奥祖谷春点描 暮らし春 失われたむかしの風景

むかしと云ってもそんなに遠くない２００６年１０月に訪ねたＳおばさんは茅葺き民家に

修理しながらも、住んでいた

そして、今日現在も住んでいるのだが変らないのは少し年取ったＳおばさんと茅葺きの家だけ

周辺の風景は一変してしまった、それも並大抵の変りようではない、完全にむかしの風景は

根こそぎ失われてしまったのである。

木々に囲まれて、草花が咲き乱れていたみどりとそよかぜと心地よい空気の匂いは

一本の道路を抜くためにコンクリートでぬり込められた、まるで要塞のごとき風景となったわけである

当のＳおばさんはどのように思っているかは定かではないが。







２００６年１０月１１日訪ねたときの写真
































































２０１３年３月１７日撮影