秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(夏風邪と神業Doctor 雨霰)

2013年08月23日 | Weblog
ガソリンの高騰がど偉い価格になっても、祖谷の村人は、絶対の絶対に
行かなければならない、場所がある。

車で片道1時間以上をかけて、絶対に行かなければならない 場所っ!

ぱ…ぱ… パチンコじゃあないよ~

びょういんなんだよぅ~!
専門の病院っ!
眼科 皮膚科 脳外科
婦人科 外科
その他 モロモロの専門外来っ

…で
この夏のワタシ
…去年と 違う…?
何を 飲んでも、試しても
一向に治らない
《カラダのダルダル病》

…で
二週間の間に
点滴 2本
O塚製薬様~
お世話に なります

…で
《神業を持つ先生》
に診て頂く為に いつものように、1時間かけて出掛け 受診する

25年の歳月を経て、待合室は 高齢化と 化していた

受付のお姉さんの、
ホウレイ線が、全てを物語っている

《神業を持つDoctor~》
に ボソボソッと 診察室から 名前を呼ばれ、ドアを開けて 中に入る

Doctorの机の上に
三枚の カルテ

看護師さんに、何か追加の指示を 出している
勿論、先に診てもらっていた、知らない患者さんの名前

その 指示を出しながら、処方箋を書く為にだけ、もう一枚の カルテに何か 書いている

看護師さんと 会話しながら、Doctorは 背中の 眼で ワタシに尋ねる~~~!

『今日はどうしましたか…?』

「一週間前から…喉が腫れて、市販の薬でもナオリマセン~」

Doctorの横顔に
律儀に 話し掛ける ワタシって ええ奴…

『ちょっと喉、見てみるわな…』

はっ 初めて
こっちを 向いたDoctor~

懐中電灯で チラッと、喉を覗いて くれた~~!
※ここで、 ワンポイントレッスン
患者は、舌を出しながら
『エ~~』
と 大きく発声します
大きく 『エ~~』と言えれば 一発クリア~お医者さんも 楽チン~

『腫れ…とんなあ…』
ボソボソと 言うDoctor~

聴診器で胸の音
クルッと ワタシが 回って 背中に聴診器

『ちょっと、横になって…』と呟くDoctor

足を 伸ばして
ベットに 横になる
素早い 患者のワタシって エエ奴

こ ここからが、
神業~!!!!

ワタシの足と お腹を
一秒の間に ワンタッチで軽く触診し、
ラストに 血圧を 測るっ!

なんちゅう スピードっ!

そして
留めは 患者自らの 処方箋~指示

『せんせいっ、抗生物質と、うがい薬、お願いしますっ』

『はい、わかりました』

点滴をして お会計は終了

背中で 患者の声を聞き
一秒で 二カ所の触診

まさに
まさに
カミワザ~Doctor

昔は
めちゃくちゃ 丁寧で、
主人の容態が、軽症の時には、神様的存在だったDoctor
きっと 高齢の患者様達で 溢れだして
開業医の時の 熱い情熱は 蒸発してしまったのか…な…?

でも
唯一の想い出 主人と 訪ねた診察室。
昔からの 看護婦さん。

……渇水な祖谷川
川で 洗濯も 出来ない位のカラッカラッな川~~

自然界には
逆らえないから
待ってみようよ
空からの 雨。

…生きることは、
大変だ

平和と言う名のもとに、権力を振りかざし、飼い殺しにされていく
それは
庶民が ココロを 病む
見えない内戦なのかもしれない

あーめん♪雨~ん♪

草 々