吾輩は、女子である。
乾いた服を 無造作に着て、家事に邪魔な、チャラチャラの袖口のお洋服は
嫌いな女子である。
ブランドにも、流行にも、行列にも…全く関心のない、女子である。
……が
男前は好きである。
そんな、オッサン化したわたくしは、
なぜか、生け花は、大好きなのだ。流派など、無い。自己流っ!
季節ごとに、色んな花や、雑草や、木の実に囲まれる、祖谷山。
しかも タダ。
生け花をする為に、
今年のお正月。
初めて…お金を遣った。
毎年 タワワに実っていた、我が家の南天の実が、今年は
鳥に食べられたのか?全く成らなかった。
とにかく、生け花のポイントにしたかった、南天の実がない。
今までなら、家にない植物や花を頂くときは、知り合いの方々の家に行って、
「おばちゃん、一本頂戴ね~」
『あげるわ~持っていけや~』
のシンプルな会話で、交渉成立だったのだけど…
最近のわたくし…
日中は、地元にいない日が多く、夜、真っ暗になって帰るから、
集落を徘徊できない。
…で
年末は、高知に買い物に出掛け、ついでに、人生初の
『南天』
一枝を購入した。
一メートル位の長さ。南天の実は、二本位付いていた。
欲しくなかった葉っぱは、無駄に豪華に、付いていた。
《550円》
一瞬、心が悲鳴を上げた。
『高い~!祖谷にはタダでイッパイあるのに~~!』
が…切羽詰まっていたので、購入した。
こういう、一連の行動を、
《背に腹は代えられない》
と言う。※多分…?
……
……
で お正月も終わり、
それからと言うもの…
あちらこちらを、運転しながら、やたらと 南天をみつける度に
変な計算力が、身についてしまった。
山肌から、無造作に顔を出す
《南天の実》
ヨソのお宅の敷地の、デッカイ豪華な
《南天の実》
あれは…550円
これは…1100円
あれで…5500円
この固まりは~!一万円~!
なぬ~!
こっちは、二万円越える~!
……
……
他人の家に植えられている、無駄にタワワな南天の実が、
福沢諭吉先生に見えて…しまう。
おかしな…現象。
はたまた、腐って落ちかけている、
《柿》
が、
一個50円に見えてしまう…?
空き家の柿の木に、50円玉が、イッパイくっついているみたいな…?
おかしな…現象。
葉っぱビジネスで、躍進を遂げた町があるが、なんか、出来そうで出来ないみたいな…
空き家に 50円
空き家に 二万円~!
どうにかして、
現金に換えて、持ち主に届けてあげたいが…居場所が わからない。
どこに 行ってしまったの?
※ヴヴヴ星人は 土佐だ…!
マンションの室内で、トイレから出て、自分の部屋のドアが、わからなくなって
壁に爪を立てながら、夜中に立ち往生~!
深夜、壁の音を聞いた、孫達~!
『ママーあの音~怖いよ~』
『ママー泥棒~?』
親子は、得体の知れない音のするドアを、一緒に!一斉に!
開けてみた!!!
……
……
『なんぞ?どしたんぞ?』
……
……
血液型Ο型
ヴヴヴ星人が、廊下で、立っていた。
『シッコしたら、入るく、わからんようになったんじゃわ~ヘッへッ』
……
深夜の泥棒騒ぎは
解決した。
考えたら、南天の実だけでは ない。
ヴヴヴ星人は、畑の隅っこでよく、
放尿をしていた。
エコな 生活。
汲み取り代 タダっ!
……
……
やがて、村は 無くなる。
やがて、村が 亡くなる。
星がキラキラ
冬がキリーン
真昼の月
満月の月光
闇の中の 山々の稜線
マイナス4℃の
祖谷の中心で 愛を叫んでいる
吾輩は いやご(祖谷子)である。
乾いた服を 無造作に着て、家事に邪魔な、チャラチャラの袖口のお洋服は
嫌いな女子である。
ブランドにも、流行にも、行列にも…全く関心のない、女子である。
……が
男前は好きである。
そんな、オッサン化したわたくしは、
なぜか、生け花は、大好きなのだ。流派など、無い。自己流っ!
季節ごとに、色んな花や、雑草や、木の実に囲まれる、祖谷山。
しかも タダ。
生け花をする為に、
今年のお正月。
初めて…お金を遣った。
毎年 タワワに実っていた、我が家の南天の実が、今年は
鳥に食べられたのか?全く成らなかった。
とにかく、生け花のポイントにしたかった、南天の実がない。
今までなら、家にない植物や花を頂くときは、知り合いの方々の家に行って、
「おばちゃん、一本頂戴ね~」
『あげるわ~持っていけや~』
のシンプルな会話で、交渉成立だったのだけど…
最近のわたくし…
日中は、地元にいない日が多く、夜、真っ暗になって帰るから、
集落を徘徊できない。
…で
年末は、高知に買い物に出掛け、ついでに、人生初の
『南天』
一枝を購入した。
一メートル位の長さ。南天の実は、二本位付いていた。
欲しくなかった葉っぱは、無駄に豪華に、付いていた。
《550円》
一瞬、心が悲鳴を上げた。
『高い~!祖谷にはタダでイッパイあるのに~~!』
が…切羽詰まっていたので、購入した。
こういう、一連の行動を、
《背に腹は代えられない》
と言う。※多分…?
……
……
で お正月も終わり、
それからと言うもの…
あちらこちらを、運転しながら、やたらと 南天をみつける度に
変な計算力が、身についてしまった。
山肌から、無造作に顔を出す
《南天の実》
ヨソのお宅の敷地の、デッカイ豪華な
《南天の実》
あれは…550円
これは…1100円
あれで…5500円
この固まりは~!一万円~!
なぬ~!
こっちは、二万円越える~!
……
……
他人の家に植えられている、無駄にタワワな南天の実が、
福沢諭吉先生に見えて…しまう。
おかしな…現象。
はたまた、腐って落ちかけている、
《柿》
が、
一個50円に見えてしまう…?
空き家の柿の木に、50円玉が、イッパイくっついているみたいな…?
おかしな…現象。
葉っぱビジネスで、躍進を遂げた町があるが、なんか、出来そうで出来ないみたいな…
空き家に 50円
空き家に 二万円~!
どうにかして、
現金に換えて、持ち主に届けてあげたいが…居場所が わからない。
どこに 行ってしまったの?
※ヴヴヴ星人は 土佐だ…!
マンションの室内で、トイレから出て、自分の部屋のドアが、わからなくなって
壁に爪を立てながら、夜中に立ち往生~!
深夜、壁の音を聞いた、孫達~!
『ママーあの音~怖いよ~』
『ママー泥棒~?』
親子は、得体の知れない音のするドアを、一緒に!一斉に!
開けてみた!!!
……
……
『なんぞ?どしたんぞ?』
……
……
血液型Ο型
ヴヴヴ星人が、廊下で、立っていた。
『シッコしたら、入るく、わからんようになったんじゃわ~ヘッへッ』
……
深夜の泥棒騒ぎは
解決した。
考えたら、南天の実だけでは ない。
ヴヴヴ星人は、畑の隅っこでよく、
放尿をしていた。
エコな 生活。
汲み取り代 タダっ!
……
……
やがて、村は 無くなる。
やがて、村が 亡くなる。
星がキラキラ
冬がキリーン
真昼の月
満月の月光
闇の中の 山々の稜線
マイナス4℃の
祖谷の中心で 愛を叫んでいる
吾輩は いやご(祖谷子)である。