT PLAY WORKS 2F
03-5422-8787