その一。かつて仕事を共にした仲間からラインメールがきた。昔、彼は突然、英国本国に語学留学したことがある。終わるとバス旅で、ヨーロッパから中東へ回った。イランでのエピソードは強烈で今も忘れない。
ブログを読んだ彼は、こう書いてくれた。英国ではくしゃみ、咳すると誰彼となく、 Bress youの声をかけてくれるそうだ。いい話である。最後、入院中はあまり難しい本は読まないようにと、体を気づかってくれた。ありがたい。 Bress me please.
その二。入院して早8日目。ずっと麦飯ばかり食べてきた。エネルギー食だからと勧められたし、玄米や雑穀米なども食したことがある。だが、それは白米と混合したもの。麦飯オンリーで大丈夫ですと豪語したが、実際3,4日で根をあげた。味はともかく、匂いには飽きてしまった。情けない。
色々とやり取りの末、8日目の朝食から白米が配膳される。イメージと違ったが白いご飯。感激して、しばし見惚れました。田植えや稲刈りの経験のない男が、白米の神髄を語ることは憚れる。ともあれ、嬉しかつたことのトップにあげてもいい。鶏肉、ツナ以外のはじめての牛肉。これも嬉しいことの一つ。
その三。今日は2回目の抗がん剤投与だ。担当医がその段取りを報告しにくれた。彼女、そう二十後半から三十代の女医さん。仮に美形△○医師とする。すらりとして、マスク越しとはいえ、目の美しさは印象的だ。IDカードの写真をちらと盗み見したので、保証案件である。
彼女は美人というだけではなく、聡明であり理智的である。そして、さすが東大病院の医師としての、信頼するにたる説明をしてくれた。長くなるので、別の機会にする。そのときの彼女の眼差し、「大丈夫、あたしを見て」と、無言の演技をするドラマ女優を彷彿とさせた。
もとい。その美形△○医師がきて、たいへん厄介とされる間質性肺炎が拡がっていない、増殖していないと報告しに来てくれたのだ。凄いうれしいじゃないか。わーい、\(^-^)/
その四。最初に診察していただき、治療計画をたててくれた外来の担当医○△氏が、入院棟13Fまで 様子を見にくれた。病院の既定の挨拶なのかもしれないが、忙しいなかわざわざ足を運んでくれた(これで2回目!)。いつもの温かく丁寧な話ぶりが嬉しい。で、低迷する体調にも元気がわいてきた。
まだ少しあるが、この辺にしとく。
△上野の山は所々色づいている紅葉は博物館の北側の庭園がよろしい。
△この高層マンションの向こうにスカイツリーがそびえている。これは嬉しくない。
名前失念。
食事を美味しく食べる事は免疫力向上のためにも大事と先日のがん治療学会でも話題になっていました。応援しております。
rakitarouさまとは、思想、立場は異なりますが、いつか議論を深めたい、対決というよりも深意のところで認めあうことはできないか、そういう存在として敬意をいだいております。
医食同源にならい、さらに白米にしてもらったのに、食欲がかなり細くなり、10日ほどで5kgも体重を落としました。治療ゆえの影響でしょうね。
いましばらく病院食を続けなくてはなりません。
お医者さまとしてアドバイスがあれば、是非ともお願いいたします。
コメント、ありがとうございました。