秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ〈謹賀新年・今年のうし女達〉

2012年01月02日 | Weblog
ファンヒーターの温風をコタツの中に送りこむ
〈温風パイプ〉
を購入した。目指すは電気代節約。価格も手頃。
※わたしの手頃は、2千円以内。

途中ですが、
暦は新品になり、
2012年
新年明けました。
おめでとうございます。
本年も 適当に
お付き合いの程、お願い申し上げます。

……
……
31日 娘達が帰省した。
私は仕事だったので、家に帰ると、お家に電気が点いていた。
いつもの、天然冷凍室とは違う~部屋が、温かい。

ドアを開けた。娘達の姿が?すぐに、見えない。

視線を 下に 向けて見た。

……
……
うし女 2名っ!
……
……

コタツに 同化していた。

『お帰り~~』
※声は 元気だ。何よりで…

『母ちゃん~ヤバいなあ~寒過ぎるぅ~なんもする気せん~コタツから出る気がせんわ~』
※夏でも 何も しないではないか?

今年の 娘達は
顔と両手と
〈スマートフォン〉
が コタツから、出ていた。

一見みると、
薄い電卓を必死になって、触っているように?見える。

夕食を 運んだ。
コタツの上に、全てが並んだら、
うし女達は、初めて、体を起こした。

モグモグ…
モグモグ…

『あ~お腹いっぱい~ごちそうさま~』
手を合わせる うし女2名
※礼儀は 知っていたか?

再び…
コタツと 同化した

《コタツカメレオン》か……おそるべしっ!
……
……
一夜が 明けて
元旦っ!

お昼まで 布団と同化した、次女。
会社関係の方々に、お年賀を書いている。
スノボーで遊びすぎて、パソコンで作る暇がなかったと ブツブツ言っている。

「頭いとうなってきた~!」
「もう…年賀状や…書きとうない~」
「字、まっすぐに書けん~!」

次女のブツブツを、聞きながら、
母ちゃんも 必死で年賀状を、書いていた。
これまた、野暮用続きで、年賀状を、作っていなかった。※毎年の事だけど
そこで、極めつけっ!
パソコンに対抗して、考えた、年賀状!

《芋版》

迎春を芋版で 手作り!
あとは、手書き。
これぞ、元祖
年賀状~!

二晩して、娘達は、帰っていく。

うし女の長女は
一日中…天井を見ながら寝そべり、いきなり、 障害と疾病理論を熱く…語り出した。
……
……

『母ちゃん、寝たきりの人って、絶対に背中、痛いよなあ~』
『母ちゃん、こんなにして、じーと毎日、寝たままって、たまらんなあ~』
※動けない人と 動かない自分を 一緒にするなっ!アンポンタン~!

……
……
長女が 手を使い、唯一、実行したのは、ファンヒーターの温風の先の
パイプの位置を ずらしただけだった…
※早い話しが 温度調整。

『今年は、結婚するけん~!』
と、目標だけは コタツの中から、叫んでいた。
※聞き流した。

次女も
相槌を言っていたが…※聞き流した。

帰る時、
外は 雪が少し、降っていた。

次女が
『冬の匂いするなあ~気持ちええなあ~』
と歓声を上げた。
※感性は 残っていて、母ちゃんは、何よりです。

うし女達は、帰って行った。

母ちゃんは、優しいので、次女の車に積もった、雪をホウキで取ってあげた。
小さなキズを、いっぱい付けてしまった。
私の車でないから、気にしない。

やっぱり 冬は
雪が似合う。
やっぱり 冬は
白が似合う。

季節のある この土地で
今年も
《人間》
をやってみよう。

自分の心に
まっすぐに
自分を1番
大事に してみよう

自分を愛せないと
誰のココロも
守れない…

謹賀新年
秘境という名の山村から
※キマッタ~~!


































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