久留里線のすぐ脇にある斎場。東京から3時間かかるゆえそこに宿泊させていただいた。
朝5時過ぎ、電車の音でめざめる。半時してふたたび近づく音がするので、窓辺から一両の車両が通り過ぎる。
意外とカラフルで可愛い印象だった。周囲を散歩したらコスモスが咲いていた。
この時季だったら彼岸花がふつうかもしれない。しかし、義父にとっては秋桜のほうがふさわしい。
なぜなら実直で飾らない性格だったからで、彼岸花はその赤い色の主張が強すぎる気がする。
なにかを感じて空を仰いだら、一羽の大きな鳥が斎場の上空を舞っていた。
白鷺だと思われるが、悠々と滑空するすがたに見惚れた。
写真をとって皆に見せ、義父の化身かもしれないと真面目な顔で言った。飽きられた反応しかなかったのは少し悔しい。
朝5時過ぎ、電車の音でめざめる。半時してふたたび近づく音がするので、窓辺から一両の車両が通り過ぎる。
意外とカラフルで可愛い印象だった。周囲を散歩したらコスモスが咲いていた。
この時季だったら彼岸花がふつうかもしれない。しかし、義父にとっては秋桜のほうがふさわしい。
なぜなら実直で飾らない性格だったからで、彼岸花はその赤い色の主張が強すぎる気がする。
なにかを感じて空を仰いだら、一羽の大きな鳥が斎場の上空を舞っていた。
白鷺だと思われるが、悠々と滑空するすがたに見惚れた。
写真をとって皆に見せ、義父の化身かもしれないと真面目な顔で言った。飽きられた反応しかなかったのは少し悔しい。