秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

初秋 小さきものたち切なの初秋を生きよ

2013年08月18日 | Weblog


初秋、朝晩の涼しげな風に生き返った心地がする日々に小さき花たちは

猛暑や少雨を凌いで健気に生き延びている

もう4,5輪の花を咲かせたいものたち、まだこれから咲きたいものや

すでに咲かせて実の結実、宿根に栄養を供給するものたちなどそれぞれに

初秋の風に話しかけているのであろう

生物の営みは一瞬の停滞も無く変化しているのであろう、そのようなことを

考えながら、初秋を歩く樹林のなかに徐々に季節の移り変わりを感じて妙に

今更ながらと幸せと思うことだ

ひとのうき世も激しい変化に翻弄されている、近年に無いと称される猛暑、ゲリラ豪雨

落雷など気象変化は、目まぐるしく果てしないものとなってきた

しかし、自然界の成り行きならば詮無いことであろうが、ひとの暮らし方の行き過ぎから

自然界に多大のインパクトを与えてしまった結果、多少なりと気象条件に変化を齎したとすれば

自ら招いたものと受け容れるしかあるまい

同じような事柄が、今まさに、繰り返し蒸し返されようとしているのではあるまいか

「喉もと過ぎれば暑さを忘れる」のようにほんの数年前の原発震災の怖さをうき世は

忘れかけている過程にあるような気がする

ぼつぼつと、彼方此方から原発推進、輸出の声が揚がりだしているようだ

政府が動き出して、やがて、各社メディアが尻馬に乗っかるように世論を誘導するように

人々が気づかぬように上手く乗せられる何時ものパターンとなるであろう

延々と続き何時終わるとも判らない原発廃炉の道筋さえ、曖昧なことになっている

また、放射能汚染の実態さえ定かでない今、繰り返されることはどうなのだろう

「ひとは、今を生きる」ことが一番関心事なことなのだろう、しかも、快適にだ

ただ、生きているだけでは仕方ないわけで、絶対に快適に生きることが関心事だろう

いま、手に入れている便利さ、快適さをトーンダウンさせたくないのである

政府、電力業界、企業各社はそこを上手く利用しているわけで、経済は下向くぞ

電気料金は値上げだ、何時停電が起きるか不安定だ、企業生産が不安定だなどから

脅しに掛かり出す、すでに料金は値上がりしたように生活の快適さを脅してかかるのだ

それは、上手くひとの本質を突いたものである

ひとの本質の一つに欲望がある、此処までで良いはないのである、一時はそう思うが

一生此処までで良いと我慢出来ないのがひとの本質の欲望なのである

堪えられ無い欲望のために「喉もと過ぎれば暑さを忘れる」ことになるのであろう

何時ものパターンで何時ものように繰り返されて世のなか動いていくのでしょう

便利さ、快適さは手に入れたが、暮らしの保障の無い激しい気象変化、原発放射能に

ビクビクしながら生活していくことになったのは間違いないことでしょうね



テラオにいさん初秋の風に感じて

お盆がすぎれば、風がかわる。老婆は、はやくも肥えかりの心配をはじめ、

セミもミンミンツクツクボウが主役になってくる。

何もしなくても季節は秋にむかっている。

生き物はそれに合わせてしか生きていけない事にきずかされる。






今日の祖谷携帯写真を添えて