7月31日21時19分に読売新聞が伝えたところによると、牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーホールディングス(HD)は31日、深夜に1人勤務になっている状態を解消する方針を発表した。ただ、具体的な改善内容は今後の検討として、明言を避けた。すき家では今年4月、人手が足りず、最大で123店舗が店を開けられない状態となっていた。
外部の有識者でつくる第三者委員会が同日、「過重労働問題に対する麻痺(まひ)が社内で蔓延(まんえん)していた」などと批判する報告書を提出、報告書は、ゼンショーが2012年度以降、時間外労働などで労働基準監督署から受けた是正勧告書が64通に上っているとした。恒常的に月500時間以上働いた例や、家に2週間帰らなかった従業員がいたことも指摘した。
これは以前から再三指摘されており、専門ネットなどで月450時間残業や深夜の一人での賄いで食器の洗浄すら出来ない、強盗に狙われる、過労で倒れ救急車で病院送り、等々、悲惨な実態が次々と世間に晒されている。
筆者も2014年6月12日記事、 「外国からの移民では解決できない人材不足の深刻化 人材の養成と教育支援制度の充実を!!」でも指摘させて頂いた。
今、外食産業などでの人材難が深刻化している中、過重労働が深刻な「すき家」ゼンショーに明日はあるのか?
7月31日に、「すき家」ゼンショーは外部有識者による第三者委員会を組織し、店舗や本部などへの調査をもとに労働環境改善に関する会社への提言文書『「すき家」の労働環境改善に向けた改革の実施について』を公表し、要約すると以下の3つの方針を示している。
1 6 月2 日に7 つのすき家地域会社を設立。東京本社で2000の店舗を集中管理する体制から300程度の店舗を地域毎に管理。
2 ㈱ゼンショーにおいて労政部を社長直轄組織として独立させ、専任の労政担当を配置し、オーバーワークが発生しないよう、日単位での予実管理を徹底。
また会社とゼンショー従業員組合会(ZEAN、読みは「ゼアン」)との間で、従業員の労働時間管理を目的とした「時間管理委員会」を立ち上げ。
3 ㈱ゼンショーに常勤の監査役を置くとともに、社外取締役を招聘し、経営監視を強化。
すき家地域会社において、地域社員の登用などはすき家地域会社の社長が決裁できるよう「起案権」と「決裁権」について職務権限規程を改定しました。これにより意思決定のスピ ードを向上させる。
「すき家」ゼンショーの改革の意欲は理解できるが、具体的な方針を示すことすら出来ない無策を白日の下に曝してしまった。
この文書でも、「なお、まだ実施していない施策については9月末日までにすべて開始する予定です。改革の進捗状況は、これまでもご指導をいただいていた労働基準監督署に定期的に報告し、さらに改善を進めてまいります。」としており、残業を抑制する具体策が何もない。
まるで、STAP細胞を発表した理化学研究所が、小保方晴子博士の責任だと吊し上げて責任を逃れようとして、逆に自らの無能さや官僚体質を非難されている現状と同類に見える。
「すき家」だけではなく、外食産業などで人材難が深刻化している現状で、過重労働が深刻な「すき家」ゼンショーに明日はあるのか?このままでは、前途に明るい未来はない。
料理の商品の開発だけではなく、ロボットの導入、地域の雇用の掘り出しなど、もっと斬新なアイデアを考えるべきではないか?
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韓国サムスン電子の売り上げが大幅減少 「爆発発火する」サムスンとGALAXYの危機回避方法とは
7月31日にロイターが伝えたことろによると、韓国の大手家電メーカー、サムスン電子が発表した第2・四半期決算は、営業利益が前年同期比24.6%減の7兆2000億ウォン(70億3000万ドル)となった。営業減益は3四半期連続で、2012年第2・四半期以来2年ぶりの低水準。下期も厳しさが続くとの見方を示した。5月の販売では主力機種「ギャラクシーS5」が米アップルの「iPhone5S」に追い抜かれたのに加え、低価格の機種では小米科技など中国メーカーの勢いが拡大し、モバイル部門の営業利益は4兆4200億ウォンと、前年同期の6兆2800億ウォンから減少し、2年ぶり低水準となった。
また、外国為替も1円=10.0ウォンで、31日には一時10ウォン割れもあった。
一方、TechinsightJapanが31日に伝えたところでは、同州のメディア『KDFW FOX4』によれば、米テキサス州の13才の少女が“サムスン・ギャラクシーS4(Samsung GALAXY S4)”を使用後、電源を切ると枕の下にしのばせて眠りに落ちた後、スマホが過熱してベッドを焦がした事故が発生した。使用されていたバッテリーが、実はサムスンの純正品ではなかったとの事だが、これだけではなく、サムスン・ギャラクシー関係では、各国で同様の事故や爆発、やけどなどの被害報告があり、純正品のバッテリーを使用していた事例も多い。
「爆発発火する」サムスンとGALAXYの危機回避方法とは?
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今、外食産業などでの人材難が深刻化している中、過重労働が深刻な「すき家」ゼンショーに明日はあるのか?
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1 6 月2 日に7 つのすき家地域会社を設立。東京本社で2000の店舗を集中管理する体制から300程度の店舗を地域毎に管理。
2 ㈱ゼンショーにおいて労政部を社長直轄組織として独立させ、専任の労政担当を配置し、オーバーワークが発生しないよう、日単位での予実管理を徹底。
また会社とゼンショー従業員組合会(ZEAN、読みは「ゼアン」)との間で、従業員の労働時間管理を目的とした「時間管理委員会」を立ち上げ。
3 ㈱ゼンショーに常勤の監査役を置くとともに、社外取締役を招聘し、経営監視を強化。
すき家地域会社において、地域社員の登用などはすき家地域会社の社長が決裁できるよう「起案権」と「決裁権」について職務権限規程を改定しました。これにより意思決定のスピ ードを向上させる。
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また、外国為替も1円=10.0ウォンで、31日には一時10ウォン割れもあった。
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